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organic journal

生活が楽しくなるきもちのいい " organic life " を楽しもう *

副都心線 開通につられて、ついつい・・・

2008-06-14 | 食べ物のこと
本日ついに、地下鉄副都心線開通のようです。
和光市から渋谷間、20.2キロなのだとか。
長い時間をかけてようやく完成し、明治通りもやっと
きれいになり、車も走りやすくなることだろう。
父に日のプレゼントを買いに伊勢丹に行った帰りに
地下の食料品売場をスルーしようと思いきや
ムムム・・!?前の日にTVのニュースで見たどらやきだ。
どらやきには目がない。
なんといっても一番は上野や日本橋の「うさぎや」そして
浅草「亀十」、小さい頃から馴染みのある「文明堂」もはずせない。
が、伊勢丹は限定ブランドで「御笠山文明堂」というコラボものだ。
普通は”三笠山”というのだが伊勢丹のは”御笠山”と書く。
なんでも厳選された素材を使用し、砂糖の糖度も抑えているのだそう。
生地もおいしいし当然北海道の豆の風味もなかなかなもので確かにおいしい。
こんな焼印だった。
ひとまず地下鉄にかこつけて「祝開通記念」とにこやかにいただく。




思い知った?私の魅力

2008-06-06 | 食べ物のこと
すごいタイトル!
と言っても、もちろん私のことではなく「玄米」のことだ。
常日頃、人にお勧めしているわけで、何を今さらとたしなめられそうだが
ちょっと不摂生が続き、肌にプチッと出来たり、胃の調子がイマイチだったり、
TVで自分と同じメタボリックなお腹周りのCMなんかを見ていると
どんどん過去に充分知っている別の世界に引き込まれそうで
ここは改めて続けて玄米ごはんを食べ
からだのバランスを早いうちに(早くもないが、手遅れではないので)
自分の正常に戻すことにした。
栄養や効用はさておき、私にとっては裏切らない頼りになる
さすが「発芽玄米」と言うわけで
「思い知ったか、私の魅力」と突きつけられているようだった。

先日友人から、もうすぐ7ヶ月になるベィビーちゃんに
離乳食として玄米をあげはじめたがとtelがあった。
彼女は玄米派なので、子どもにも玄米を食べさせたいとのことだった。
はじめはクリーム状のつぶし方にすることやカラは硬いので避けること
無理に食べさせようとしないことなどのアドバイスをしたら
早速、スプーンに6~7杯はペロッと食べたそうで
玄米好きみたいだとまで言っていた。
これからも家族で玄米と付き合っていくそうだ。
8ヶ月頃からはさらにおいし元気の源、野菜スープも
食べられるようになるだろう。
みんなそれぞれのライフスタイルがあり、その中で何を選んでいくか、
それがその人となると思うと、とても大きく生まれたベイビーちゃんが
今後さらに大きく丈夫で元気なおだやかな子どもになることだろうなぁと
楽しみに少し離れたところから見守っていこうと思う。


簡単玄米粥の作り方

炊いた玄米
水 玄米の10倍位

とろ火で30分位煮込み、目の細かいザルまたはガーゼなどで濾す


*胃が疲れている時や体調の悪い時などの大人にも*




胡麻団子は探仙庵

2008-05-14 | 食べ物のこと
小さい時からなぜか串団子が大好きで
いまだに時々買いたくなる。
みたらし団子、あん団子、よもぎ団子、磯巻き団子と3色団子。
どれもみんなそれぞれいいものだが
胡麻団子だけは紀ノ国屋スーパーマーケットの和菓子の
オリジナルブランドの「探仙庵」と決めている。
いや「探仙庵」は胡麻団子に限ると思っている。
もうかれこれ20年近く前から食べていることになるが
まるで飽きない胡麻団子だ。
小さめの上新粉でできたお団子が5つ、串に刺さっている。
ワンパックに3本入っているのだが、真っ黒黒の胡麻だれが
かなりたっぷり、大盤振る舞いくらいに入っている。
だからいつも最後の1つまで胡麻だれをたっぷりつけて
リッチにいただけるのがうれしい。
和三盆の入った上品な甘さで他にはない特徴のあるおいしさだと
食べる度に思う。
今日はいったいどうしたことか、胡麻だれが緩かった。
ほんのちょっとのことだけれど、胡麻の摺り方も
心なしか摺り過ぎのような気がするなどと思いながら
いつものようにスプーンで胡麻だれをすくい残らず食べる。
あぁ~、やっぱりおいしかった。





お料理の力 ! ?

2008-04-30 | 食べ物のこと
最近知りあいになった友だちに、いつもの簡単料理を
2度程食べていただいたのだが、「おいしい、おいしい」
と言ってほめてくださる。
お料理って食べてもらって「おいしい」って言ってもらえるのが
うれしくって作っていたりするので、この言葉は賛辞として
ありがたく受け取りたいところだが、私の"得意の簡単料理"を
もの凄くほめてもらっちゃうと「ホントかなぁ~?やっぱりお世辞よね」と
猜疑心フツフツ。
先日も人一倍感激している。と言うことは、つまりは
ふだん、何を食べているの?と聞いてみたくなるわけで・・。
お仕事好きで、毎日忙しい方なので、味そのものというより
食事をする時間と雰囲気を楽しめて堪能されたのだろう。
後日話してみると、レシピを見ながら自分でも作ってみると張り切っていた。
不足の調理器具を買い、しばらく(ホントはかなり暫くの間らしい)
握っていなかった包丁を使って作ってみたいのだそうだ。
恐るべし、お料理の力。
お料理って作るプロセスが楽しい。メニューや段取り、手順に
味の具合など、集中して作業ができる。
いざはじめてしまうと気分転換になり、ちゃんとした創作だ。
自分で食べておいしかったらうれしいし、食べてくれる人が
「おいしい」って言ってくれるとさらに最高だ。
お料理って人を動かす力があるのだと改めて感じる。
四つ星でも三つ星でなくっても、家庭の料理は
楽しんで作ることが美味しさにつながっていると思う。
今度彼女に会う時に"偉大なお料理のパワー話"が聞けるのを
楽しみに待つとしよう。




花のつぼみのプチヴェール

2008-04-07 | 食べ物のこと
以前にも何気なく購入したことがある「プチヴェール」
芽キャベツの柔らか盤の花びら付きのようで
まるでお花のコサージュのようでかわいかった。
茹でていただき、しっかりとした濃いめのお味だったのを覚えている。
「プチヴェール」は芽キャベツと青汁でお馴染みのケールを
掛け合わせてできた新種でれっきとした日本のお野菜だ。
長い時間をかけて開発されたそうだが、おいしいのはもちろん
使いやすく、捨てるところがなくまるごとしっかりいただける。
カルシウム、鉄分も多く含まれ、ほうれん草を上回るくらいだそうだ。
今回は黄色が鮮やかな花のつぼみ付きプチヴェールだ。
花芽の付いたものは3~4月にかけて売られるそうなので
また見つけるチャンスはあるだろう。
見てもきれい、いただいてもおいしく、からだが喜ぶお野菜は
シアワセ気分になれる。
ごちそうさまでした。





赤坂サカス& M cafe' de chaya

2008-04-03 | 食べ物のこと
ちょっと時間があったので " 赤坂サカス " を覗いてきた。
TBS周辺なのはわかっていたが、何てネーミングなんだ?と思っていたら
「サカス」は「咲かす」のことでエリア内に100本植えた桜を咲かす、
笑顔、夢を咲かすの思いが込められているのだとか。
思ったよりこじんまりしていたそのサカスのランドマークタワーである
赤坂bizタワーのB1にある「M カフェ・デ・チャヤ」が目的だった。
伊勢丹の地下にあるM デリはお惣菜の持ち帰りだけだが
それにプラス、イートインコーナーを併設したようなお店だ。
カリフォルニアテイストのマクロビオティック料理の
カフェ&デリということで、コンセプトもよかったし
それにパニーニ食べたさに行ってみた。
が、サーモンとアボカドロールとキャベツのクリームスープにする。
クリームといってもクリーミーなわけではなく、しかしコクがあって
マクロビオティックのスープとは思えず
隠し味は何だったのだろう。
お腹を空かせて行くお店ではないので、おやつにはいいだろう。
スイーツは種類が豊富で楽しめそうだ。
それにしても、あのキャベツのスープは超お勧めである。
こんな安心で楽しいお店があちこちにできると、納得のリーズナブルな
お店が増えて、私たちはさらにうれしいのだが。







甘党の祖父と駄菓子

2008-03-19 | 食べ物のこと
最近は大福やおはぎをいただいてもお上品なほどよい甘さのものが多く
時々は甘さ控えめすぎてがっかりする位のものもあり
和菓子も洋菓子も昔と比べても、ずいぶんと日本人の「甘み」の
質、好みが変化しているのだと思う。
甘党の私もさすがに若い頃のように生クリームやバターなどは
苦手になり、量もわずかでよくなってきた。
そうは言っても、お酒の飲めない甘党派としては
甘さの種類や好みが変わっても、未だに甘いものが好きだ。
そのルーツを探ってみると、どうも遺伝ではないかと思われる。
通常、魚や肉のどちらを好むかは、親からの遺伝的要素が強いらしい。
また野菜やデザートなどの甘いものに関しては
生まれてからの育った環境によると言われているのだそうだが
私の場合は恐らく遺伝だろう。さらに養育環境で磨きがかかったと思う。
25年前に亡くなった祖父が、大の甘党であった。
白い炊きたてのごはんに白砂糖をかけて食べている姿を見た時には
幼かった私もさすがにギョエッと気持ちが悪くなったものだった。
午後から彼の部屋に行くのが習慣となっていた時期があった。
甘党同士でおやつの時間を過ごすためだ。
時々祖母が、たいていは祖父自らが日本茶をいれてくれて
今では珍しい木の蓋付きの菓子器を、儀式のごとく茶箪笥の中から
ゆっくりと取り出す。
おやつの時間は駄菓子と決まっていた。
中身は前日と変わっていて、減ったところにきちんと別のお菓子が
埋まっている。
また、1人で散歩がてら近所に買いに出かけたのだろう。
祖父は昔の人にしたら長身で180cm位はあったように思う。
甘党のくせに細くておしゃれで、いつもすぐそこに出かけるにも
ハンチングキャップやニット帽とサングラス、それにステッキを
欠かさず持って出かける人だった。
そんなスマートな祖父が選んで買って来る駄菓子はいろいろで
おこし、大きい黒糖のかりんとう、栗まんじゅう、
しょうがせんべい、半月みそせんべい、
抹茶のよじれ棒(名まえがわからない)、
中があんこで回りが白い固まったお砂糖のあんこ玉、
旭豆、コンペイトー、ニッキの味のする四角いおまんじゅう、
甘納豆、あめ玉、私の好きだったタマゴボーロ、などであった。
時々デパ地下やスーパーマーケットの諸国名産のコーナーに立ち寄ると
今でも見かけ、そんな時はいつも祖父とあの、おやつの時間を想い出す。
やっぱり甘いもの好きは遺伝だろう。
彼が亡くなった時に、最後に使っていたステッキは
私のところに来ることになり、今もいる。





家で食べたいおかず

2008-03-10 | 食べ物のこと
先日の朝日新聞の記事によると「家で食べたいおかず・人気ランキング」
のNO.1は " カレー " だそうだ。
続いて肉じゃが、みそ汁、刺身とあり、20位以内には意外と
きんぴら、ひじきの煮物、おでん、ぶり大根などの和食が多く
ハンバーグ、コロッケ、とんかつ、いなり寿司などは
好きだけど作らなくなったおかずにランクインされていた。
からだを考え和食回帰もあるだろうが、家で食べるものは
やはり家庭の味の和食ものがホッできるということだろう。
以前インタビューで「死ぬ前に食べるとしたら何ですか」と聞かれ
「すいか」と答えたことがあるが、「カレー」も捨てがたかった。
ひとくちにカレーと言っても家庭でつくる昔っからの「昭和の日本のカレー」から
インド、マレーシア、タイなどお国柄のカレーや
その中でもお肉、シーフード、ベジタリアン、ビーガン対応、
はたまたスープカレーなどなど日本ってカレーの種類がもの凄く
多い国だろう。
本格的カレーもいいけれど、ちょっと安っぽい具なんか溶けてしまっているような
ものも、なかなかいい味だしてたりする。
私も平均的日本人でカレーが大好きだ。
家ではもっぱら具沢山の野菜のカレーや+お豆を入れるカレーが
多くなった。たくさん作って味が馴染んで落ちついた翌日に
いただくのも楽しみの1つだ。
今夜は久々に春野菜のカレーにしてみようか。





玄米クリスピーボール

2008-02-19 | 食べ物のこと
とても簡単なスイーツに「玄米クリスピーボウル」がある。
少ない材料で計量も面倒でなく、ただ温めて和えて丸めるだけだ。
材料の1つに "タヒニペースト" を使うのだが
今日いつものお店に買いに行くと品切れのよう。
お店の方に聞いてみると、材料の生産地が変わったらしく
味がぜんぜん違ってしまったので、お客さまからのクレームが多く
しばらく仕入れを中止し考えているとのことだった。
このタヒニペーストはメキシコやアメリカ原産の有機ゴマを
ローストしペースト状にした、言ってみればゴマバターのようなもの。
ドレッシングやごま和え、クッキーなどのお菓子にもよく使う使い慣れた
便利なゴマペーストなのだが、味が違ってしまっては困る。
いったいどこの原産になってしまったのだろうか。
毎日報道されている問題の国のものでなければいいのだが・・・。
作る時には子どもたちと一緒に丸めるのも楽しいだろう。
今回はうぐいすきな粉をまぶしたものと2種類にしてみた。
ecomacroでも作ってみよう。





玄米黒ごませんべい

2008-02-14 | 食べ物のこと
おみやげと言って買って来てくれた「玄米黒ごませんべい」。
さすがなかなかよく判っている。
この黒ごませんばいはミトクのもので
余計なものが一切入っていない私好みのお菓子だ。
お砂糖も動物性も使わずに、玄米に黒ごまを加えて焼き
玄米水あめとたまり醤油だけでシンプルに作られている、
懐かしさのある素朴で安心のおいしさだ。
ちょこっと小さめの袋で210円もリーズナブル。
が、何と言ってもこのキュートなパッケージデザインにやられた。
おせんべいとは思えない大胆なデザインとカラーリング。
黒ごまの他にも白ごま、海藻、キノアとあるがどれもみんな個性的。
それもそのはず、ミトクがマクロビオティック食品の海外輸出用に
作られた玄米せんべいだったのだ。
輸出用になった途端にこんなにおしゃれでかわいいデザインになる。
同じデザイン仲間に玄米キャンデーのシリーズもあるがこれも見逃せない。
ミトクにはバルサミコ酢の赤と大活躍の白、これがなくっちゃの粒マスタード、
お菓子作りには欠かせない玄米米あめやチャイティー、穀物コーヒーなど
結構いろいろお世話になっている。
コスメティックではオーブリーが有名だろう。
自分で買って来たものとは違って、ゆっくりいただこうと思っていたのに
口に入ったのは1枚だけだったような気がする。
なぜか中身のない袋だけがキッチンの脇にきれいに畳んで置かれていた。
気に入っているのを知っていて捨てられなかったのだろうか。






やっぱり " インカコーヒー "

2008-02-07 | 食べ物のこと
4ヶ月ぶりに青山のナチュラルハウスで ” インカコーヒー " を買った。
インカ好きの私のことを知っている友人は
きっと驚くに違いないくらい、ずっと飲んでいなかった。
別に願掛けをしていたわけではなく、買いに行けなかったり
買いたい時に売り切れていたりとチャンスがないことが続き、諦め、
そのままになっていたに過ぎない、が長過ぎた。
ようやく昨夜久しぶりに買えた。
さっそく朝、プラスチックの茶色いキャップを取ると
密閉のための厚手の銀色の蓋があり、以前はナイフなどで上手に
回りをグルリとカットしていたものだが、その銀のクズが
サラサラの粉の上に落ち、探しているうちに底なし沼のように埋もれてしまい
その度に嫌な思いをしていたのだが、そのうち
今のように改良され引っ張るペラペラのプルトップが付いたので
ゆっくり引っ張るときれいにまあるく全てが剥がせるようになった。
きっと私のように困っている人たちが多かったのだろう。
その銀色が取れると、懐かしのサラッサラの細かい茶色の粉。
マグカップを温めた後、スプーンに軽く2杯入れる。
沸騰した熱いお湯を勢いよく入れると、まるで本物のコーヒーのように泡立ち
見間違うほどルックスは似ている。
ひと口飲むと、あぁ~久しぶりの穀物コーヒーの味だ。" おいしい "
インカコーヒーはポーランド産で大麦、ライ麦、チコリの根、てん菜の根を
煎ったものが原料のノンカフェインのお茶だ。
タンポポコーヒー、穀物コーヒー、チコリコーヒー、麦芽コーヒーなど
種類もいろいろだが、コーヒーと言ってもやはりコーヒーではない。
代用品として考えるより、単に穀物のカフェインレスのお茶として
おいしくいただくのがいいだろう。
今までさんざんカフェイン入りのものを普通にからだに摂ってきているし
いくらスターバックスでデカフェを頼んだところで
これからもカフェインレスの生活にはならないだろう。
が、久しぶりに飲んだお茶の味にホッとし癒されるなんて
からだにも気持ちにも穏やかなんだと痛感する。
「お茶の時間」ってきっとそんな風にいただける飲み物なのだろう。
カフェインレス、ストレスフリーで今日もがんばろう。





冬の王様 「牡蠣」

2008-02-02 | 食べ物のこと
寒いこの季節「牡蠣料理」は冬の楽しみの1つでもある。
お鍋、牡蠣フライ、中華にも酢の物にもグラタンやパスタなど
素材を活かしいろいろに楽しめる。
家では父が好物だったので牡蠣を使ったお料理は
食卓によく出ていたが、どんなに勧められても
私は口にすることがなかった。
子どもの頃から好き嫌いはなく、お野菜もお魚もお肉もフルーツも
何でも食べられたし、友だちと同じように
「にんじん大好き」と言えるほどにんじんが好きではなかったが
嫌いで食べられないものはなかった。
ところが唯一「牡蠣」だけはグロテスクな色と形、
それに1度口にした時のあの独特の臭いと食感がたまらなく嫌で
食べている大人たちの気が知れないと本気で思っていたし
そんなにしてまで食べたいものかと半ば軽蔑していたくらいだ。
20歳も過ぎ大人になってから、どこかの定食屋さんで牡蠣フライを食べ
サクサクの衣の中に柔らかでジューシーな牡蠣との
食感がたまらなく、おソースと三位一体のハーモニーと香りに
クラクラッとしたのを今でも覚えている。
恐る恐る食べてみたものの、どうしてこんなに美味しいものを
食べられなかったのかと後悔し、食べないで過ごしてきた分の
埋め合わせをするために、これからめ一杯食べようと
意地汚く心に誓ったものだ。
もうすでに埋め合わせは完了していると思うが
気がかりなのは、本場広島の友人がご実家から牡蠣を送ってきたら
ご馳走してくれるような話をしていたはずなのだが
未だいっこうに連絡がない。
こちらから催促するのも下品だし、でもおいしい牡蠣を味わいたい。
椿も芽吹きだし春は確実に近づいて来ているというのに。
今日のところはスーパーマーケットの普通の牡蠣で満足としよう。





家庭での「食」と映画の「食」

2008-01-29 | 食べ物のこと
今週からもう2月。
年末年始の食生活は " まずまず " でよしよし、この調子
と思っていたのも束の間。
寒さのせいか、根っからの手抜き好きのせいか
簡単お鍋のバリエーションばかりにうつつを抜かしている日々を
さすがに反省している。
この日もお腹が空きすぎて早く食べたいあまりに
ただのソテー料理になってしまった。
というのも、ひも付きの大きくてフレッシュな北海道産の
ホタテを見つけたためだ。
祖母が好きだったせいか、札幌育ちで大きなおいしいホタテを
食べていたせいか大好きなのだ。
そんなわけで鯛と、先日、この冬はじめて買ったトマトと
バジルを添えてソテーし、玄米ごはんとの簡単ワンプレートディナーにした。
私はおいしいホタテを食べられて満足。
だんなさまは家でのファストフードに満足だ。
しかし心の中では簡単すぎる料理に若干気が引けているのも事実。
すると新聞で「食」にまつわる映画や企画が相次いでいるという記事を読んだ。
このところの食品の偽装や不安や不振がつのるニュースの毎日だ。
紹介されていた作品はどれもとても興味深く、早く見に行きたい衝動に駆られる。
1つは、「いのちの食べかた」というオーストリアとドイツの合作の映画で
大量に供給される肉、魚、野菜の生産現場の現実を
ただ淡々と映し出す、ナレーション・音楽なしのドキュメンタリーだ。
もうすでに上映中。
2/10~はアメリカ作品の「ファーストフード・ネイション」という
低コストを支える低賃金の労働の状況を
ハンバーガーチェーンで働く若者の視点から描く
同じハンバーガーでも「スーパー・サイズ・ミー」とは大違いのよう。
3つめは、2/2~東京・中野で「 "食べる" 映画特集」として国内外の
ドキュメンタリーと産業映画の22作品が上映される。
いろいろな角度から「食」をテーマにした作品は
これからもどんどん増えることだろう。
私の明日からの「食」を見直しつつ、これらの映画を
楽しみに見に行くことにしよう。






野菜のトマトスープ with 大豆のソーセージ

2008-01-26 | 食べ物のこと
リクエストに応えてスープを作ることになり
それもトマト缶を使用してのスープということになった。
野菜をたっぷりに今日はムール貝も入れ
おまけにはじめて買ってみた大豆で作ったソーセージ
「リンケッツ」なるものも最後に追加する。
大豆でできた「グルテンミート」は時々買うのだが
となりに置いてある「リンケッツ」には目もくれなかった。
と言うより目に入っていなかったと言った方が正しい。
で、そのスープにも入れる気はなかったのだが
ドイツ風もいいかもと味見をしてみると、ムム・・・まるでソーセージ。
昔おやつのようによく食べた魚肉のソーセージ風でなかなかのもの。
ほんとに大豆で出来ているのかしら、と感心する。
原料は大豆たんぱく、大豆油、卵白粉、三温糖、食塩で
100%植物性のたんぱく食品でコレステロールはゼロなので
食事制限のある方やビーガンの方にも安心で
楽しくおいしくいただけるものだ。
お子さんのお弁当のおかずに、お父さんのビールのおつまみに
焼いても煮込んでも炒めても便利で簡単なヘルシー食品だ。
何ともいろいろな食品、食材があっておもしろいものだ。
ボリュームスープは玄米ごはんと相性もよく
何だか " ほ~っ " とするあったか夕ごはんだった。






冬の鍋

2008-01-22 | 食べ物のこと
今の季節、旬のおいしい白菜を使った " 冬のお鍋 " をフっと思い出した。
もう何年食べていないだろうか。
祖母が好きだったので、母が時々作っていた。
祖母は手先の器用な人でずいぶんの歳になるまで
着物を縫うことを仕事にしていた。
お料理の好きな人で、味にもうるさく台所に立つことも多かった。
彼女が毎年漬けていた大根と粕のお漬け物のレシピは
唯一、嫁である母に引き継がれ、暮れになるとそのお漬け物が送られてくるのを
私のように心待ちにしている叔母たちがいる。
白菜からそんな祖母のことを思い出す。
私は母の白菜鍋を少しアレンジしたがいたって簡単。
人数に見合う鍋に(大きい土鍋だと4~5人分くらいになる)
白菜と薄切り豚肉をただひたすらサンドにしていく。
気をつけるのは、茎の方に切り込みを入れたり茎と葉っぱの方が
同じところに固まらないように重ねるだけのこと。
あいまに刻んだショウガを少し挟む。
どんどんダンダンにし、そして塩・こしょうで味を整えた
ベジタブルスープを白菜がかぶるくらいヒタヒタに入れ
最後にローリエを1枚か2枚入れて、後は蓋をして火にかけるだけ。
白菜と豚肉をただカットして入れるだけではつまらない。
お肉と白菜がくっ付いて丸くなったその塊を
ケーキのように縦にカットし、スープと一緒にいただく。
パンにもご飯にも合う超簡単でおいしいあったか料理だ。
思い出しついでに、「グルテン」を使って作ってみようと思う。
グルテンにはひき肉タイプとブロックタイプがあり
小麦・大豆などで作られた薄く味がついた植物性タンパク食品で缶詰タイプだ。
ミートボールのようにも衣をつけて揚げものにも炒め物にも調理できる。
私は今回はひき肉タイプを白菜と薄くスライスしたエリンギの間に
塗り付けるようにサンドにし作ってみよう。
出来上がってケーキのミルフィーユみたいにカットをしていただくのが
この鍋の楽しい味わい方の1つでもある。
それに今回は、気丈でいて可愛らしかった祖母との想い出をプラスして。