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Lions blog!! 2019

2017.10.24. ライオンズ2017シーズンを振り返る② ~中盤戦~

2017-10-24 23:21:22 | 日記

セリーグのCSも先ほど決着しまして、リーグ3位のベイスターズがリーグ優勝のカープを破って19年ぶりの日本シリーズへ。

カープは2位に10ゲーム差離して優勝しながらここで敗退。
いろいろ誤算はあったと思いますが、とにかく打線が打てなかったのが痛かった。
対照的にベイスターズはCSファーストステージからタイガース相手にバカスカ打ち込んでましたので、打線は好調でした。
これに加えてラミちゃんの采配も面白いぐらいに成功してましたので、まぁ完全に勢いに飲まれましたね。

ホークスファンからしたら、広島でやってくれた方が観戦に行きやすかったのに、遠い横浜ですからね…

なかなかおもしろい組み合わせの日本シリーズとなりましたが、広島市民、および全国のカープファンは10ゲーム差離して優勝しながら
日本シリーズを逃すというある意味屈辱的な敗戦となり、これはCSの制度について不満の嵐が吹き荒れそうですね…


さて、ライオンズの今シーズンを振り返る企画の2回目です。
今日は6月、7月の試合を振り返ります。
この時期のライオンズのトピックスとしては…


①増田が神宮でのスワローズ戦で9回裏に4点差を追いつかれ試合もドローに終わる
②苦手な交流戦を10勝7敗1分けの貯金3で終える
③バファローズとの3位争い勃発
④ルーキー平井の躍進
⑤外野に定着し始めた外崎にようやく当たりが出始める
⑥7月下旬から炎獅子ブーストが始まる

 

こんなとこでしょうか。
①と②は交流戦がらみなのでまとめて書きます。

毎年、交流戦が苦手なライオンズでしたが、交流戦1カード目のカープ戦こそ負け越すも、
そこからの10試合を9勝1敗1分けとブーストし、貯金を積み上げていきました。
ジャイアンツ相手にホームで3タテしましたが、この時はそのジャイアンツが泥沼の13連敗しましたからね…
あの頃の由伸監督の虚ろな表情は今でも思い出す…
で、この「1分」の原因を作ったのが増田でした。
ちなみに、この日は日曜日でサンデーウルフの日でしたが、このように大量リードしながら白星を増やせないという
かわいそうな試合が多く、本当にウルフにご飯おごったれよという状態でした。
で、増田です。
今シーズン、この試合以外でも増田が打たれるシーンが目立ちました。
参考までに増田の今シーズンと昨シーズンの成績を比較してみました。


2016シーズン
登板試合数:53
被打率:.244
被長打率:.278
被本塁打:1本
被安打:51
与四球:15
防御率:3.53




2017シーズン

登板試合数:57
被打率:.203
被長打率:.361
被本塁打:7本
被安打:41
与四球:13
防御率:2.40


被打率は下がったとは言え、長打率が1割近く跳ねあがっており、なんといっても被本塁打が1本だった2016シーズン
(ちなみに2015シーズンも被本塁打1本)から今シーズンは7本。
抑えのピッチャーがこの数字では守ってる方は気が気じゃないですし、先発ピッチャーも危なっかしくて心臓に悪いです。
来シーズンこそフォークをモノにしてほしいところですが…
フォークがだめならせめてマー君ばりのスプリットでも覚えて来シーズンに挑んでほしいです。
ストレートとスライダーだけじゃなかなかしんどいですね。
来シーズンはともみがどこまでやれるか未知数ですし、本当は大石がクローザーやってほしかったのですが、
スぺ体質なので、連投は出来なさそうですし。
増田もリリーフで活躍し始めてから結構シーズン過ごしてますので、そろそろ勤続疲労が出てくる頃です。
もう一度リリーフ陣を再構築しないといけないですね。

③についてはこの時期づらいからバファローズとの3位争いが勃発します。
バファローズとは今シーズン、ローテーションの組み合わせが
ライオンズ:裏ローテ
バファローズ:表ローテ
の組み合わせが、ヨーイドンから立て続けにありましたので、まさかのバファローズ戦5連敗からのスタート。
その後も極端な試合結果が続き、3タテするか、されるかのオセロゲームのような対戦が続きました。
とにかくこの時期はライオンズファンの誰もが
「まあ、予想通りの3位争いだな」
ぐらいにしか感じていなかったと思います。僕もその一人ですww


④についてはルーキーの平井が5月下旬から1軍に昇格すると、そこから徐々に首脳陣の信頼を勝ち取り、
シーズン終盤にかけては大事な場面での投球が続きました。
源田がルーキー野手部門の救世主だとすれば、平井は間違いなくルーキー投手部門の救世主でした。

とにかくスライダーのキレがえぐいといいますか。
右バッターは本当に打ちにくかったと思います。
来シーズンの課題はなんといっても左バッターへの攻め方。左右の被打率の違いが
対右:.216
対左:.297
と、牧田ばりの極端な数字ww
本人はもう一つ球種を増やすみたいなこと言ってましたが、
サイドハンドなのでシンカーでも覚えたら左バッター相手にも有効に使えるのかなと思います。
2軍監督が必殺のシンカーを駆使していたあの人ですが…
壊されないか心配ですww
源田がいなければ新人王候補に名乗り出てもおかしくないぐらいの頑張りでした。

⑤については、今シーズンから外野にも挑戦し、試合にも出ていた外崎でしたが、
正直、5月末までは打率.190当たりをウロウロしており、「自動アウト」状態でした。
6月に入り、ジャイアンツとの試合で満塁ホームランを放つなど、1発のあるところは見せていましたが、
それでも6月末時点の打率は.210と苦しい成績。
が、潮目が変わったのがオールスター前最後のカードとなったマリーンズとの3連戦。
この3試合で1ホーマー含む14打数8安打と打ちまくり、オールスター後もジリジリと打率を上げていきました。
とにかく、打席に粘りが出始めたのもこの時期で、ヒットにしても、シングルヒットではなく、長打が増えました。

2016シーズン
打率:.176
長打率:.294
OPS:.516

2017シーズン
打率:.258
長打率:.390
OPS:.706

昨シーズンと比較してもすべての指標で上回っています。
中盤から後半戦にかけてのライオンズ打線のキーマンでしたし、
来シーズンもこのぐらい下位打線でかき回してくれれば強力な武器となります。
どうか、今年の活躍がフロックにならないことを祈ります。

⑥については7/21のホームでのファイターズ戦から怒涛の13連勝の幕が上がりました。
この日から炎獅子ユニフォームをまとったライオンズが一気にブーストします。
なんといってもこのブーストの立役者が7/8から1軍再登録された山川の存在抜きには語れません。
が、山川が爆発しだしたのは8月に入ってから。この時期チームを引っ張ったのが7月に入って息を吹き返した浅村キャプテンが月間打率.337と打ち込むと、秋山も7月は打率.351と月間MVPも獲得。ここにおかわりが月間9ホーマーと息を吹き返したのも大きかった。
7月下旬からのブーストでバファローズとの3位争いに決着がつきましたが、
まだこの時期でもライオンズファンとしては
「3位はなんとか死守でいいよな…2位なんて無理無理。3位キープで御の字」
と、感じている方が多かったと思います。僕もその一人です(2回目)

と、こうやって振り返りますと、6月までは一進一退の展開だったなぁと思いました。
ポイントとしては苦手な交流戦を最後の最後まで優勝争いできるぐらいの成績で終え、
毎年、暑さで黒星が先行する夏場を炎獅子パワーで貯金フィニッシュできたのが大きかったのかなと思います。
まぁ、今年はちょっと冷夏でしたから、その辺もプラスに作用したのかなと思います。

さて、次回はシーズン終盤戦を振り返りますよ。

ドラフトが迫ってきましたね。
誰に絞るのやら…


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