そういえばあまりここのブログで触れていなかったので、触れないわけにはいかないこと
ということで、来シーズンからMLBでもすっかり定着した感のあるビデオ判定「チャレンジ」のNPB版「リクエスト」が
2018シーズンから適用されるようですね。
ざっと大まかなポイントがこちら
①1試合につき2回まで監督が行使できるが、判定が覆れば回数が減らない
②ただし、延長戦では回数はリセットされて1回のみ
③検証時間は5分以内で、判断材料になる映像はテレビ中継のものを利用
④ストライク・ボールの判定、ハーフスイング、守備妨害・走塁妨害の有無などは適用外
⑤検証によって出た判定に異議を唱えたらその監督は退場
と、ざっと挙げるとこんなとこらしいです。
①についてはようは、2回までなら行使できますが、2回リクエストして2回とも判定が覆らないと
もうリクエストできませんよと。ただし、1回失敗して、2回目に判定が覆れば3回目もリクエストできますよと。
以降は成功し続ければ何度でもできるわけですが、延長に入ったら②のように、それまでのカウントはリセットで
「1」回ぽっきり。ということですかね。
まぁこれはこれでいいとして、現在のリプレー検証からの一番の改善点といえば、監督がリクエストを要求できるようになったことです。
今までは監督がリプレー検証を要求しても、審判団が必要ないと判断すればそのまま試合続行でしたからね。
③がちょっと曲者で、5分以内?なんじゃこりゃ?
今年の日本シリーズで本塁クロスプレーをめぐって、ものすごい長い時間リプレー検証してましたよね?
なかなか判断がつかない場面で、5分経ったら結論出てないのに切り上げちゃうんでしょうかね?w
そしたらどうするんでしょう?ww
監督同士でじゃんけんでもしますか?
テレビ中継の映像だけじゃわからない場面も出てきそうですよね…
MLBみたいに専門の検証チーム入れればいいのに、頭のお堅いNPBのお偉いさんはやりたがらないでしょうね。
④については、まぁそうですよね。
ストライクゾーンとかハーフスイングまでいちいちビデオで見返していたら
試合が遅々として進まないですし、なにより審判がいる意味ないんですよね…
⑤は今までのリプレー検証で、検証結果のあとに監督が抗議してるシーンを目にしたことないので、
まぁこれは当たり前と言えば当たり前ですね。
こうやって微妙な判定に対してビデオ判定するシステムが導入されると
ベースを取って投げたりする人も今後は出てこないでしょうね。
そして、監督が抗議して退場になるシーンも減りそうです。
いやー、それもそれで良いんですがね。
内野ゴロでファースト送球の判定が微妙なシーンというのが今シーズンも結構ありましたし、
こういった場面に対してきちんとビデオ検証するのは良いと思いますが、
なんかこう、すべてがシステマティックに進むこの流れに、プロ野球が持っていた「熱さ」というものが
どんどん薄れていくのかなとも感じてしまいました。
「人間臭い」と言いますか、「人間ドラマ」が詰まっているのがプロ野球の楽しさだったりするわけで…
まあ昭和人間の小言としてスルーしてくださいなww
先日の中居くんがMCしていた珍プレー好プレーでは昔の乱闘シーンなども結構流れてましたが、
あぁいった場面というのが今後はさらに少なくなりそうです。
さすがに助っ人外人にデッドボールやったら乱闘は起こるでしょうが…
なんか、こう、昭和のプロ野球の風景がまた一つ無くなっていきそうです。
まぁこれもこれで時代の流れなんでしょうがね。
ところで、2段モーションについての話し合いはされないんですかね…??
もう、完全になかったことになってしまってますが…
今後も第2の雄星を生まないようにしてほしいものです。
明日から選手は完全オフになりますね。
1年間試合に出ずっぱりだった選手(特にWBC組)はゆっくり休んでもらって
2軍でくすぶってる若手選手は死に物狂いで野球漬けで日々過ごしてほしいものです
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