* はな わらふ *

すてきな人生のための、おぼえ書きみたいなひとりごと

幸せになろう!

2008-11-11 22:08:52 | お気に入り
リハビリテーションの専門職をしていて、痛切に感じていることの1つは
「私たちが患者様を治すのではなく、患者様が治ろうとされる、あるいはよりよい生活を取り戻そうとされる、そのお手伝いしかできないのだ」
ということです。

つまり、治ることも、よりよい生活を取り戻すことも、たとえ障害が残ってしまっても幸せに生きていくことも
その患者様が望まれないのなら、決して叶うことはない、ということです。

患者様が回復する過程にご一緒させていただく中で、医療職が、その方の励みになることや新たな発見や視点を提供することができる可能性は、確かに少しはあります。
ですが、それさえ「運良くその患者様のこころの中にあった、よりよく生きたいという願いに触れることができたから」に過ぎないのであって、患者様のこころの中に「よくなりたい」「よくなるんだ」「幸せでいたい」という気持ちがあるからこそ、叶うことなのです。

ですが病気になって、闘病して、くたびれ果てて、体力も気力も落ちて、時には障害もあって、中には一生残る障害さえあったりして、
多くの患者様は、なかなか自分の現状を受け入れて一歩ずつ回復していく、などということは受け入れがたい。
時には「もう一度、幸せに生きるなんて考えられない」ということもあります。

そんな時に重要なのは、ご本人様が本来持っておられる「生き方」なのです。

病気になる前から、障害とともに生きることになる前から、「自分が人生の主人になって、自分の責任で幸せに生きる」という生き方をされていた方は、たとえ一時は打ちのめされて絶望のどん底におられても、かならず這い上がり、立ち上がって行かれます。それも、比較的早い段階から。
(もちろん、そのような状態になられてから、思わぬ底力を発揮される、というケースもあります)

病気がない段階でどのように生きていたかが、病気になったり障害が残ったりした後の人生を大きく左右する。

これはとても恐ろしいことですが
逆に考えると、病気になる前にどれだけ自分の人生を、自分の手で充実させ、幸せに生きてきたかがポイントな訳ですから、
今を存分に幸せに生きていたら、病気や障害が来てもちょっとはまし♪とも言えます。

「病気になった後のことを考えて今から準備しておく」なんて考えたら、ちょっと面倒な気もしますが、
「今をより楽しく幸せに生きる」ことでそれが叶うのですから、かえってお得じゃありません?(笑)

さらにここでポイントなのは、
「他ならぬ自分自身が、自分は幸せに生きるんだ、と決めて、それを実行する」
ということなのです。

他の人やものが自分を幸せにしてくれるのを待っていては、これは叶わないのです。

この話題は私の重要なテーマですので、今後もまた書きますね。

幸せに生きるための参考文献を1つ
「脳にいいことだけをやりなさい!」
 マーシー・シャイモフ著 茂木健一郎訳 三笠書房

今日のいいこと
 早寝
それでは皆様、おやすみなさいませ~