電影フリークス ~映画のブログ~

電影とは、映画のこと。その映画を一緒に楽しみましょう。

1971年からの嘉禾電影

2007-02-25 19:46:44 | 未整理
70年末までに【嘉禾】が発表していたのは「鬼怒川」「刀不留人」「獨臂刀大戰盲侠」「侠義雙雄」「天龍八將」「奪命金劍」の6本でした(發行含む)。
71年からは”嘉禾公主”(嘉禾の王女)苗可秀主演の「鬼流星」「金旋風」を羅維監督が2作同時に台湾で撮影を開始しています。

「鬼流星」は「神龍血掌」→「鬼影女流星」と何度か題名変更しており、これはジャンルとしては恐怖片になります。
当時の香港では恐怖映画が流行していました。例えば「鬼上身」という映画がヒットを記録しており、これが日本映画「秘録怪猫伝」で69年の大映映画でした(嘉禾配給)。

「金旋風」においても当時はヒゲのなかった馮淬帆の演技がどこか微笑ましく印象的でありました。石堅が二節棍(ヌンチャクではない)を使って謝賢に挑むなど見所も多いと思います。また、この時期【嘉禾】に加わっていた陳観泰のcameo出演シーンを探すといった楽しみ方もありますが、純粋に武侠片を楽しむべきでしょう。

この頃、前年から台湾でロケしていた黄楓監督の「奪命金劍」では、その原作者として【邵氏】「血符門」に引き続いて台湾の著名武侠小説作家である諸葛青雲を迎えていました。(未確認ですが「血符門」にも出演しているらしい。)
彼は「奪命金劍」のプロデュースも行っており映画の製作にも意欲を見せていました。

また、茅瑛や田俊はどうしていたかといいますと、羅熾監督のもとで「五雷轟頂」に取りかかっていたのでありました。


(画像は「鬼流星」ビデオパッケージ)
「鬼流星」台湾盤DVDはこちら(参考)。
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