ビリー・チョン主演の『武状元』(1980)です。
恒生影業による、とても良質なカンフー作品と思います。
冒頭、武状元の説明が入ります。
清朝末期のある晩、満州人の一人の男が、羅漢拳、北少林拳、自然拳、形意拳、八卦掌の各流派を招待し円卓を囲んでいた。
やがて誰が武状元に相応しいかとの話題になると険悪なムードになり武状元を巡る争いへと発展。
これはパーティの招待主である西嶽馬面拳高手・崗世民(ホウ・チャオシェン)が仕掛けたワナだった。皇帝に仕えていた崗世民の父の復讐のため招待した流派を壊滅させるのが目的だった・・・。
自然拳のビリー・チョンとウォン・チーミン(黄志明)のコンビネーションはとてもスピーディーな動きで見ていて気持ちが良いですね。ウォン・チーミン(「蛇拳」で鼻にハシを入れられた(笑。)はココではめずらしく師匠役のようですが、こんな姿は初めて見ましたね!(南北の鷹爪拳を取り混ぜた型などを教えています。)こんなに出来る人だったとは。
ビリー・チョンとの共演作(5本だったか?)も割と多い江島さん(今回は大ボスではありません)。もっと活躍してワルの中のワルでも演じて欲しかったなぁ。
ムムッ
それにしても馬面拳(うまづら・・拳ですからね(爆。)ってどんな拳法なのかと思ってしましましたが、いろんな種類の拳法が登場して面白い作品と思いました。平日に見るには十分過ぎる楽しい1本でした!