寝る前の読書習慣。
よほど眠い時以外は、読書しながら眠気を待ちます。
文春文庫「暗殺の年輪」は、「黒い縄」「暗殺の年輪」「ただの一撃」「溟い海」「囮」5篇の傑作選。
短い話を5話読んで思ったのは、藤沢周平という人が、物語の導入部で読み手をすぐに物語の世界へ誘ってくれるという事。
一つの物語が終わって、次の新しい話に入った時に、登場人物、物語の世界観がすぐに入り込めるのが、とても不思議。
そしてどの物語も「めでたし・めでたし」と終わるのではなく、この先も登場人物の生活が続いていくように終止するのも特徴。
ますます次の本に行くのが楽しみになってきました。