舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

SP最終回

2008-01-26 23:59:34 | 徒然話
今日、楽しみに見ていた連続ドラマ『SP』が最終回を迎えました。
ってウソでしょ!?何その終わり方!!!

そうなんです。つい先ほど終わったんですけど、幾多の謎が未解決のまま、あまりにも唐突に終わってしまいました~。
なんだよう。日本のドラマに珍しくスピード感があって面白いと思っていたのに~。
4月にスペシャルを放映するらしく、そこまで謎を持ち込む肚なんでしょうが、4月までなんてとても覚えてられませんって。視聴者の興味はそこまで引っ張れないんじゃないでしょうか。


SPは残念な終わり方でしたが、ともかく今やっているドラマはわりかし好きなのが多いです。
SPが終わったことにより、現在進行形で見ているのは5本です。
ときおり一本も見ないクールがあるくらいなので、これはそうとう多い計算ですね。

まず香取慎吾くん主演『薔薇のない花屋』です。
私は香取君がなかなか好きです。演技がけっこう上手いんだもの。
大河ドラマ『新選組!』は一般の評価こそ低かったようだけど、私は歴代の大河ドラマで一番好きでした。香取君演じた近藤勇がとても人間味溢れていて良かったことも魅力の一端であったと思います。

さっきから香取「君」とか言ってますが、この方ほんとはもう30代なんですよね。
だから私から見たら年上もいいとこなんだけど、私にとってこの世代はばりばり「若者」だな~(笑)。

このドラマ、演技が上手いのは香取君だけではなく、彼の娘を演じる子役の少女もいい芝居してます。
竹内結子さんも『クローズド・ノート』の面目躍如、名誉挽回といったところです(笑)。

しかも、ただの心温まるホームドラマにおさまらないところがとても面白いです。
穏やかに生活する香取君の周りを謎めいた人々が二重三重に取り巻いていて、まだまだ解明されてない謎がありそう。
SPのように宙ぶらりん状態で終わらないことを願います。ま、この脚本家さんなら、大丈夫だと思いますが。


「解明されてない謎がありそう」といえば、私の大好きな俳優・小日向文世さんが待望の主演を果たした『あしたの、喜多善男』も謎めいた部分が多くてかなり面白いです。

主人公の喜多善男さんは、これまで冴えない人生を送ってきましたが、11日後に迫った親友の命日に自らの一生を終えると決意し、それからの「最後の日々」を一日ずつ追っていくというストーリー。
一日ごとにとんでもない人物が現れて結構な騒動が起きますが、彼らの一人ひとりにもどうやら深い裏事情がありそうで...。
いえ、それどころではありません。喜多さんが冴えない冴えないと思ってきた彼の人生も、じつは本人の与り知らぬところでいろいろな謎が潜んでいそうな匂いがするのです。

これらの謎解きも楽しめますが、やはり白眉は小日向さんの素晴らしい演技です。
もともと脇役としてドラマや映画になくてはならない存在感を発揮していた小日向さん、彼の魅力は主役を張っても健在です。
驚くべきことに主演は初めてだそうですが、彼を主役に抜擢したことでこのドラマの成功は8割がた決まったといってもいいですね。

なお、BGMのセンスもなかなか秀逸です。
物語の進行の邪魔にはならないのに、不思議と素敵だなという印象を残させる選曲で、この辺りからも作り手の意気込みが伺えます。


そしてもちろん今期のドラマといえば『斉藤さん』を忘れてはなりません!!
もちろん未だに気に入って見てます。

斉藤さんは痛快だけど、あまりにもツッコミどころ満載で別の意味で楽しめるのが自称斉藤さんの友人「マノさん」です。

この人、ハッキリ言ってそうとうダメダメです。まず、引っ越してくるなりこの時代に断りもなく近所のポストというポストに挨拶代わりの手作りクッキーを入れて歩く(←手渡しではない)時点でどうかしています。
いや、普通、気味悪がって食べんだろうソレ。
私も帰宅したところポストに見知らぬ人物からのクッキー(しかもお手製)がぶち込まれていたらまず食べないと思います。食い意地の張った私でさえ。

そして子供の幼稚園では誰でもいいから何とかして母親仲間を作ろうとして、為人も知らない人々に取り入って、彼女らから「斉藤さんは要注意人物だ」と聞かされれば、斉藤さんをろくに知らないくせに鵜呑みにしてしまい、露骨に警戒する態度を取る始末。

いったいどこに行ってしまったのでしょう、この人の思考回路は。
「思考回路」と「自分の意志」を、この人はおそらくどこかに落としてしまったにちがいありません。大切なものはなくさないようにね。
斉藤さんに世話になりお礼をするときさえ、ほかの母親仲間に見つからないようビクビクしながら訪ねる有様です。オイ~~~、それが仮にも恩人に対する態度か~~~。

そういうキャラクターなので、斉藤さんに共感するようになるや否や途端に友達面をし始めるんですよ。
かててくわえて斉藤さんに追いすがり「ねえ、友達は要らないの?一人でいたほうがいい?」と執拗に迫ります。打ったメール(←たいした内容ではない)に返事が来ないとあからさまに責め立てます。
ぎゃああ......。つ、ツッコミどころが多すぎて、どこから取りかかったらよいのかわからない。
ブツブツブツブツ(←蕁麻疹発症中)

..................人間的に問題がありすぎるよなあ。
マノさんには幼稚園児の男の子がいるわけですが、こういう人が子供を育てて大丈夫なのかしら。きょくたんに日和見をする人間になるか、母親に対してものすごく反抗心が強くなるか、いずれにしても心配です。
母親を反面教師に、自己を確立した子に育ってほしいものです。


ほかに『鹿男あをによし』と『未来講師めぐる』も観てます。
でもこの二つは展開も遅いし、何かしながらとか半分寝た状態で気楽に見ることが多いですね。

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