矢崎良一の「松坂世代」読んだ。1998年夏の甲子園で優勝した横浜高校のエース松坂大輔と同期の高校球児はピッチャー中心に優秀な選手が揃っており、松坂世代と呼ばれる。松坂世代のノンフィクション。
10年ほど前に書かれた本だが、現役で活躍している選手が多いせいか未だ古さを感じない。
1980年生まれのピッチャーは松坂を筆頭に木佐貫(日ハム)、和田(オリーオールズ)、杉内(巨人)、新垣(ソフトバンク)、上重(野球は大学で辞めて日テレでアナウンサー)、寺本(元ロッテ)、久保康友(ロッテ→阪神)などそうそうたるメンバーだ。
この本は松坂世代の選手の少年時代~高校時代、さらに卒業後まてを詳細に取材していて読み応えがある。上重アナがプロ野球に行かず、日テレに入社したことは当時から知っていた。でもそこに行くに行く経緯は知らなかった。
松坂と横浜高校時代、バッテリーを組んでいた小山良男。亜細亜大学に進学、JR東日本で社会人野球入り。この本では書かれいないが、その後、中日入りした。プロでは大成せず、3年で引退。今は中日で裏方を務める。そして松坂世代という言葉を世に送り込んだ張本人の松坂大輔は西武を経てレッドソックス入り。最初は良かったが、故障があり現在はメジャーに残れるか崖っぷち。亜細亜大入りする木佐貫のエピソード。いい話。素朴で朴とつ、義理堅い人柄。
この本が書かれてから、さらに10年。野球選手として岐路に立たされている選手が多い。10年一昔というが、10年間を第一線で活躍することの難しさを実感。
お世話になっている整骨院の先生が元高校球児。先生曰く、肘、肩は消耗品とのこと。若い時に酷使していると、ベテランの域に達してからの故障につながるとのこと。
筆者は現在もスポーツノンフィクションとして活躍。最近、ハンカチ世代という本を出した。先日、丸善に言ったら平積みになっていた。いずれこの本も読みたい。
500ページ近い大作。読み応えがある。
一昨日の夜から昨日の朝はマリーンズが仙台で悪夢の三連敗でさすがに気が重かった。でも岡田のブログ読んで、ファンからの200名以上の激励のコメント読んでたら、少し心が軽くなった。http://ameblo.jp/area66-yoshifumi-okada/
昨日は夕食後に1時間ラン。今年の走行距離は1,363キロ。気が重かろうが、やるべきことは、きっちりやる。下を向いてたら運は戻ってこない。