坪井伸吾の「世界一周バイクの旅十五万キロ アフリカ・中東編」を読んだ。
今年の8月に、アメリカを走って横断した体験を書いた坪井さんの本「ロスからニューヨーク走り旅」を読んで、その走りの凄さに唖然、感動だった。それ以前にバイクで世界中を旅したことがあるらしく、その旅行記本。
アフリカ、中東をバイクで旅したのは1995年5月から翌年8月までの1年3カ月ちょっと。厳密に言うと451日。
1995年5月に南アフリカを出てアフリカ大陸を北上、ケニア、エチオピアを通り、紅海を船で渡り、サウジアラビア、エジプト、最後の訪問国であるバキスタンまで1年3カ月、24カ国、5万キロのツーリング。
一歩間違えば命を落としてたと思うような出来事に何回も遭遇して、よく無傷で帰ってこれたなという印象。この人はこういう星の元に埋まれているんだろう。英語もある程度でき、バイクのメカニックの知識が豊富、それと好奇心の強さからできた技。
このレベルとなると、単なるツーリングというより、サバイバルの旅である。バイクといえば原チャリぐらいしか乗ったことない俺には絶対無理。アフリカで原住民と交流か・・・。カルチャーショックで倒れそうや。アフリカの原住民の生活について原始人を主人公にしたアニメの世界と書いていたが、始め人間ギャートルズのことやな。
この人、関西人(厳密に言うと和歌山)だが、適度に関西のノリも織り込んでおり、文才もある。今は和歌山に在住のようだ。ここまで壮絶なツーリングとラン。ブラジルのアマゾン川をイカダで下ったこともあるそうで、故植村直己級の冒険家だよね。
ただ名声とか、スポンサー付けて金儲けしようとか、金欲、物欲はない人のようで好感が持てる。シンプルにバイクとランと冒険が好きで自分らしく生きたい人のようだ。
旅のルートを示したページがあるけど地図と地名、国名がクリアだともっと良かった
昨日は夕食後に45分ラン。初めてトレッキングシューズを履いてのラン。新品でちょっとゴツゴツした感じはある。走ったら特に違和感なし。今年の走行距離は1,753キロ。