夏の高校野球も今日が準決勝。高校野球をニュースで見てたら大阪を舞台にした小説読みたくなった。大阪を舞台とした小説を書く作家というたら宮本輝やろ。ということで宮本輝の「道頓堀川」読んだ。
真田広之、松坂慶子らの出演で映画化されているし、おおよその話の筋は知っていたけど、原作を読むのは初めて。
舞台は昭和44年の大阪ミナミの宗右衛門町にある喫茶店リバーが中心。邦彦(真田広之)とマチ子(松坂慶子)の恋愛が話の筋という先入観があったけど、原作は邦彦と邦彦が働くリバーのマスター武内を中心に大阪の人情小説。大阪万博の前の年やから大阪は好景気に沸いていて、ええ思いした人いっぱい居たんやろな・・・。でもこの小説は戦後の闇市の頃の回想もあってちょっと荒んだ感じがある。機会があったらDVD借りて観てみようかな。
流転の海にもビリーヤードが出てきたけど、あの時代の大阪ってビリヤードって流行っていたんやろか?
武内とユキの会話で「世の中の問題の80%はカネで解決できる。でも残りの20%を解決するのが難しいのや」というのが出てくるけど、その通り!
流転の海・第六部いつでるんやろ?