ケリーちゃんとの最初の出逢いは、エルさんが三歳を迎えようとしている頃だったと思います
散歩の折、ガラス戸越しに見えるケージの中の黒いわんこが、何時も気になっていました
『あの小さい子、ダックスフントかな?』
ところがその黒いわんこは、心成しか日に日に大きくなっていくように見えました
ある朝、お店の前にチョコンと座って・・・エルさんとの切っても切れない縁の始まりでした
その後は、腕白坊主だったエルさんを上手にいなして、俊敏な走りを見せたケリーちゃん!
ケリーちゃんとのワンプロのお陰で、蓄積していたストレスが洗いざらい消え去ったようです
似た者同士なのか、やることなす事互いに意気投合して・・・
毎朝の散歩を楽しみ、ワンプロでくんずほぐれつ、〆はケリーパパさんの訓練でお開き!
ケリーちゃんを相手に夢のような日々を送り、訓練の成果ですっかり落ち着いて来ました
時を同じくして、キャリアチェンジのホルン姉さんが、仲間に加わりました
特別な訓練を受けただけあって、沈着冷静な動きでリーダーシップを発揮してました
三頭のチームワークは素晴らしく、エルさんは充分に心が満たされてか、この頃には悪戯も
すっかり影を潜めていました
本当の所は、女子組にお株を奪われて、頭が上がらなかったのが真相かも(^^ゞ
何時もこんな感じで、女子組にやりこめられていたエルさんでした(笑)
この夏、エルさんにとっては掛け替えの無い大切な友だった、ケリーちゃんとの別れが
信じられない突然の訃報でした
何時もの所で、後ろから走って来る足音が聞こえたような気がして・・・
足を止めて振り返ると、エルさんも遠くを見透かすように、姿を求めていました
悪戯っぽい目をクリクリさせて、尻尾をブンブン振る愛らしい姿は、もう其処に見る事は無く
寂しさと悲しみだけが、心に深く刻まれて・・・
更に追い打ちをかけるように、秋が深まった頃、ホルン姉さんが虹の橋を渡って
仲良しだった仲間が、相次いでエルさんの前から消えてしまいました
何時かは分かれが訪れると解っていても、耐え難い思いが心を重くしました
ケリーちゃんとホルンちゃんに出逢えた事で、エルさんはとても良い子になれました
走ったり絡んだり飽きる事無くエンドレスで遊び、楽しい思い出を沢山残してくれた事に
とても感謝しています
秋口になっても一向に暑さは衰えず、エアコンに頼る日々が続いて、夏バテ状態のグダグダな生活を送っていました
すっかりブログの更新も途絶えたままで...
気になりながらも気持ちが乗らず、一日伸ばしに...気付けば、既に師走を迎えていました
ライ君ママさんからも『どうしたの?』と、心配の声がw(*0*)w
今頃になって、まだ紅葉は間に合うかしら?
そう思い立って、近場の菅谷館に出掛けて見ました
薄雲が広がっていて、もう少し陽ざしが強いと、色鮮やかに撮れたのかも知れませんね
モミジの華やかな赤が、一段と鮮明な彩を見せていました
小高い丘には、館の主・畠山重忠公の銅像が建っています
梅雨明け頃には、可憐な山百合の花が楽しめる場所です
慰霊塔の前は、銀杏の絨毯が敷き詰められて・・・
エルさんも軽やかな足取りで、久々の散策を楽しんでいました
暖かで穏やかな日差しの中、終わりかけの紅葉でしたが、のんびりと寛ぐことが出来ました
長雨に祟られた七月は、急性胃腸炎に始まり次は外耳炎と、エルさんは病院通いの日々でした
やっと収まったと思いきや、今度は、後ろ脚の肉球部分を傷付けて病院通いを再開!(>_<)
梅雨明けまでのひと月近く、完治するまでず~っとランをお休みしてました
ランに通い始めて間もなく、左肘を気にして舐めているので見てみると、またもや傷が
三年前からプヨプヨした腫物が出来て、検査の結果は良性なのでそのまま様子を見ることに
しかし今回傷が出来たので、切り取ることになりました
手術は涼しくなってからと言う事で、取り敢えず傷の手当をして帰って来ました
テーピングを気にする様子も無く、二日ほど何事も無く過ぎて安心していたら
三日目の朝には、バリバリに剥がされたテーピングの残骸が・・・
頼みもしない夜なべ仕事に勤しんだようで、やっぱり駄目だった!
例年より遅い梅雨明け宣言でしたが、その後は一気に猛暑と言うよりも極暑の暑さに
夜も気温は下がらず熱帯夜が続き、一日中冷房の中の生活が続いています
天気予報を見ると、日本中が猛暑の赤に染まり、まるで沸騰してる感じ!
昨年は、四十一度を超える国内最高気温を記録した、熊谷地方!
お盆を過ぎたら、朝夕だけでも涼しさを感じられるのでは・・・
そんな期待を抱き、この暑さを乗り切ろうと頑張っています
空はどんよりしているものの雨は大丈夫そうなので、ラベンダーを見に行って来ました
暫く足が遠のいてる間にすっかりリニューアルされて、見事なラベンダー畑に...
ラベンダー饅頭やパン・花屋などが出店していて、どこも見物客で賑わっていました
夕方四時を過ぎれば、見物客もまばらになるだろうと考えて出掛けたのですが
ちょうど見頃の時期を迎えていて、思惑とは違いとんでもない誤算でした
まるで隠れん坊するように、人の少ない場所を探しながらの散策でした(笑)
メーンの会場を後にして、白鷺公園まで歩いて見ました
ラベンダー山へと続く池の周りは、紫陽花で彩られていました
道路上にかかる陸橋を渡り、ラベンダー山への道を辿ります
『沢山の見物客が居たらどうしよう...』と、不安も有りましたが
流石に五時を過ぎると、此処まで足を運ぶ人は少なく、のんびり歩くことが出来ました
見頃が梅雨の時期で、晴れると真夏の暑さになるため、上手くタイミングが合わないと
近くの場所でも、エルさんを連れて見に行くのは難しいことも...
雨にも降られず陽射しも無くて、満開のラベンダーを見ることが出来て、ラッキーでした
二・三ヶ月に一度、嘗ての仕事仲間達と集まって、色々見て回るのを楽しんでいます
今回は、都立小金井公園内の一角に有る、江戸東京たてもの園を巡って来ました
失われていく江戸から昭和にかけての建物を、移築保存して展示している博物館です
このような企画が無いと、中々足を運ばなかったかも知れない場所で、貴重な時間でした
旧自証院霊屋(きゅうじしょういんおたまや)
東照宮のような造りと思ったら、将軍家光の側室・お振の方を供養して建立されたそうな
高橋是清邸・庭に通じる入り口
明治から昭和にかけて活躍した政治家で、家の中を自由に見学出来て、庭園も見事です
二・二六事件で暗殺の現場となった、二階の書斎も見ることが出来ます
江戸時代に重職を務めた、豪農の「天明家」
千鳥破風を持つ主屋は、小金井市の指定有形文化財になっています
入り口の長屋門には、6畳程の部屋も併設されてます
園内には、沢山のボランティアの方が案内をされて、茅葺き民家では、日々防虫の為に
囲炉裏の火を焚く、燻煙作業も行っていました
旧宇和島藩伊達家が、大正時代に建てた屋敷の表門で、総欅造りに木彫りの家紋入りです
大正から昭和の昔懐かしい、下町の風情を再現した下町中通り!
乾物屋・荒物屋・仕立屋といった店が並び、まるでタイムスリップしたかのような
非日常の感覚になります
鍵屋の建物は、台東区にあった居酒屋で、震災や戦災を免れたそうです
大正時代の醤油店、味噌や醤油・酒等を量り売りで販売し、店内には大きな樽も...
千住の銭湯・子宝湯、神社仏閣を思わせる独特の造りです
脱衣所の格天井など、職人の細やかな技を尽くした造りは、素晴らしいですね
タイル張りの浴槽に富士山の壁画、幼い頃の遊び場のような楽しい記憶が蘇ります
『ここが、ひょっとして?』
アニメの場面では、千尋が迷い込んだ不思議な街として、下町中通りが...
武居三省堂の店内に有る、天井まで続く桐の引き出しは、釜爺の働くボイラー室に
「千と千尋の神隠し」の制作にあたり、それぞれ参考にした場所と言われているそうです
他にも、「三丁目の夕日」の世界だったり...
展示建物の中には、カフェスペースが作られて、その場で食事やお茶を楽しむ事も出来ます
貴重な歴史的建造物としての文化遺産が、失われずしっかり次代に継承されると良いですね
時間の経つのは早いもの、三時近くなると、否応なくエルさんの顔が浮かんで (笑)
一足早く皆と別れ、散歩の時間迄には帰宅出来て、エルさんとも散歩が楽しめました