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エルの日常

黒ラブを友として、のんびり気ままに、時々ハッピーな日々

  心に残る 素敵な詩

2020年06月08日 | 日記


     雨降り地区

                        ー芝山 弓子作ー

  こんな風に、幸せと愛の軌跡に満ちている、虹の橋の入り口に

      「雨降り地区」と呼ばれる場所があります

  そこではいつもシトシト冷たい雨が降り、動物たちは寒さに震え

         悲しみに打ちひしがれています

     そう、ここに降る雨は残してきてしまった誰かさん

         特別な誰かさんの流す涙なのです


 たいていの子は半年もたたないうちに、暖かい日差しの中に駆け出して

      仲間と戯れ、遊び、楽しく暮らすことができます

    ほんの少しの寂しさと、物足りなさを感じながらも・・・


  でも、一年たっても二年たっても、ずっと「雨降り地区」から

        出て行かない子たちもいるのです

 地上に残してきてしまった、特別な誰かさんがずっと悲しんでいるので

  とてもじゃないけれど、みんなと楽しく遊ぶ気になれないのです

     地上に残してきた誰かさんと同じ辛い思いをして

        同じ悲しみにこごえているのです


     死はすべてを奪い去ってしまうものではありません

   同じ時を過ごし、同じ楽しみを分かち合い、愛し合った記憶は

     あなたの心から、永遠に消え去ることはないのです

   地上にいる誰かさんたちの、幸せと愛に満ちた思い出こそが

        「虹の橋」を創りあげているのです


   ですからどうか、別れの悲しみにだけ囚われないでください

  彼らはあなたを幸せにするために、神様からつかわされたのです

    そして、何より大事な事を、伝えにやって来たのです

                       
          命と儚さと愛しさを

      つかの間の温もりに感じる、慈悲の心の尊さを


     その短い生涯の全てを以って、教えてくれるのです

   癒えることのない悲しみだけを、残しにくるのではありません


            思い出して下さい

 動物たちが残して行ってくれた、形にも、言葉にもできない様々な宝物を


      それでも悲しくなったら、目を閉じてみて下さい

       「虹の橋」にいる、彼らの姿が見えるはずです


    信じる心のその中に、必ずその場所はあるのですから・・・

  

                  

             

  エルさんの兄弟や、犬友との出逢いを綴ってきたブログですが、エルさんが旅立った今

    応援してくださった皆様に、深く感謝しつつブログを終了したいと思います

           長い間、本当に有難う
ございました


「虹の橋」のお話

2020年06月08日 | 日記

   愛するペットとの別れは、永遠のものではありません

   どうしてって?

   だって、いつか、「虹の橋」で再会できるのですから・・・


                    虹の橋

     


天国に はいって すぐ、 「虹の橋」と よばれる場所が あります

    

だいすきな人の そばで、ペットとして くらしていた動物は

この世を 去ると、その「虹の橋」へ たどりつきます

    

草原や丘が どこまでも ひろがっている その場所で

動物たちは、みんな なかよく

かけっこをしたり、あそんだりしています

    

飢えや渇きの 心配もなく、あたたかい 太陽の光に つつまれながら

みんな、たのしそうに すごしています

病気で くるしんでいた動物や、年をとって 弱っていた動物も

ここにくると、健康になり、若々しさを とりもどします

    

けがをしていた動物や、からだが 不自由だった動物も

すっかり元気になり、じょうぶなからだを とりもどします

いつも 夢にみる、元気いっぱいだったころの すがたのように

    

動物たちは、そこで 満たされ、幸せに くらしています

たったひとつ、あることを のぞいては・・・

特別な人、そう、かれらが あとにのこしてきた

大好きな人が、恋しくて しかたないのです

    

動物たちは、きょうも、いっしょに

かけっこをしたり、あそんだりしています

・・・でも、そんな日々のなか

とつぜん、ある子が 立ちどまり

遠くを 見つめる日が やってきます

    

その子の瞳は、きらきらと かがやき、じっと 一点を見つめます

よろこびが こらえきれないかのように

からだは ぷるぷると ふるえはじめます

    

とつぜん、その子は みんなから はなれて

緑の草原を 風のように かけていきます

はやく、はやく・・・!

    

そう、その子は、長いあいだ 待ちつづけていた

大好きなあなたを 見つけたのです

    

やっと めぐりあえたふたりは

ふたたび出逢えたよろこびに つつまれて

つよくつよく、ぎゅっと だきあいます

ふたりは、もはや、二度と 離れ離れになることは ありません

    

よろこびのキスの雨が あなたの顔に ふりそそぎ

あなたは、愛するその子の頭を

やさしくやさしく なでます

    

そして、あなたは もう一度

信頼に満ちた、小さな友の瞳を のぞきこむのです

その子が、あなたの人生から 去って以来

長いこと 遠ざかっていた

けれども、決して わすれたことのなかった、その瞳を

    

それから、あなたたちは、幸せなきもちに つつまれて

ゆっくりと、「虹の橋」を わたっていくのです

 

  あなたは、いのちの永遠性を信じますか?

  もし、心のどこかで、そう感じるなら、人とペットとのあいだの愛も

  決して、この世だけのものではないとわかるでしょう

  おたがいのなかに、愛があるかぎり、その絆は消えることはないのです

  動物好きな人にとって、先にこの世を旅立ったかれらとの再会は

  大いなる歓びとなるにちがいありません

                          - 葉 祥明 -


多くの人に語り継がれているこの詩には、第二部・第三部と続きが有ります


第一部と同様に第二部も作者不詳ですが、第三部は、故・芝山 弓子さんの

創作された「雨降り地区」という散文詩

世界中の人をペットロスから救った、「虹の橋」のお話です

                          ・・・続く



野辺の送り

2020年05月30日 | 日記

五月八日に食べ無くなってから二週間、二十二日の朝エルさんは、静かに旅立ちました

一緒に虹の橋に向かう段取りだったライ君を、十日も待たせてしまいました

   

エルさんを我が家に迎える時、兄弟の臭いが付いたおくるみで、身体を包んできました

お気に入りだったそのおくるみを、安らかに逝けるようにと、上にかけて送り出しました

     
          
     
          

二十三日に、野辺の送りを済ませました

早朝にもかかわらず、ランの仲間"泥んこクラブ“の方々も集まってくださり

わんこを代表して、バズ君もエルさんを見送ってくれました

皆さんが、お花やおやつ等を沢山持ち寄ってくださり、福ちゃんママさんからは

今まで食べて無かったからと、旅立ちのお弁当まで・・・

   

今頃は、先に逝ったライ君やルーク君・ちゅらちゃん・ホルンちゃん・ケリーちゃん達と

元気に走り回り、持参したおやつの手土産で、賑やかに宴会でもやってるかも知れませんね

           
     

何時も傍らに寄り添っていたエルさんが、もう居ない現実に戸惑いは有りますが

今は只、見送ることが出来たという想いと、ホッとした安堵感で気持ちが一杯です

皆さんに可愛がって頂き、最期を見送って頂いたエルさんは、とても幸せ者ですね

感謝の言葉しか有りませんが、本当に有難うございました

   

春秋恒例の遠出ドッグランや、都幾川の川遊び、お山の天辺のドッグランなど

ランの仲間"泥んこクラブ“でのハイキングは、珍事を含めて忘れられない思い出に・・・

   

兄弟犬ブラック5と姪っ子達、エルさんの犬友、総勢十頭が集った圧巻の集合写真!

大切な大切な宝物になりました

      

先代犬のラブちゃん、そしてエルさんが、沢山の人達との繋がりを築いてくれて

今も、その輪が広がっています

これからも大切に大事にして、育んでいかなければと思っています

ラブちゃん・エルさんが居てくれたから、心豊かな生活が送れたと感謝しています

きっと、ラブちゃん・エルさんに、幸せにしてもらっていたのかも知れませんね






虹の橋も共に・・・

2020年05月29日 | 日記

何気なく写真を眺めていて、『何でだろう?』と、不思議に思うことが有りました

エルさんの性格には、気配り等全く無く、どう見てもライ君の心配りでは?と・・・

五頭の兄弟として生まれた、エルさんとライ君!

   

エルさんは四男、ライ君は末っ子でした

   

長男のルーク君は、頼もしくおっとり型で、次男坊のハッチ君は、イケメンの従順型

どちらも羨ましいほど穏やかで、とても落ち着いた性格でした

一方この二頭は、まるで一卵性双生児のような、相性抜群の仲良し兄弟でした

   

   

何時どこに居ても、ピッタリくっ付き合って、同じ行動をしていました

   

走る時は、決まって先頭にエルさん、ライ君が後に続きます

   

天真爛漫で、ちょっぴりビビりな性格の腕白坊主!

『何時になったら、大人しくなってくれるのかしら?』と、両家で頭を抱えていました

   

横に並ぶ時は、何故か左手にエルさん、右手にライ君と決まっていたのです

   

何処で写した写真でも、どんな場面でも申し合わせたように、立ち位置は全て変わらず

   

エルさんとライ君の間で、どんな約束事が・・・暗黙の了解があったのでしょうか?

   

とても不思議で、謎に包まれてます!

   

ライ君は十二日、エルさんは二十二日と、相前後して虹の橋を渡って逝きましたが

旅立ちの時だけは、ライ君が先頭でした  『どうして?』






潮時を見計らっていたような?

2020年05月25日 | 日記

今年、十二歳を迎えていたエルさん!

四月に入って間もなく、散歩中のエルさんの歩行に異変を感じていました

電信柱や突起物にゴツンゴツンと頭をぶつけたり、右に偏って歩いたり・・・

目は見えているようですが、距離感が測れていないような感じがして

数日後、朝の散歩を終えてご飯を食べた直後、いきなり嘔吐してしまいました

エルさんの様子を見ると、頭が小さく左右に振れて、目の動きも変でした

病院で診てもらうと、メニエル病のような目が回っている状態だとか

めまいを抑える点滴を受け、薬を貰って帰って来ました

吐き気が収まったのか、夕方からは何時も通り、美味しそうに完食してました

その後もエルさんの歩行は、右に傾く傾向にありましたが、足取りはいつも通りに復活!

GWの始まった頃、ばったり出会った仲良しのブチ君と、連れ散歩を楽しむのが日課でした

     

毎朝決まって駐車場の前で出逢う小父さん、『お~い!エ~ル~!』と、声が聞こえると

     

尻尾をブンブン回転させて足元に駆け寄り、『撫でて~』とひっくり返るのがお定まり!

     

別の日には、茶ラブのレオン君とビョン君が、エルさんを見つけて走って来たことも...

     

この頃の朝のひと時、つかの間の嬉しい交流タイムを味わってました

     

GWの後半になると、かなり覚束無い歩き方を見せるようになりました

散歩には行きたがるのですが、歩く距離は、もう遠くまでは無理になっていました

     

五月七日、エルさんを見つけて飛んで来たブチ君と、普段と変わらない散歩を楽しみ

夕方のランでは、珍しく走り屋さん達の間を、プラプラと気儘に歩き回っていました

ただ私には、エルさんの意思で歩いているようには見えませんでした

結果的に、外に出る散歩もランに行くのも、この日が最後となりました

     

連休明けの八日から、突然ご飯を食べなくなり、水も自力では取らなくなりました

前日ランから戻っての夕飯は、何時もの量をぺろりと平らげたのに・・・

     

外に出たくても頭がふらついて、庭を歩くのが精一杯の状態になりました

     

その辺りから昼夜の別なく、部屋の中をグルグルと歩き回る、徘徊が始まりました

食事も取ってないのに、何処からこんな力が・・・と、驚くほどのパワーでした

     

食べ無くなってから、二度の点滴を受けましたが、十八日以降は起き上がる力も無く

寝たきりの状態が続いて・・・点滴で長引かせてしまったと、悔やみながらの看取りでした

     

病院で二度目の点滴を受けた日、予期しなかったライ君の死去の知らせが有りました

離れていても、息の合った仲良し兄弟で、逢うとピッタリ寄り添い、何をするのも一緒!

     

期せずして、虹の橋を渡るのも、ライ君の後を追うように逝ってしまいましたが

お互いに、日時を示し合わせていたような・・・だとしたら、出来過ぎですよね