エルの日常

黒ラブを友として、のんびり気ままに、時々ハッピーな日々

「虹の橋」のお話

2020年06月08日 | 日記

   愛するペットとの別れは、永遠のものではありません

   どうしてって?

   だって、いつか、「虹の橋」で再会できるのですから・・・


                    虹の橋

     


天国に はいって すぐ、 「虹の橋」と よばれる場所が あります

    

だいすきな人の そばで、ペットとして くらしていた動物は

この世を 去ると、その「虹の橋」へ たどりつきます

    

草原や丘が どこまでも ひろがっている その場所で

動物たちは、みんな なかよく

かけっこをしたり、あそんだりしています

    

飢えや渇きの 心配もなく、あたたかい 太陽の光に つつまれながら

みんな、たのしそうに すごしています

病気で くるしんでいた動物や、年をとって 弱っていた動物も

ここにくると、健康になり、若々しさを とりもどします

    

けがをしていた動物や、からだが 不自由だった動物も

すっかり元気になり、じょうぶなからだを とりもどします

いつも 夢にみる、元気いっぱいだったころの すがたのように

    

動物たちは、そこで 満たされ、幸せに くらしています

たったひとつ、あることを のぞいては・・・

特別な人、そう、かれらが あとにのこしてきた

大好きな人が、恋しくて しかたないのです

    

動物たちは、きょうも、いっしょに

かけっこをしたり、あそんだりしています

・・・でも、そんな日々のなか

とつぜん、ある子が 立ちどまり

遠くを 見つめる日が やってきます

    

その子の瞳は、きらきらと かがやき、じっと 一点を見つめます

よろこびが こらえきれないかのように

からだは ぷるぷると ふるえはじめます

    

とつぜん、その子は みんなから はなれて

緑の草原を 風のように かけていきます

はやく、はやく・・・!

    

そう、その子は、長いあいだ 待ちつづけていた

大好きなあなたを 見つけたのです

    

やっと めぐりあえたふたりは

ふたたび出逢えたよろこびに つつまれて

つよくつよく、ぎゅっと だきあいます

ふたりは、もはや、二度と 離れ離れになることは ありません

    

よろこびのキスの雨が あなたの顔に ふりそそぎ

あなたは、愛するその子の頭を

やさしくやさしく なでます

    

そして、あなたは もう一度

信頼に満ちた、小さな友の瞳を のぞきこむのです

その子が、あなたの人生から 去って以来

長いこと 遠ざかっていた

けれども、決して わすれたことのなかった、その瞳を

    

それから、あなたたちは、幸せなきもちに つつまれて

ゆっくりと、「虹の橋」を わたっていくのです

 

  あなたは、いのちの永遠性を信じますか?

  もし、心のどこかで、そう感じるなら、人とペットとのあいだの愛も

  決して、この世だけのものではないとわかるでしょう

  おたがいのなかに、愛があるかぎり、その絆は消えることはないのです

  動物好きな人にとって、先にこの世を旅立ったかれらとの再会は

  大いなる歓びとなるにちがいありません

                          - 葉 祥明 -


多くの人に語り継がれているこの詩には、第二部・第三部と続きが有ります


第一部と同様に第二部も作者不詳ですが、第三部は、故・芝山 弓子さんの

創作された「雨降り地区」という散文詩

世界中の人をペットロスから救った、「虹の橋」のお話です

                          ・・・続く



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