La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

ハウスウォーミング

2017年01月31日 | 新築

日本語で言うと、新居お披露目か。母と現場組を会わせたかったのと、家のあれこれがほぼ片付いたので、29日の日曜日にパーティをした。新居になんらかの関わりのあった友人に声をかけて、来れなかったのは、コビーさんとおじさんとロベルト(Lさんの仲間)と、土地の前の持ち主のおじさん夫婦。

 

 Lさんと愉快な仲間たち。

Lさんちの長男長女とお隣さんも写ってる。

 

 こちらは弟君も含めた本当の現場組。

左から、たらちゃん、柳沢君、一人飛んで親方、Lさん、ホセ君、弟君。

親方グループは、マヤさんと新マヤさんは来れず。代わりに柳沢君のいとこ(屋根のコンクリのときの助っ人の一人)が来た。彼が誰なのかの説明で、なんと柳沢君がマヤさんの息子だということが判明。知らなかった。確かに、柳沢君はマヤさん似の可愛い目をしているし、考えてみれば彼ら二人の会話は極端に少なかったような。

 

 お隣さん一家。

うちの建設が始まる少し前に隣を買った一家。建っていたのはただぐるっと壁を作ってあるといった小さいホリデーハウスだったが、月に2度ほど来て少しずつ手を入れている。次女ちゃんが日本ファンで、「ネコ」などちょっとした日本語を知っていた。新居パーティー祝いにバナナの苗をくれた。すごく美味しいバナナなんだそうな、ワクワク。

 

 Lさんの奥さんと赤ちゃん、奥さんのお姉さん一家。

工事が始まる直前に生まれた赤ちゃんも、もう7ヶ月。

 

あとは母の通訳に、日本語を勉強中のルイス君とこっちへ留学中(博士過程!)のお嬢さん(とその友達とそのGF)に来てもらった。

メニューは、おにぎり・焼き鳥・豚の角煮・ポテトサラダ・出し巻き卵・ほうれん草の胡麻和え。風が強かったので、残念ながらBBQはなし。先週、いつもの魚屋が来なかったので、鉄火巻きもなし。

楽しかった! さあ、これで建設関連行事はすべて完了。今後はまたーりと二人で作業を続けていく。


猫のトイレ

2017年01月17日 | メキシコ 日常生活

<1月13日〜本日の作業>

① 庭(続き)
② 猫のトイレ室
③ 玄関ドア
④ その他の中途半端な作業

 

庭は着々ときれいになりつつある。網戸も第1弾が完成した。第2の客間とあまり開けない窓は、母の滞在(再び!)や西側外構のあとで作る予定。でも作らないかも。

 

 お父ちゃんがお家を作ってますよ〜。

 はい、できました。

猫のトイレの位置がなかなか決まらず、これまではあっちに行ったりこっちに置いたりしていた。いよいよ人を呼べる状態になってきたので、放っておくわけにはいかない。どのみち人が来ているときはどこかに隠れてるんだが、まあとりあえず「なさっているところ」が我々にも丸見えにならないようにした。

いかにもな段ボールハウスだが、我々は猫ごときに金をかけるアホ飼い主ではない。猫の方はアホなので放し飼いにするわけにもいかず、こういう作業が発生する。わざわざ日本から連れてきてトイレハウスまで作ってやっているのに、あちらは感謝するどころかいつも威張っている。

 

 玄関のドア枠のペンキ塗り。

Lさんと親方が間違えて作った敷居のせいか、あるいは予算内で収めるために我々に黙ってドアを変えたせいか、ドアの上に高さ20センチくらいの開口部が残り、ドア屋が最後まで苦労していたところ。なぜか日が経つにつれてドア枠の塗料が黄色く変色してきた。屋外用の白いペンキを塗ってあるはずなんだが、Lさんのコスト管理の荒技(突然、取引金額を変える)に巻き込まれて、ちょっとごまかしたのかも。汚らしいので、白ペンキを塗る。

マスキングテープを用意してたんだが、はみ出してしまいそうなところにその謎の黄色い塗料がはみ出していて、「はみ出すことを気にせずに塗ると、ちょうど黄色い部分を塗りつぶすことになる」という笑っちゃう状態。しかし、塗るのは楽でよかった。

上の写真でドアの下部に見えるのが、埃よけだか虫よけだか分からないがメキシコでは結構ポピュラーな、ゴムベラみたいなパーツ。これで砂対策は完璧。アリも入ってこなくなる。

 

 これはトイレ内の洗面台。

日本ではおなじみの、タンクへの給水で手を洗えるようなタイプがほとんどない。その代わり、こういう小さめの脚付き洗面台がある。ところが、便器に腰掛けると給排水菅が脚の横から丸見えで、なんとも見苦しい。板切で隠そうかと思ったが、テレビの箱に入っていた発泡スチロールがあったので流用。これまたレベルロシアンだがよしとする。

 

 隣の隣の隣の詐欺的な土地。

奥に車が停まってるのがうちで、木が生えている手前までが、元は歩道だったのがなぜか売りに出ていた土地。こないだふと見たら、杭が1本立っていた。なんとなく測量用の杭っぽい。何か動きがあったのか。

それはそうとうちの土地の登記も、なかなか進まない。弁護士が名義変更に6週間かかると言ってたのは彼の言い間違えで、実際は通常6ヶ月かかる。が、そろそろ完了していてもおかしくない。登記に関しては、これから「合筆→もう1回売買→名義変更」と先が長いので、ちょっと弁護士をつついてみた方がいいかもしれない。

 

さて、上にも書きましたが、母が明日からまた来ます。更新が多少滞ると思いますが、ご勘弁のほど。


鉄火巻き

2017年01月12日 | 設備/外構/庭

<1月9日〜本日の作業>

① 本棚(続き)
② 網戸(続き)
③ 庭

 

正月明けて、寒〜くなった。朝は16℃くらい、週末は日中に雨が降ったので気温があまり上がらず、26℃くらいだった。晴れさえすれば、9時頃には暖かくなるし、最高気温も30℃は超える。でもたしか2月中旬くらいまでは朝晩寒かったような。不思議なのは、夏は8月より4・5月のほうが暑いこと。

 

 本棚、完成!

長らく箱に入っていた本をすべて出す。半日かかった。これでスッキリした。本といっても、ほとんどが相棒のマンガ。

日本は「本の価格が異常に低い」国で、ここでは本は一部のインテリだけが手を出す贅沢品である。ハードカバー(新刊は全部これ)で200ペソくらいから。もちろん文庫とか新書みたいのはなく、ペーパーバックも輸入物だけ。ちなみに映画館で映画を1本見ると60ペソ。50くらいのチャンネル見放題の衛星テレビの契約が、月々120ペソ。

ブックフェアに行っても、「これが新品か!」というような本が並んでいる。こないだメリダ市立図書館に行ってみたら、発行年も中身も外見もまさに古本!という本ばかりだった。「年間300点の新刊が出るなんて、日本の出版業界はやっぱりおかしいのかも」と思ったり、「でもメキシコももう少しどんどん本が出ないとつまらんな」と思ったり。

 

 網戸、一部完成。

一部というのは、固定の仕方(なるべくしっかりと!)を検討していたこともあって、枠の部材だけ切ってあるもの、枠までできているもの、固定部分までできたけど取り付けていないもの…とバラバラだから。どうにも気分が悪いが、本日も友達が来るので手をつけられず。

とにかく、窓という窓のサイズが違い、かつ右端と左端の高さが違い、前後にも斜めにズレがあるなど、現場でいちいち確認しながら作っていかなきゃならないのが面倒。明日こそ終わらせる。

 

 郵便受けも完成。

市販の郵便受けにはポスト(buzón といいます)と書いてあるが、面倒だし見れば分かるだろということでそのまま設置。

 

 畑の周りをきれいにする。

これまでもいろいろやってたじゃん!という声が聞こえてきそうですが、その通りなんですが、まだまだやることがいっぱいあるんです。大きな切り株を放ってあるし、汚い芝生をどうにかしたいし、砂/土も場所によって色が違うので整えたい。

あ、写真奥に並んでいる岩は、例の割栗石の余りをきれいにマヤ遺跡っぽく並べてあるんだが、写真を撮るのを忘れた。相棒は、形を見てどれとどれを隣り合わせにするかってなパズルみたいのが、本当に得意。

 

 マグロを買ったので、鉄火巻き。

年末に日本から送られてきた寿司の写真を見て以来、寿司に飢えていたがようやく解決した。いや、本当は江戸前握りを食べたいけど、そういうのは日本に行ったときのためにとっておく。

フェイスブックに食べ物の写真を載せるとだいたい反応がいいんだが、鉄火巻きはメキシコ人にはハードルが高かったようで「いいね!」が少ない。ここでは、寿司と言えばカリフォルニアロールをアレンジしたような太巻きである。カニかま(ここではスリミと呼ぶ)やクリームチーズなんかが裏巻きになっていて、別の食べ物と思えば案外美味しい。けど、チェレムどころかプログレソでも見かけない。今度真面目に探してみよう。


人力

2017年01月08日 | 設備/外構/庭

<2016年最初の週後半の作業>

① 本棚(続き)
② 壁掛けモノあれこれ
③ 郵便ポスト

 

 表面の処理がすべて終わった。

長い時間かけて何やら研磨(サンドペーパーをやめて、知らないうちに道具を買っていた)していたのは、組み合わせ部分のちょっとした出っ張りなどをキレイにしていたらしい。キッチンカウンター下の棚で「釘をなるべく使わない」とこだわっていたが、こちらは本当に全部はめ込み式で作っている。

 

 ダイニングと階段の間の壁。

 こちらはトイレ前の廊下。

ブロック壁にドリルで穴開けるのとアンカーを打ち込むのが結構な手間なので、この手の作業はまとめてするつもりでいた。

日本で我が家を訪問してくれた方にはお馴染みの絵でござい。ずーっと引越荷物として梱包されたままだったのを、ようやく出して壁にかけた。

 玄関の表札。

借家でかけていた、グアダラハラの友達からもらった「ファミリア・ツクダ」の焼き物表札をつけた。こちらは最初につけたレベルメキシコ表札(道路名と敷地番号)に続いて第2弾。日によって風がすごく強く吹くので、壁に当たってうるさかったり割れたりするのが心配で、取付方法で結構悩んだ。

日本から到着するのを待っている表札がもう1つある。楽しみ。他にもまだ取り付けモノが残っているが、ドリルから飛び散るモルタル粉も結構厄介で、掃いたくらいでは床タイルに白っぽさが残る。薬剤を使って床を洗わないといけないので、他の作業の進み具合と相談しながら、第2弾としてまとめて、いつにするか決める。

 

 郵便ポスト。

郵便物など来ないので、そんなもん本当はいらない。メリダの借家でさえ、郵便配達を見かけるのは月に1回程度だった。唯一配達される(かもしれない)のは、電気水道の請求書。が、ここではポストがなければ「敷地内のどこかに投げておけばOK」が共通認識なので、うちだともれなく風に吹かれて紛失する。そうすると、請求に気づかず供給を止められて…ってなことになって困るので、作った(もう遅いかも)。残りの面にペンキを塗って、週明けに嵐が収まったら設置。

 

断水で決意した井戸だが、水が出るようになった翌日に今度は停電があった(ビバ・メヒコ)。ポンプが作動しないときなら、大きな入れ物にでも汲みおく(すでにしているが、もっと量を増やす)ほうが便利かもしれないと気づき、未だ検討中。基礎が乗ってる硬い地層もネックなので、プログレソの友人に1回相談しようかと思っている。

ちなみに、昨年末に国内の数カ所でガソリン不足が発生し、かつ年明けの値上げに反発して各地で暴動が起こっている(ビバ・メヒコ!)。暴動が起こると、領事館から外出自粛の勧告が来る。非常時対策は「悲観的に準備」が基本なので、「水道が止まっているときに停電になり、さらにちょうどガソリン不足も発生している」可能性も考えなければならない。となると、ポンプ用に発電機を買うという選択肢もあまりよろしくないわけで、残されるのは「人力のみ」である。


Feliz Año Nuevo

2017年01月04日 | 設備/外構/庭

ちょっと遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

 ここの初日の出。

 

<2017年最初の週の作業>

① 本棚(続き)
② 網戸(続き)

 

こちらは他の西洋諸国と変わらず、大晦日の晩くらいしか盛り上がらず、かつ3が日という感覚もない。クリスマスホリデーが1月6日までで学校も冬休みなので、世間は休みといえば休みなんだが、敷地内にこもって作業してる分には、普段と何も変わらない。元日こそ休んだものの、毎日なんやかやと。

が! なんとプログレソ市全体が、新年を水なしで迎えていたのでありました。今回はうちの設備には何も問題なく(よかった〜)、純粋な断水。30日に水圧ダウン、31日には止まっていたらしいが、普通に水は出ていて、タンクと浄水槽が空になった3日の朝まで気がつかなかった。

水トラブルがあるとしばらくはポンプのモーター音に敏感になるが、やがて忘れてしまう。たまたま近くにいるときに作動すると「ああ、ポンプが水を上げてるな」と思うが、今回は意表を突かれた。本日(4日)夕刻、まだ出ない。

前回はうちのセンサートラブルとチェレムのポンプが焼け付いたのが原因だったが、今回のはもっと面白いですよ、奥さん。なんと、プログレソ市役所が電気代を滞納し、電気公社(連邦)が制裁としてポンプ場などへの電力供給を止めたのである。ニュースでは「井戸」と言ってたが、おそらく地下水を汲み上げる大施設がプログレソ中心部から30キロくらい離れたジャングルの中にあり、そこも止められたらしい。

そして、それだけしか情報がない。断水なんて日本だったら大騒ぎだろうが、慌てふためいたのはここでは我々だけである。市役所と電力公社の交渉はいいから、いつ供給が始まるかを知りたいんだが、そういうニュースは何もない。そもそも一昨日まで、この断水に関する報道が1紙しかなかった。日本でいう共同通信みたいなところとも思えないが、昨日出たのはすべてその記事と全く同じ。おそらく勝手に借用している。

ネットを常時チェックしていたら、今日ようやく違う文面らしき記事が出たので見てみたら、「プログレソ水道局では6日、恒例のくじ引き大会が行われる。これは、昨年通して支払期限内に水道代を払った使用者が参加でき、景品はガス台やテレビ・・・」というものだった。くじ引きなんかどうでもいいから水を出せ。

昨日いつもの魚屋が来たんだが、興味の対象は市役所の滞納が百万ペソだという点で、彼も「いつ出るか」はあまり気にならないようだった。さっき「氷がなくて漁師が困っている」というニュースが出たが、普段しょっちゅうやってる抗議デモも一切ない。ここの人たちは、井戸で水汲んでテキトーに身体洗えれば、なーんにも問題ないのである。

作業の後でシャワーを浴びられないとわかって(また年明けてからなぜかやたら暑い)、ちょっとペースが落ちた…というか、やる気半減。

 本棚。まだまだ。

もうあとペンキを塗ったら完成かと思っていたら、まだ細かい作業がたくさんあるという。なんともご丁寧なことで。

 網戸の本番。

木材を買ってきて、キッチンの窓(2ヶ所)と寝室の3つのうち小さい窓ひとつに取り付け完了。

 

本棚も網戸もあと数日で完成すると思うが、そのあと新たな大仕事が待っている。やっぱり、うちも井戸を掘らなければならない。