夜中に猫が何かと戦ってたなと思って朝見たら、こいつが床で死んでいた。ギョッとした。本物のサンゴヘビ、毒ヘビである。メリダに住んでいたとき、近所で偽サンゴヘビ(毒なし)を見たことがあったが、本物は初めて見た。ちなみに、どの色の隣がどうとかどの色とどの色が並んでるとかいうと忘れちゃうので、「黄色で挟んでいるのが毒あり」と覚えるといいです。
よくいる黒いサソリと違って(専用の抗生物質を薬局で買ってある)、この毒蛇に噛まれたら保健所か医者に処置してもらわないとひどいことになる。米大陸に棲むヘビなんでこんな田舎ならいてもおかしくないが、やっぱり家の中で見つけるのはちょっと…。猫ども、ありがとう。
日本でも田舎に行くとまだあるんだろうか。うちの村では公的な告知でもプブリモト(この記事の中ほど)が使われることが多いが、村役場と市場の上にこういうのが立っている。ハリケーン以外大した天災はないので、普段は「村役場に眼鏡屋さんが来ています」とか「小学校の何々イベントはいついつです」などのアナウンスを流している。ときどき、市場の前に駐車して商売してる車のスピーカーから出るバカでかい音にかき消されているw。
スペイン語の先生が「昔、役所の前で音楽を奏でていた人がいた。それみたいだ」と言っていた。派手な服を着て、音を鳴らしたあと役所のお知らせなどを喋っていたらしい。呼び名は忘れてしまったが、その説明の最後の方に、文盲の住民のためと書いてあった。うちの村もそうだと思う。
村のほぼ全ての世帯が持っている物シリーズ、木製家具。だいたい、折りたたみ椅子と折りたたみテーブルのセットか、背もたれなしのスツールのみいくつか持っていて、子供がいれば専用のもある。とにかく、みんな持っていて、みんな同じもの。形もサイズも全く同じ。
普段はハンモックに腰掛けていて、知り合いが家に来ると出す。このハンモックという物、余所者は気持ちよさそうとかああとか言うが、よく観察していて、「ここの気候や環境に即している、気持ちいいとか関係ない」と思うようになった。最初に書いたヘビや虫などから身を守るため。レンジャーなんかと同じですね。
いろんな生物が入りたい放題の借家や、雨が降っていろんな生物の天国になっている新居の庭にいると、はっきり言ってノイローゼになる人もいそうだと思う。非常時オタクとしてはこんなことで負けるわけにはいかない。強く生きなければw。
…というわけで、ユカタンでいちばんの楽しみ、美味しいものを。
急に食べたくなったんだそうな。写真は熱い岩の準備中。
毛を取って、真ん中でかち割ってある。マリアが牛タンの準備もしていた。
…の大きいやつなので、ブロという。伝統的なメキシコ料理じゃないという意見もある。小麦粉のトルティーヤで巻くので、ユカタンの料理ではない。その小麦粉のトルティーヤがなければタコライス。いつまでたっても、米=野菜という考えにはついていけない。
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