La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

よいお年を

2018年12月31日 | メキシコ 日常生活

…と言いつつ、すでに日本では新年。毎年31日の昼過ぎから感じる、日本での「オメデトー!」感とこちらでの「まだだよ」感の温度差。

 今回のお飾りはメキシコ色を出してみた。

…というのは嘘で、倶楽部でバタバタしているうちにススキの収穫をすっかり忘れ、気がついたら芝生が伸びきったときの変な草しか残っていなかった。注連縄が貧弱なのはまあいいが、オレンジ色の柑橘類を買うのも忘れていた。

その辺のモノでごまかしたわりには、かわいくなった。来年からこれにしよう。三角のものは、ナチョスとかいろんな料理で食べる、トスターダ。タコスの皮、つまりトルティーヤを切って揚げたもの。

 

   オイルチェンジ。

相棒が地面を掘ってピットを作った。

これまでメーカーの保証の問題もあって正規ディーラーで点検を受けてたが、もう4万キロくらい乗ったんで、これからは細かいことは出てこないだろうということで、高い金払って持ってくのはやめた。あと、こないだの点検でゴムが劣化しつつあったワイパーがそのままだったんで、正規といっても特別丁寧なわけじゃないから。そもそも動けばいいというお土地柄なんで、車検もない。

 

 米粉を煮る。

何かというと、ここでは雪見大福みたいな求肥?が mochi として人気で倶楽部でもリクエストが多い。が、餅粉がない。そう説明したんだが、熱烈な mochi ファンが、ここの米粉を差し入れてくれた。

が、ここの米粉は粒が荒く、そもそも長粒米が原材料なので、使い物にならない。実は前にもいろいろ試してみたんだが、今回差し入れという事態になり、以前は理屈で考えて却下した方法も試してみることにした。

結果は、やはりダメ。もういつもの米を炊いてついた方が簡単じゃなかろうか。水に浸しておいたらイーストみたいな匂いがしてきたので、一旦やめて袋に書いてあるようにパンを作ってみた。やっぱり粒の問題が残るんだが、何かコツでもあるのか?

パンに用はないし、インテグラといって玄米を砕いたものらしいので、年が開けたら糠床にしてみる。で、パンらしきものを作っているうちに食べたくなったので、どら焼きを作った。こちらは小麦粉(中力粉しか売ってない)で。

 美味し。

が、ここの蜂蜜を使ったら、味が強くて蜂蜜味のどら焼きになってしまった。今、食用サボテンの活用の幅を広げるために蜂蜜に漬けてエキスを抽出してるので、次回はそのちょっと苦い蜂蜜を使ってみる。

というわけで、今年もあと数時間。そしてもう明けてる日本には悪いが、よいお年を。


メリークリスマス

2018年12月25日 | メキシコ 日常生活

 

毎年25日の朝に感じる、日本での「もう済んだこと」感とこちらでの「これから本番」感の温度差。

その前に、玄関ドアの鍵がイカれた。

 塩害で錆びて修復不可能だったので、ノブごと取っ替えた。日頃から油を注したりしてメンテしてるが、海風が吹きさらす玄関はどうしようもない。

 

ここんとこ倶楽部で開催したイベント。

 風呂敷包み。

皺を寄せない包み方と、スイカ応用のバッグがウケた。

 塩じゃけ定食。

日本のピタットシート使いを真似た絶品。もちろんそんなモノは売ってない。ありがとう、カチ🐱。

 日本で買って持ってきてもらった甚平を売る。

ここの人は太ってるので、浴衣だと運動マットを巻かれたデブの中学生みたいになる。甚平なら着るの簡単だし可愛いと思うが、ここの衣類の安さがネック。

 料理教室、餃子。

自分が食べたくて皮作りから苦労してきた経験が活きる。ニラがないけど。

 マルチャンで美味しいラーメン

マルチャンというのはあのマルチャンだが、メキシコでは袋麺全般をそう呼ぶほどの市民権獲得済み単語/商品である。で、その作り方が、麺を茹で(すぎ)たとこへスープの粉をぶち込むだけ。美味いわけがない。で、なんちゃって日本レストランのなんちゃってラーメンがバカ受けし、日本人にラーメンの作り方を教えてくれ〜とラブコールが来る。日本だって家では袋麺を使うんじゃい、ただし作り方がちゃうで!ということで、ライブ。実は、どうせ自分たちの晩ご飯を作るので、ネタにした。

来年からは、日本語クラスを増やす。やっぱりメキシコ人教師のクラスとは違う需要があるのと、日本人教師がしてる学校に遠慮する必要がなくなったため。

 

 最近の犬ども。大きくなった。


断水その後

2018年12月06日 | 設備/外構/庭

ずいぶん間が空いたが、倶楽部のイベント準備などで、暇がないわけじゃないが何となくせわしかったんです。すみません。物理的な準備というより、企画を考える部分が頭と時間を占めるといった感じでしょうか。

で、他に何をしていたか…というと、ネット回線とまたしても水問題。ネットは、自宅と倶楽部の2ヶ所になるのでコストを最低限まで抑えられるように考えてるんだが、なにしろしょっちゅう新しいサービスが出る。なので、ただもう一ヶ所追加するだけでなく、しょっちゅう切れる自宅の契約をもっと安いのに変えられるかも含めて検討していた。

そして! もっと時間をとられたのが、7月末から続いていた断水の対応である。最後に書いたのが、これ。そう、あれからずっと! もうここでいちいち報告するのも面倒だったんだが、何とか水が来るところまでは回復したので、書く。

 ちょろちょろ来ている

8月上旬、「電気公社への支払いは9月に就任する新市長に押し付ける」と、バカ市長が発言。そのまま様子見してたら、9月になっても来ないので、水道局のクレーム部署に連絡。1週間ずつくらい空けて連絡を繰り返すが来ない。9月に何とかメンテ部門の担当者を捕まえたが、状況変わらず、9月中もその繰り返し。

10月になってお隣さんが久し振りに週末を過ごしに来たとき、隣には水が来てると判明。うちと隣ではメインの管(直径8センチくらい)から引くルートが違うので、問題箇所が絞れたからとっとと来いとクレーム。1週間後、それでも対応がないと水道局に行き、ディレクターに直談判。ディレクターがその場で担当部署に指令を出し、3時に行くというのですぐ自宅に戻ったが、来なかった。

時間や日にちにルーズなのはメキシコではお約束なので1週間待ったら、メンテ担当という人間から「新市長の元、地域全体の不良部所に取り掛かっているので、もう少し待ってくれ」と電話。この状況説明という当然のことがここではほとんどないので、喜んでここで油断して、またしばらく様子見してしまった。

11月になり、何度か水道局に掛け合ったが埒があかないので、Lさんに電話してもらったら、水道局中が我々のことを知っていると言われたらしい。あれだけ何度も行けば当然だ。明日は…というので待ってたが、結果は同じ。とりあえずガイジンを馬鹿にしてるわけじゃないと分かったが、降り出しに戻る。もう諦めて、真水の地下水に届くまで掘るらしい、深い井戸の検討を始めた。

12月下旬、前ぶれもなくメンテ部署の人間が来る。昨年末の断水のとき来た2人で、メインの管からうちまでのルートを覚えており、その辺を再びチェック。と、先月まではなかった「壊した家の瓦礫=山のようなコンクリとブロックの割れたやつ」がある。ここのゴミ問題(民意の…)もお約束なんだが、それらを苦労してどけた後もダメ。それどころか、メインの管に水が来ていない。

各戸のサブ管にもう誰も繋げてない(みんな諦めて井戸を掘ったか、ビーチ近くの道の辺りを通っている別のメイン管に繋ぎ変えたか)んだと思う。彼らが上司に確認したところ、その日はチェレムのポンプに問題があり止まっているという。おいおい。

翌日また来ると言って帰ったが、またしても。

そして先週、水を使ってなくてタンクの水位が下がるはずのないときに、急にうちのポンプが動き出したので見ると、ちょろちょろと水が来ている! 念のため、数日様子見してたら、なんとか来るようになったらしい。ただ、我々2人分なら…という条件つきなので、完全復活とは言えない。

…というわけで、4ヶ月以上に渡る断水が、ようやくほぼ解決した。おそらく途中から誰も読んでないと思う。これは自分たちのための覚書にする。あとは、次に水道代を払うとき、怒って支払いを止めた月分を未収にしないよう認めさせる交渉が残っている。