La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

パルケ・ハポネス(日本公園)

2019年05月31日 | メキシコ 日常生活

ここんとこ、倶楽部や石油工科大学の授業で聞かれたのが、豆腐。ここでは、例の「元魚屋→日本食料品店に拡大」で、アメリカの森永だったかの充填豆腐が売られている。高くはないんだが、我々の行動範囲より南方にあることもあって、1回しか買ったことがない。

手作りとなると、ずーっと前から海外在住日本人の間で流通している(30年前にはもうあった)、大豆が手に入らなくともヒヨコ豆で作る豆腐というレシピがある。苦汁を打たなくても、豆乳を温めるだけで固まってくる。味は、ヒヨコ豆。冷奴にして醤油をかけると、醤油のおかげでまぁ冷奴かなぁ…という感じ。

そのレシピは先人の努力の賜物なんだろうが、ヒヨコ豆ってのは結構世界中のどこにでもあるものだ。大豆以外ならヒヨコ豆じゃなきゃできないというわけでもないのかも…と思い、ここで売ってる別の豆を片っ端から試すことにした。似たようなものができればいいのである。

で、結果はダメで、大量のおからが残された。クッキーやら何やらにしたこともあるが、それも飽きていたので、糠床ならぬ豆床にしてみた。豆床という言葉があるかは不明。

 まずは糠と同じようにやってみる。

 1週間後くらい。

 漬けた野菜。

まあまあの成功であった。糠漬けよりヨーグルト風味っぽい。この写真の大根は、懇意のメキシコ寿司レストランの友達からもらったもの。買ったはいいが持て余したらしく(常夏メリダには大根はない)、色が変わりつつ萎びてもいたので、他に使いようがなかった。

一番美味しかったのはきゅうりだった。メキシコシティに長く住んでる日本人の友達が遊びに来て、気に入ってくれたのがよかった。

 

 クラブで出した団子。

前に出した mochi(彼らが餅と認識しているのは雪見だいふく)と今回の団子(彼らが団子と認識しているのは串に刺した3色団子)は、実は同じものである。ハワイ産の餅粉で作る、団子。が、材料の関係でこれら以外作りようがなく、水分量が違うだけなものをプレゼンで誤魔化している。こんなところで餅と団子の違いを力説していてもしょうがないので、まぁ構わないのである。喜んでくれるし。

その前日にメキシコ寿司屋の友達に誘われたイベントでみたらし団子を売ったんだが、第1回目の開催ということで客の出足が想像つかず、余ったら倶楽部で捌こうと予定していたもの。ところが人気で売り切れたので、新たに作った。串には刺さず、あんこときな粉の食べ比べにした。

 そのイベントでの「伝統的な点て方の抹茶の試飲」。

茶会をしてくれた友達に教わったとおり、釜などは展示して、干菓子と一緒に出すだけ。でもこれも好評だった。何しろ、「同じ茶会用と言っても海外向けのはクオリティが低い」と日本から持ってきてくれた抹茶である。ここの、ケーキの上にかかってる粉とかフラッペなんかとは一緒にならない。実際我々も、こんなに味が違うのかと驚いた。じわじわ美味い。その美味さをわかってもらって嬉しかった。

 

 落語を聞いて蕎麦を試食するというアクティビティ。

 盆栽教室。

 

  メリダ市内にある「日本公園」。

前からあるということだけは知っていたんだが、行ったのは初めて。盆栽教室を考えるついでに盆栽売る→庭造りを受注する…と妄想していて思い出し、行ってみた。

伏見稲荷(だったっけ?)はガイジンにとても人気があり、その写真がネットを通じて中南米人に結構浸透している。あとは、お約束の太鼓橋。他にらしく作ってあるのは鳥居の周りの竹くらいだが、期待以上に癒された・・・というのは、メリダの地形は真っ平らで、ユカタン州内部にはちょっと山っぽいところもあるが、そこは山で、こういうゴルフ場みたいなアンジュレーションは実に久しぶりだったのである。

これは手を入れれば(市にかけあおうか…)とも思ったが、ちょっと調べたら日本は何も関係なく、ただの地元の公園らしいので、出しゃばるのはやめる。

園内の池では3人の少年が小さい魚を取っていた。学校はどうした??

 


ヒナ孵る

2019年05月10日 | メキシコ 日常生活

ふと気づいたら、またしても1ヶ月も放ってあった。その間の出来事。

   

茶会。いよいよ友達が来て、お点前のデモと試食試飲という構成の茶会が実現した。母上がずっとお茶を嗜んでいらっしゃるとのことで、蔵?に眠っている道具を持ってきて、かつ置いていってくれた! 釜から茶碗から茶筅から何から何まで。彼女は外国人に教える免許をとったとのことで、また来るときにやってもらう。我々は、点て方は習ったので、味見イベントなら…ということで。

ちなみにメキシコ人は神妙に見学していた。ほとんどの人が正座したがったのにはビックリした。あとは別室に資料を張り出して茶道とは…の展示。これも真面目に読まれていたようで、よかった。

 

 大学の授業で巻き寿司。

ここにはメキシコ寿司という結構美味しい食べ物がある。クリームチーズなどが入った裏巻きで、酢はほとんど効いてない。巻いたあとパン粉をつけて揚げたのもある。

魚をはじめ食材のバラエティの関係で、日本どおりの寿司は巻物でさえ難しい。下手に無理するよりメキシコ寿司のほうがいい。が、授業なので、卵焼きと干瓢代わりのウリの煮物と、あと何だったかな?忘れた…を普通の太巻きの酢飯で。

話は変わるが、最近倶楽部で「どこの寿司屋がいい?」とか「どこそこは日本人から見てどうだ?」と聞かれることが増えて、メリダで一番と言われるジャパレスに行ってみた。数少ない日本人の知り合いの前評判は、高いだけ、二度と行かない…などで、まあ期待はしてなかったが。。。で、見事にあたりました。当たりじゃありません。腹。原因をいろいろ考えてみた結果、白まぐろというメニューの握りがあり、そのなんちゃってビンナガ?な魚はアルバコレというものを使うらしいんだが、米国からの輸入ものにエスコラルという毒魚が混ざるらしいので、これかと。まあ、違うかも知らんが、とにかくカニカマ(こっちではスリミと呼ばれている)のサラダ以外不味かったので、もう二度と行かない。店名知りたかったら連絡ください。

 ミニ和傘教室。

細かい作業が多くて、几帳面でないとキレイにできない。3人来て、一人できた。キレイでなくとも傘を広げたり閉じたりはできるので、残りの二人も喜んでいた。

 

   

庭の海のブドウの木に鳥が巣を作り、しばらく卵をあたためていたのが、2匹孵った。巣作り自体は結構見かけるが、卵は初めて。赤ん坊、思いの外デカイ。

 

 次は盆栽に取り組んでいる。

よく道端でBONSAIと書かれて売られているのはまあ小さい鉢植えで、ここは日本人が出ていって「盆栽とは!」をやりたい。できるまでちょっと時間がかかるそうなので、それを待って教室、続いて庭づくりまで広げたいが、どうか?