La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

日本クラブ

2018年08月19日 | ユカタン諸々

昨年か一昨年のデータだと思うが政府統計局のサイトで、ユカタン州に住んでる日本人は60人ちょっとだと読んだ。社交的な生活をしてるわけではないが、会ったことある人の人数やら噂やらを元に想像すると、40人弱という感じ。どっちにしろ少ない。

少ないのは構わないというか却っていいんだが、一つだけ難点がある。日本食へのアクセス。食料品店はゼロ。国内のどこかの都市の店に注文する以外、メキシコ内では手に入らない。

レストランも、日本人の経営(というか調理人)と言われている店が2、3軒あるが、メニューを見たらずいぶんこっち寄りだった。こないだ行った自称日本人経営+日本人らしき調理人もいた人気レストランなんか、ホンモノと言われて人気だったが実はとんでもなかった。

ここまで日本人が少ないと日本人好みのものをメインに出すのは難しいと思うので、それは構わない。美味しいとの評判がなかなか立たないだろうし、それ以前に仕入が大変だろう。

でも、数は少ないが日本に行ったことがあって味を知ってるメキシコ人もいて、料理について尋ねられることは多い。知らなくて興味だけの人はもっといる。1回、馴染みのレストランと日本料理教室をしたんだが、定期的にやってみたい。

あと、それとは別に、土曜日だけ働いてた語学学校を辞めることにしたので、そこで教えていた生徒たちの受け皿が必要になった。日本人から日本語を学べるのは、友だちの日本語学校と、メキシコのある大学の語学センターでやってる日本語コースくらいで、他には個人でレッスンをしてる人がちらほらいる程度と思われる。

日本人以外が教えているところもある。語学なんかネイティブというだけの人間より、非ネイティブでも教えるための専門教育を受けた人から習うほうがいいんだが、ここの非ネイティブの自称教師はあまりレベルが高くないので、可哀想なことに生徒はみんな同じところでつっかえている。助詞である。

それはともかく筆者の生徒たちにいいクラスを紹介しようと思ってたら、そのまま筆者から学びたいと言われた(特別良い教師というわけではないと思うが馴染みがあるから。ユカタン人って保守的なのである)。中国人気に押されっばなしの今、彼らは数少ない頑張り屋さんたちなので、大切にしなければならない。

それに、外国人向けとしてメジャーな日本語教育は、とにかくてんこ盛りだ。教材はほぼ、日本に来て住む外人でかつ職業訓練とかに耐えるレベルか、あるいは海外に住む将来の帰国子女向けなので、きちんと話せるようになるのが最終目標なのである。飽きっぽいメキシコ人にはあまり合わない。

そんな堅苦しいのじゃなくて、アニメが入り口でちょろっと触りだけでも…ってなメキシコ人に教えるのもいいかも・・・と前から思っていた。

他にもいろいろ理由があるんだが、メリダでミニ文化センター(日本クラブ。友達のメキシコ人の命名)をしようということになり、真剣に検討し出したのが5月頃だったか。ひと月ほど前から借家を探していて、やっと契約にこぎつけた。

まあ、ぼちぼちとやっていくつもり。

 

 学校の近くのビル建設現場。

うちの現場でもハラハラしながら感心してたんだが、命綱も何もなしで、怖くないのか。セメントの入ったバケツを落としたら、下にいる人間、死ぬぞ。


スイカ その2

2018年08月13日 | 設備/外構/庭

実は、最初に3センチくらいの実を2つ見つけたとき、葉っぱの形が違うので一方はカボチャかと思っていた。しばらくして、いや〜真ん丸だからスイカだろうと、カボチャ説は却下された。

今朝、スイカ説も却下。なんと、メロンだった! いつメロンの種なんか捨てたっけ?

 

最近の地元メディアの記事。ここで「人が増えた人が増えた」と騒ぎ、そのせいで断水地獄に陥ってたわけだが、どれだけ増えたか見てくださいな。


断水対策(さらに)とスイカ

2018年08月08日 | 設備/外構/庭

一昨年末、昨年末と続いた市の水道局の電気代未払いを原因とする断水が、またしても。電気公社にポンプ場への送電を止められたため。たかだか600万円程度の負債がどうにもならないってくらい、田舎の貧乏市なわけです。

プログレソには毎週客船が着いてきれいなビーチもある。人口はさほど多くないし、観光地として普通にやっていけるはずなんだが、この体たらく。確か去年、連邦政府の経済特区にも選ばれたはずなんだが、大きな効果というか特区を生かした発展とか、とんと聞こえてこない。

それはともかく、今回は長引くという噂と、昨年末から300ペソも値上がりした水をまた買うのを避けるため、またまたまたしても新たな断水対策を施した。いったい、いつになったら解決するのか? (こないだの断水対策

今回は、タンクローリーの高い水を買うより非常時には隣家の井戸水を許容するという方針で。この辺の井戸水は塩分濃度が高いのでシャワーを浴びてもさっぱりしないんだが、お金は大切です。何より、市に水道代をちゃんと払ってるのにエキストラで水を買うというのが、ムカつく。

 小型ポンプに取り付けるパイプ。

小型ポンプは、前回の断水対策で太い水道管から吸うために買ったものを使う。今回は、ポンプから井戸水までのパイプと、貯水槽前のホースにポンプを繋ぐパイプと、そのパイプに繋ぐ空気抜きを作る。パイプと接続のための部品は、こないだメリダで買ってきた。

これがなんと、パイプの径というか厚さなどが微妙に違って、なかなかうまくいかない。ただの水道管程度なら問題ないんだが、ポンプとなるとちょっとの隙間が命取りになる。日本にいた頃に消防団で使っていたポンプがいかに優秀だったか、よ〜くわかる。どこからどんな部品を調達してもピッタリ隙間なく合う…なんてのは、この国では望めない。

当初相棒はいろいろ考えて必要以上の機能を持たせようとしていたらしいが、メキシコ・クオリティに負けて諦めた。近所のおっさんがしているような原始的な設置方法でないと、ここでは無理なのであった。

 

 ブーゲンビリアの挿し木、成功。

畑(花壇)の中に刺してある枝に花が咲いたの、見えるでしょうか? なぜかちょっと色が違う。元の木のは赤っぽいピンク。挿し木の方は、真っピンク。

 スイカ。

4月頃、食べたスイカの種をここへ捨てておいたら、7月頭くらい、忘れてた頃にあちこちで芽が出てきた。放っておいたらどんどん育って、実が3つなった。朝ブンブン蜜蜂が飛んでいたので、彼らが受粉させたのであろう。

現在、直径10センチ強。元のスイカは、こっちの縦に長いタイプで馬鹿デカかった。ま、食べられればラッキー。