「動物飼育も稲作も、同じ?」
『もう、肉も卵も牛肉もいらない!--完全菜食主義、ウイーガニズムのすすめ』(エリック・マーカス著、早川書房)という本に、鶏や豚や牛の飼育状況(主にアメリカでの)が書かれてあります。
鶏も豚も牛も、早く、速く、早く、速く、… です。
少しでも太らせ、乳を出させ、かつ収益が上がるように、です。
食用鶏=ブロイラーは、早く肉を付かせるために、立つことさえままならない鶏もいるそうです。牛は、雌は(乳牛)、毎年くらい妊娠させられるそうです。…
私は、(日本の稲作は、違うわい、)と思っていたのですが、そんなこと、ないようです。
『不耕起でよみがえる』 (岩澤信夫著、創森社)という本に、
P.63 「日本の機械化農業の仕組みは、イネの生理を無視し、中途半端に病害虫に弱い稚苗を作り、密植しなければ収量が確保できないと考え、その弱点を窒素肥料で補い、農薬で守る、という図式になっているのです。」
とあります。
籾を植えてから、田植えの頃までを、ビューンを伸ばすそうです。本来なら5センチほどにしか育ってないのに、機械用に、15センチくらいに伸ばすのだそうです。
イネは葉が3枚出るまでは、自分では光合成はしない。(田植えの頃は2、5枚)根から水分を吸収するだけですが、その時に、温度を上げ、肥料を与え、水をたっぷりやって、上に伸ばすのです。
徒長を強いられたら、老化が始まります。そうしたらあとは、化学肥料や農薬が必要になるというわけです。
P.64 「農薬をたくさん使わなければならない本当の理由は、機械化のための工業的な栽培手段により、病虫害にどれほど弱くても、いかに収量を上げるか、ということに関心が向いていたからです。」
とあります。
促成栽培し過ぎなんですね。人間でいえば、成人するまでを、もっとゆっくり育てましょう。(出来るようになるまでを、丁寧にしましょう)
また、失敗した時や、悪いことをしてしまった時など、なぜ? とか、どうしたら良い? とかいうことに、もっと時間とエネルギーをかけるべき、と思います。
『もう、肉も卵も牛肉もいらない!--完全菜食主義、ウイーガニズムのすすめ』(エリック・マーカス著、早川書房)という本に、鶏や豚や牛の飼育状況(主にアメリカでの)が書かれてあります。
鶏も豚も牛も、早く、速く、早く、速く、… です。
少しでも太らせ、乳を出させ、かつ収益が上がるように、です。
食用鶏=ブロイラーは、早く肉を付かせるために、立つことさえままならない鶏もいるそうです。牛は、雌は(乳牛)、毎年くらい妊娠させられるそうです。…
私は、(日本の稲作は、違うわい、)と思っていたのですが、そんなこと、ないようです。
『不耕起でよみがえる』 (岩澤信夫著、創森社)という本に、
P.63 「日本の機械化農業の仕組みは、イネの生理を無視し、中途半端に病害虫に弱い稚苗を作り、密植しなければ収量が確保できないと考え、その弱点を窒素肥料で補い、農薬で守る、という図式になっているのです。」
とあります。
籾を植えてから、田植えの頃までを、ビューンを伸ばすそうです。本来なら5センチほどにしか育ってないのに、機械用に、15センチくらいに伸ばすのだそうです。
イネは葉が3枚出るまでは、自分では光合成はしない。(田植えの頃は2、5枚)根から水分を吸収するだけですが、その時に、温度を上げ、肥料を与え、水をたっぷりやって、上に伸ばすのです。
徒長を強いられたら、老化が始まります。そうしたらあとは、化学肥料や農薬が必要になるというわけです。
P.64 「農薬をたくさん使わなければならない本当の理由は、機械化のための工業的な栽培手段により、病虫害にどれほど弱くても、いかに収量を上げるか、ということに関心が向いていたからです。」
とあります。
促成栽培し過ぎなんですね。人間でいえば、成人するまでを、もっとゆっくり育てましょう。(出来るようになるまでを、丁寧にしましょう)
また、失敗した時や、悪いことをしてしまった時など、なぜ? とか、どうしたら良い? とかいうことに、もっと時間とエネルギーをかけるべき、と思います。