地球の危機!

私は、「環境goo」のファンです。
私も 地球を(人も)守りたい!

「ドーハラウンド」

2008-11-05 19:06:27 | Weblog
前回、「ドーハラウンド=貿易の自由化交渉」について少し触れました。

2008年の交渉は(中国、インドの反対で)決裂したのですけれど、私はこれは、決裂した方がバンバンザイであったと思います。

先進国にとっては、工業製品の自由化にとっては、残念であったかも知れないけれど、それは、土台、基準のとり方が違う。

途上国を最優先にすべき、本当は、そうであるべき。

思い返せば日本も、1853年にペリーがやって来て、その時結ばせられた不平等条約のお陰で、明治時代丸々苦しませられるのです。どの(外務)大臣も撤廃しようと試みますが、できませんでした。(陸奥宗光が「治外法権」撤廃)

完全撤廃(関税自由化の撤廃も含めて)には48年かかっているのです。

「文芸春秋」2007,7月号に、イギリスは戦後GHQの新憲法を見てこのように言っていたということだ。

(引用始め)
「GHQは、日本で壮大かつ野心的な実験を行おうとしている。支配と教化で、国民の政治的体質を変え、これまでの知的伝統を破壊、または大きく修正できると考えている。可能かもしれないが、歴史上そのような前例は聞いた事がない。」


「我々が日本に選択させるべきは、立法府と個人の権利を尊重するアングロサクソン型民主主義である。これはキリスト教の教義に由来する個人の自由の伝統から長い時間を掛けて発展してきたものだ。それが産業革命後の裕福な中流階級により、19世紀に拡大してきた。

同じ条件が整わなければ、日本で同じ発展が起きるとは思えない。」


「考えられるのは、日本を1868年の明治維新後の状態に戻し、 (中略)  リモートコントロールすることである。すなわち、国際社会復帰が認められるまで、欧米列強の監視下に置き、不平等条約も改正しない。」
                              (引用終わり)


不平等条約を結ばせられることが、される側にとってどのようなことなのか、特に旧宗主国は、全く分かっていない、今も分かっていないじゃないか、と思いました。

このやり方について、「ノー!」と言わないといけないと思います。

どういう結果が得られるか、ということも大事だけれど、レベルに差がある場合には、一番不利なところを最優先にするべき、そのことがまずは守られていなければいけないと思う。

「金融危機」が起きたのだから、「やり方」も、(今こそ!)考えてみたらよいと思います。





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   アメリカよ、イラクから手を引け!!

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