地球の危機!

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「グローバリゼーションの脅威」

2010-12-02 18:03:24 | Weblog
「グローバリゼーションの脅威」

(『なぜ雇用格差はなくならないのか』 (小林良暢著、日本経済新聞出版社より)

1、
2008年のリーマンショックを契機に、日本では、雇用が、正社員から非正社員へと一層進みました。日本国内にあった工場は、人件費の安い途上国へどんどん出て行きました。

中国が急激な経済成長を成し遂げて、その事は、日本にとって脅威でもあったのです。

自動車、電機の企業物価(製品の「定価」だと思う)は、1985年に比べて、2003年には、自動車が15%、電機は64%も下がったのです。(!)

先進国はまさに、「グローバリゼーションに晒されている」と言えると思います。


2、
「AllAfrica」のHPに「グリーンカード」という言葉がありました。(何だろう?)と思いました。

「アメリカで働き、生活するチャンスを是非掴んでください!  (…)

永住権抽選プログラムの当選者は、米国政府による永住権抽選の結果に基つ゜いて決定されます。」

と書いてありました。アメリカで、どうぞ、暮らしてください、ということですか?

「AllAfrica」というのは、アフリカに関する情報が載っているHPなのに、なぜアメリカへの永住権? と思って、不思議でした。

アフリカで、例えば、医療関係、医師とか看護士とかの資格を得ても、アメリカでの給与の方が高いと、アメリカへ移住して、アフリカでは相変わらず医師(看護士)不足が続く、というのを読んだ事があります。

「グリーンカード」についての情報が載っていると、アフリカからの人材流出が止まらないという事は無いのかな、と思い(心配)ました。


3、
1つ閃いたのは、「工場」(第二次産業)が国外に移転する(した)のは、アメリカにとっても脅威ではなかったのか? という事です。

日本が高度経済成長を出来たのは、製品をアメリカが買ってくれたからです。日米間でも、貿易摩擦がありました。

工場が海外へ流出するというのは、先進国にとっては、確かに深刻な問題です。非正規労働者の「派遣村」などの映像を見るにつけ、私もその事を認識できました。

工場が人件費の安い所へ、安い所へ、シフトして行って、地球はどうなるのだろう? 
と思います。


「グローバリゼーション」は先進国にとってのみならず、途上国にとっても脅威だと思うので、そのあり方を、G8→G20、否、もっと多くの国々で話し合ってみたら、どうでしょう?


アメリカは、他者をやっつける事に大きな力を注ぐように見えます。困難を乗り越える事も素晴らしいけれど、自分が他の人に助けられる事も、素晴らしい事だと思います。

他の人に助けられて「ありがとう」と言える人は、「弱い人」 ではなくて、「素敵な人」だと思います。今度は自分が誰かを助けてあげたら良いと思います。

アメリカは、「強い国」だけでなく、「他国から好かれる国」にもなってほしいです。

同じ目線で話し合う事が出来たら良いですね~