地球の危機!

私は、「環境goo」のファンです。
私も 地球を(人も)守りたい!

「利益」

2010-03-08 19:20:00 | Weblog
「利益」

『牛丼1杯の儲けは9円』 (坂口孝則著、幻冬舎新書)に、こんな例が挙げてありました。

1、「ラーメンの麺を2本減らしたら」

昼間のお客さんには2本減らして、夜のお客さんには、飲んだ後に来られるお客さんも多いから、4本減らしてみよう。

そうすると、お客さんが、昼100人、夜100人、来てくれるとして、

1日当たり、+1200円になる。


2、「鉄板を、0.05ミリ薄くすると」

厚さ1ミリの鉄板を作る時には、どうしてもプラスマイナス0.1ミリの誤差がでる。この、プラスマイナス0.1ミリというのは、許容範囲です。

作る方は、大体、1ミリ、プラスマイナス0.05ミリの範囲内で作っている。

それならば、最初から、0、95ミリで注文すればいいじゃないか。

そういうふうにすると、購入費が5%安くなる。


3、「居酒屋さんでは、手間と時間まで計算する」

ビールであれば、

注文を受けて(30秒)
   ↓
グラスを手に取り(15秒)
   ↓
ビール・サーバーのハンドルを引きグラスを一杯にし(15秒)
   ↓
配膳完了(30秒)    (計90秒 )


チューハイであれば、さらに、香味料や着色料を加える/ コップが洗いにくければ、 +20秒とかになります。

これって、人間の誤差(失敗)が許されなくなる(狭くなる)のだな、と思いました。

私が思い浮かんだのは、新聞の勧誘です。

A新聞社の方が「A新聞を取って下さい」と来られる。

B新聞社の方が、「B新聞をとって下さい」と来られる。

C新聞社から、電話で「取ってください」と言われる。

こういう時、困ったな、と思います。

提案ですが、例えば、A衣料品店とB衣料品店が隣り合わせくらい近くにあった場合、

A点では、ズボンとソックスを、(わざと)品薄にする。
B店では、スカートとブラウス、シャツ類を、品薄にする。

というふうにしたらどうか、と思いました。

同様に、新聞も、

地方紙はその地方のことを重点的に、全国紙は、全国のこと/国際関係を重点的に、これは現在、そうなっています。

福祉に関しては、A新聞が詳しい、
教育に関しては、B新聞、
環境問題に関しては、C新聞  …

というふうにすれば、どこの新聞社も、最低部数は売れるのではないか。…   そんなことでは、ダメなんですか。


原田武夫氏が、『NO」と言える国家』 (ビジネス社)という本で、「公営第二放送を作る」ということを、提案しておられます。

私も賛成です。国民が、異なる意見も知ることが出来るようにしたら、(今の)NHKも「偏向放送じゃないか」と叩かれることもなくなると思うし…

NHKは、中国に関することを重点的に放送するとかして、各々の会社が、各々の会社の特色を作っておけば、利益の額が巨大にはならないと思うけど、続けてはいけるのではないかと。これではいけないのですか?

『反貧困の学校』 (宇都宮健児/湯浅誠 編、明石書店)という本の中に、「経済の貧困」、「関係の貧困」という言葉が出てきました。

「上位○社」という発表を見ることがあります。これは、「経済の豊かさ」(のみ)ですよね。「関係の豊かさ」は入ってないと思います。

それは、アンフェアです。「関係の豊かさ」も、取り戻そう! みんな、つながろう!!