健康診断ブログ

みなさん健康診断受けていますか?

肝機能検査 AST(GOT)、ALT(GPT)

2017-10-31 13:46:26 | 肝機能検査
医療法人財団京映会の健康診断ブログです。

今日は、AST(GOT)、ALT(GPT)についてです。

ASTもALTも、血液検査の中の肝機能検査です。

以前は、GOT・GPTと呼ばれていました。

ASTは心臓、筋肉、肝臓に多く存在する酵素であり、ALTは肝臓に多く存在する酵素です。

これらの数値が高い場合は、急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、肝臓がん、アルコール性肝炎などが疑われます。

また、ASTのみが高い場合は、心筋梗塞や筋肉疾患などを疑います。

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医療法人財団京映会 京橋クリニック
〒133-0065 東京都江戸川区南篠崎町2-40-3 03-3677-8121(代表)

血液一般検査 血小板

2017-10-28 12:00:35 | 血液一般検査
医療法人財団京映会の健康診断ブログです。

今日は血小板数の検査についてです。

血小板は血液の成分の一つです。

出血したとき、その部分に粘着して出血を止める役割を果たしています。

血小板数が少ない場合、血小板の生産が低下、もしくは何らかの病気で血小板が壊されていると考えられます。

血が止まりにくくなったり、内出血があちこちにできるといった場合も血小板数が少ない可能性があります。

逆に血小板数が多い場合、血が固まりやすくなり、血の塊を作り、血管を詰まらせてしまう可能性があります。

高値では、血小板血症、慢性骨髄性白血病、真性多血症などを疑います。

低値では、特発性血小板減少性紫斑病、再生不良性貧血、急性白血病、肝硬変などを疑います。

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血液一般検査 血清鉄

2017-10-27 11:27:05 | 血液一般検査
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今日は、血清鉄についてです。

血清とは、血液中の液体成分のことを言います。

血清鉄とは、その血清中に含まれる鉄分のことです。

鉄分は赤血球中のヘモグロビンを作る材料で、血清鉄検査は、貧血の程度や原因を調べる検査です。

鉄分は血液中に一定量を含んでいますが、不足すると赤血球は作られなくなり鉄欠乏性貧血となります。

他にも低値では、腫瘍、慢性炎症、慢性関節リウマチ、慢性腎不全、妊娠などが疑われます。

また高値の場合は、再生不良性貧血、溶血性貧血、肝硬変などを疑います。

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血液一般検査 ヘマトクリット

2017-10-26 15:16:07 | 血液一般検査
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今日は、血液一般検査のヘマトクリット値についてです。

ヘマトクリットとは、一定量の血液中に含まれる赤血球の割合を調べる検査です。

赤血球数が減ると、ヘモグロビン量は減り、ヘマトクリットの値も下がります。

このように、3つの値は密接に関係して増えたり減ったりしています。

これらのデータをもとにして、貧血の種類をおおよそ診断できます。

ヘマトクリット値が低ければ、血液が薄いということを意味しているので、貧血が疑われます。

大部分は女性に多い鉄欠乏性貧血、ついで多いのが悪性貧血、再生不良性貧血、白血病やがんの転移による貧血です。

逆にヘマトクリット値が高ければ、血液はどろどろの状態で流れにくく、詰まりやすくなります。

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血液一般検査 血色素量

2017-10-24 11:55:52 | 血液一般検査
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今日は、血液一般検査の血色素量についてです。

赤血球の中に含まれる血色素(ヘモグロビン、Hb)の量を調べる検査です。

血色素とは、赤血球に含まれる成分で、その名の通り、血液を赤い色に見せている色素です。

血色素は、赤血球の中に多く含まれており、酸素を体のあちこちに運ぶ働きを持っています。

血色素量が低すぎる場合は、赤血球や血色素が少なすぎている状態であり、多くは貧血であると考えられます。

貧血は、赤血球や血色素が減ってしまったことで、体内に酸素が十分に供給されていない状態をいいます。

例え、赤血球の数は正常であっても、一つ一つが小さいと、その中に含まれる血色素の量も少なくなってしまうため、鉄欠乏性貧血になってしまいます。

数値が高すぎる場合には、血液中に赤血球が多すぎるため、血液がドロドロになり、血管が詰まりやすくなっています。

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血液一般検査 赤血球数

2017-10-23 20:46:10 | 血液一般検査
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今日は、血液一般検査の赤血球数についてです。

赤血球は杯で取り入れた酸素を全身に運び、不要となった二酸化炭素を回収して肺へ送る役目を担っています。

赤血球数の高値は多血症や脱水、低値のときは貧血が疑われます。

赤血球数が少ないと、酸素の運搬能力が低下し酸欠状態になって、貧血を起こす要因のひとつとなります。

逆に増えすぎると、血液が濃くなって流れにくくなり、欠陥がつまりやすくなります。

赤血球は朝に多く、夜には減少し、季節的に夏に少なく冬に多くなります。

運動や喫煙によって高値を示す傾向もあり、妊娠時には低値になります。

老人は、正常でも低値となる傾向があります。


▲健康診断 血液検査


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血液一般検査 白血球

2017-10-21 11:24:01 | 血液一般検査
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今日は、血液一般検査の中の白血球数についてです。

白血球は血液の成分の一つで、異物の進入に対抗してからだを守る働きをしています。

細菌などの異物が体に入ってくると、白血球の数が増加して、その異物を自らの中に取り込んで消化し無害化します。

ですから、細菌から体を守る働きがあります。また、喫煙者ではやや高値となります。

高値では、細菌感染や炎症、血液疾患や腫瘍を疑います。

また低値では、再生不良性貧血や骨髄の造血機能の低下、薬剤の影響などを疑います。

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骨評価検査

2017-10-19 15:05:56 | 健康診断の日々
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今日は、骨評価検査についてです。

超音波の伝道速度により骨の密度を推測します。

年齢とともに骨密度は減少しますので、同年代と骨密度ピーク時(若年)との数値比較からレベルを推測します。

骨評価値減少=骨粗しょう症ではありませんが、程度により栄養や日常生活の指導、専門医への相談が必要になります。

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子宮細胞診検査

2017-10-17 16:10:27 | 健康診断の日々
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今日は子宮細胞診検査についてです。

子宮頚部細胞診検査は、子宮頚部をブラシやヘラでこすって採取した細胞を顕微鏡で観察し、正常か否かを調べます。子宮頚がん検査として有効です。

結果は、クラス分類(クラスI:異常なし~クラスV:がんの五段階)が使われていましたが、
子宮細胞診検査は、現在ベセスダ分類が使われるのが一般的です。

ベセスダ分類
NILM:異常なし
LSIL:HPV感染や軽度異形成←軽度の異常
HSIL:中等度異形成・高度異形成、上皮内癌 ←高度の異常、早期がんが疑われます。
SCC:扁平上皮癌 ←子宮癌が疑われます

※上記に分けられない場合もあります。(ASC-US:NILMとLSILの間、ASC-H:LSILとHSILの間)

※SILというのは英語の扁平上皮内病変の略です。
子宮の出口のがんの出来やすい部分のことを扁平上皮といいます。
そこの異常という意味で、扁平上皮病変=SILと表現します。

LSILの L はLow、HSILの H はHighの意味です。

NILMは、negative for intraepithelial lesion or malignancy
(上皮内病変や悪性腫瘍の否定)

SCCは、squamous cell carcinoma(扁平上皮癌)


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喀痰細胞診検査

2017-10-16 12:52:50 | 健康診断の日々
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今日は、喀痰細胞診検査についてです。

痰は呼吸器系の粘膜からしみ出る分泌物で、その成分には、肺や気管支、咽喉頭など気道からはがれた細胞も含まれています。

これらの細胞に異常があったり、異物(細菌、ウイルス、ほこりなど)や血液成分が混じっていたりすると、痰に変化があらわれます。

痰に混ざって排出された細胞を顕微鏡により観察することで、肺がんなどの可能性を調べます。

結果はクラスⅠからⅤまであり、クラスⅠとⅡは陰性で、がん細胞はありません。

クラスⅠはまったくの正常細胞で、クラスⅡは炎症をおこしている細胞ですが、がんではありません。

クラスⅢは偽陽性で、再検査をします。ⅣとⅤは陽性で、がん細胞が認められたことであり精密検査をします。


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便潜血反応検査

2017-10-13 13:35:38 | 健康診断の日々
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今日は、便潜血反応検査についてです。

この検査では便中に混入した血液(ヘモグロビン)を検出し、消化管の出血性疾患の有無を調べます。

大腸ガンの多くは出血を伴い、便に血液が混入しているので、大腸がんのスクリーニング検査として使われています。

陽性の場合は、消化管の出血性疾患、大腸ポリープ、大腸がんなどが疑われます。

しかし、痔や歯茎出血でも陽性となる場合もありますので、偽陽性を防ぐために、2回別の日に採取する「二回(二日)法」が普及しています。

確定診断ではないスクリーニング検査なので、陽性の場合は精密検査が必要です。


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眼圧測定検査

2017-10-12 13:13:24 | 健康診断の日々
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今日は眼圧測定についてです。

眼球の中にある房水という液体で保たれている眼球内の圧力を眼圧といいます。

眼圧の高さで、高眼圧症(視神経や視野には障害はないが、眼圧が慢性的に高い)や、緑内障(視野に欠損がみられる)、網膜剥離、虹彩毛様体炎などの目の病気にかかっているかどうかを調べることができます。

緑内障は成人の失明原因第2位ですので、眼圧が高い場合は精密検査の必要があります。

空気圧による眼圧計は、器具が患者さんの目に直接触れることはないので、麻酔などの必要がない短時間で終わる検査です。

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眼底撮影検査

2017-10-06 08:36:44 | 健康診断の日々
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今日は、眼底撮影検査についてです。

眼底の血管は、人間の体の中で唯一直接的に血管を観察できる部位です。

瞳孔に光をあてて眼の奥の網膜、脈絡膜、血管、視神経などの状態を観察します。

網膜剥離や眼底出血、緑内障などの眼疾患だけでなく、生活習慣による糖尿病や高血圧、動脈硬化、血管病変なども知ることができます。

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乳腺超音波検査

2017-10-05 19:11:08 | 健康診断の日々
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今日は、乳腺超音波検査についてです。

高い振動の超音波を乳房に当て組織を画像化し、乳房内部を検査します。

乳腺超音波検査は、広範囲の乳房全体について、しこりの形状や周辺の状態、乳腺症、のう胞、腫瘍、乳腺病変などの有無を調べます。

X線と違って放射線の被爆がないので妊婦さんが受けても大丈夫です。

下腹部超音波検査

2017-10-03 10:57:40 | 健康診断の日々
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今日は、下腹部超音波検査についてです。

高い振動の超音波を臓器に当てるとそのエコー(反射波)によって臓器の動きや変化を知ることができます。

下腹部超音波検査は、主に膀胱・前立腺・子宮・卵巣について、結石、のう胞、肥大、腫瘍など、病変の有無を調べます。

腹部内にガスが充満している場合は、反射によりよく見えない場合があります。また、膀胱内に尿が少ないと、膀胱の裏にある臓器がよく見えません。下腹部超音波検査がある時は、尿を溜めるようにしてください。