健康診断ブログ

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子宮細胞診検査

2017-10-17 16:10:27 | 健康診断の日々
医療法人財団京映会の健康診断ブログです。

今日は子宮細胞診検査についてです。

子宮頚部細胞診検査は、子宮頚部をブラシやヘラでこすって採取した細胞を顕微鏡で観察し、正常か否かを調べます。子宮頚がん検査として有効です。

結果は、クラス分類(クラスI:異常なし~クラスV:がんの五段階)が使われていましたが、
子宮細胞診検査は、現在ベセスダ分類が使われるのが一般的です。

ベセスダ分類
NILM:異常なし
LSIL:HPV感染や軽度異形成←軽度の異常
HSIL:中等度異形成・高度異形成、上皮内癌 ←高度の異常、早期がんが疑われます。
SCC:扁平上皮癌 ←子宮癌が疑われます

※上記に分けられない場合もあります。(ASC-US:NILMとLSILの間、ASC-H:LSILとHSILの間)

※SILというのは英語の扁平上皮内病変の略です。
子宮の出口のがんの出来やすい部分のことを扁平上皮といいます。
そこの異常という意味で、扁平上皮病変=SILと表現します。

LSILの L はLow、HSILの H はHighの意味です。

NILMは、negative for intraepithelial lesion or malignancy
(上皮内病変や悪性腫瘍の否定)

SCCは、squamous cell carcinoma(扁平上皮癌)


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