健康診断ブログ

みなさん健康診断受けていますか?

βリポ蛋白検査

2017-12-25 14:28:30 | 血中脂質検査
東京都江戸川区の医療法人財団京映会の健康診断ブログです。

今日は、βリポ蛋白検査についてです。

血清中の脂質の大部分は、たんぱく質と結合しリポ蛋白として存在しています。

βリポ蛋白質は、リン脂質、中性脂肪、コレステロールと結合して血液中に流れるため、血中の脂質の動きがわかります。

高値の場合は、血中脂質増加による動脈硬化症、糖尿病、肥満症、ネフローゼ症候群などが疑われ、低値の場合は肝実質障害、慢性栄養不良などを疑います。


▲血中脂質検査、βリポ蛋白検査




巡回健診の京映会 
医療法人財団京映会 京橋クリニック
〒133-0065 東京都江戸川区南篠崎町2-40-3 03-3677-8121(代表)

総コレステロール検査

2017-12-18 10:47:57 | 血中脂質検査
東京都江戸川区の医療法人財団京映会の健康診断ブログです。

今日は、総コレステロール検査についてです。

総コレステロールは、HDL(善玉)コレステロールとLDL(悪玉)コレステロールのほぼ総数値です。

血液中のコレステロールが多くなりすぎると、動脈硬化症などの生活習慣病の原因となります。

日本人のコレステロール値は、ファストフードなどに代表される食生活の欧米化により年々高くなってきています。

増えすぎたコレステロールは、血管の壁に付着し、血管を詰まらせる一因となります。

これが脳動脈で起きれば脳梗塞に、心臓の冠状動脈で起きれば心筋梗塞になります。


▲血中脂質検査 総コレステロール検査




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LDLコレステロール検査

2017-12-16 12:18:34 | 血中脂質検査
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今日は、LDLコレステロール検査についてです。

LDLコレステロールは、細胞内に取り込まれなかった余剰なコレステロールを血管内に放置し、動脈硬化を引き起こす原因となります。

このため、悪玉コレステロールと呼ばれ、血管壁に蓄積して動脈硬化を進行させます。

動脈硬化とは、血管の弾力が失われて硬くなり、血管の内側の壁にさまざまな物質が溜まって狭くなり、血液が流れにくくなる状態のことをいいます。

放置していると心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす危険性があります。

この動脈硬化の最大の危険因子となるのが、一般的に「悪玉」と呼ばれているLDLコレステロールなのです。

総コレステロールが高い場合、そこに含まれるHDLコレステロールが高いため、LDLコレステロールが正常域でも脂質異常症と指摘されることがあります。

しかし、実際には動脈硬化を促進するのはLDLコレステロールですから、正確に脂質異常症を判定するには、総コレステロールの値よりもLDLコレステロールを測定することが大切です。

なお、動脈硬化に関係が深いことから、40歳から70歳を対象として実施される特定健診でも必須検査項目の一つとなっています。


▲血中脂質検査 LDLコレステロール検査


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HDLコレステロール検査

2017-12-14 13:28:44 | 血中脂質検査
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今日は、HDLコレステロール検査についてです。

HDLコレステロールは、血管内壁にへばりついて動脈硬化を引き起こす悪玉コレステロールを引き抜いて、肝臓まで運ぶ働きをしています。

このことから「善玉コレステロール」と呼ばれています。

この検査は、動脈硬化を防ぐ作用のあるHDLコレステロールが、どれ位あるかを調べる検査です。

総コレステロール値が高くなくても、HDLコレステロール値が低いと、動脈硬化が進んで狭心症や心筋梗塞を引き起こしやすいことがわかっています。

動脈硬化の危険度の指針として、総コレステロール値とともに、健診や人間ドックで欠かせない検査となっています。


▲血中脂質検査 HDLコレステロール検査



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中性脂肪検査

2017-12-11 10:37:45 | 血中脂質検査
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今日は、中性脂肪検査についてです。

中性脂肪(TG:トリグリセライド)とは、主に糖質がエネルギーとして脂肪へ変化したもので、肝臓で作られます。

食事で糖質(炭水化物)や動物性脂肪を多く摂りすぎると、皮下脂肪の主成分として中性脂肪が蓄積されます。

人間の体が活動するとき使われるブドウ糖が不足してくると、貯蔵されていた脂肪が分解されて再び血液中に放出されてエネルギーとして使われます。

しかし、血液中の中性脂肪が増えすぎると、血液がドロドロとなり動脈硬化の危険が高まります。

中性脂肪の測定は、動脈硬化性疾患(狭心症、心筋梗塞、脳卒中など)を予防するために重要です。

この数値が高いと動脈硬化を進行させ、心筋梗塞などにつながります。

低いときは、低栄養などが疑われます。


▲血中脂質検査 中性脂肪検査



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HCV抗体検査

2017-12-05 10:42:19 | 肝機能検査
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今日は、HCV抗体検査についてです。

HCVとは、C型肝炎ウイルスのことです。

HCVに感染しても、C型慢性肝炎や肝硬変の初期では自覚症状がなく、肝機能も正常のことがほとんどですが、血液中にHCV抗体がつくられます。

スクリーニング検査では、HCV抗原は測定せず、採血をして血清中のHCV抗体を測定して感染の有無をチェックします。

HCV抗体が陽性の場合は、現在または過去のウイルス感染を示しており、精密検査でキャリアかどうかを調べます。

近年では新しい治療法の選択肢が増え、これまで治療を受けることができなかった患者さんも治療を受けられる可能性がでてきました。

C型肝炎ウイルス抗体陽性と判定されたら、肝炎に詳しい医師による精密検査を受けることからはじめて下さい。


▲肝機能検査 HCV検査



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HBs抗原、HBs抗体

2017-12-04 12:05:18 | 肝機能検査
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今日は、HBs抗原、HBs抗体についてです。

急性肝炎や、肝硬変、肝臓がんへと進展する慢性肝炎を引き起こすB型肝炎ウイルス(HBV)に感染しているかどうかを調べる検査です。

細菌やウイルスなどの異物(抗原)が体内に侵入したとき、これを攻撃する物質(抗体)が人の体内でつくられます。

HBs抗原、HBs抗体は、B型肝炎ウィルスの感染状況を検査します。

HBs抗原(+)は、現在B型肝炎ウイルスが存在していること。すなわち、感染中であることを示します。

HBs抗体(+)は、過去にB型肝炎ウイルスに感染したことを示します。また、B型ウイルスが体内に入っても、これを殺す能力もあることを示しています。


▲肝機能検査 HBs抗原 HBs抗体


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