健康診断ブログ

みなさん健康診断受けていますか?

AFP検査

2018-03-19 14:38:22 | 腫瘍マーカー
東京都江戸川区の医療法人財団京映会の健康診断ブログです。

今日はAFP検査についてです。

腫瘍マーカーの一つです。

腫瘍ができると、特殊な物質がつくられ、血液中に出現するという特性を利用した血液検査です。

AFPは、α-フェトプロテインという血清たんぱくの略です。

AFPは通常、胎児の血液中や妊婦の血液・羊水中に存在しており、健康な成人の血液中には存在していません。

原発性の肝臓がんの場合、顕著に増加するので、主に肝臓がんの腫瘍マーカーとして使用されています。

ただし、胃がんや肝硬変、肝炎、妊娠でも数値が高くなることもあります。

ですから、この検査だけで確定的な診断を下すことはできません。


▲AFP 腫瘍マーカー



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医療法人財団京映会 京橋クリニック
〒133-0065 東京都江戸川区南篠崎町2-40-3 03-3677-8121(代表)

ヘリコバクターピロリ

2018-03-13 09:29:38 | その他検査
東京都江戸川区の医療法人財団京映会の健康診断ブログです。

今日はヘリコバクターピロリ検査についてです。

血液中のヘリコバクターピロリ菌の対する抗体を調べることで、胃の中にある菌の有無や量を推測します。

ヘリコバクターピロリ菌(ピロリ菌)とは、胃の粘膜に生息しています。

ピロリ菌の感染経路は不明ですが、飲み水や食べ物を介して口から入ってしまうことで感染するのではないかと考えられています。

さらに、免疫機能が十分ではない幼児期に感染する可能性が高く、免疫機能が確立している成人が新たに感染する可能性は低いようです。

ピロリ菌に感染しているだけでは、症状などは出ませんが、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎の患者さんはピロリ菌に感染している方が多く、ピロリ菌が胃や十二指腸の炎症やがんの発生に関わっていると考えられています。

ピロリ菌を除菌すると、胃や十二指腸の病気になったり、これらの病気が再発しにくくなることから、感染していることが分かった場合は、積極的に除菌することが推奨されています。


▲ヘリコバクターピロリ ピロリ菌


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ペプシノーゲン検査

2018-03-06 17:17:45 | その他検査
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今日は、ペプシノーゲン検査についてです。

ペプシノーゲン(PG)検査は、「胃がんリスク検診」として活用されます。

胃の萎縮程度を調べ、胃がんになりやすいかどうかを調べる検査です。

ペプシノーゲンは、胃粘膜から分泌されるペプシンの前駆物質のことで、血清中に含まれています。

ペプシノーゲンは、胃酸の働きによってタンパク質を分解する酵素ペプシンになります。

胃のどの辺りで分泌されるかにより、ペプシノーゲンⅠとⅡに分類されます。

血液中のペプシノーゲンのⅡに対するⅠの割合を調べると、胃粘膜の萎縮の広がりとその程度、胃液の分泌機能、胃粘膜の炎症の有無が分かるほか、胃がんのスクリーニング検査として有用です。

また、ピロリ菌に感染していると高値を示し、除菌されると正常値(Ⅰ値70以上、かつⅠ/Ⅱ比3以上)になるので、除菌治療の効果を判定するのに役立ちます。

ただ、ペプシノーゲン検査にも欠点はあり、萎縮と関係なく発症する未分化型腺がんや、胃X線検査で容易に診断できる進行がんが逆に見逃されると言われています。


▲ペプシノーゲン検査




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