健康診断ブログ

みなさん健康診断受けていますか?

CA19-9検査

2018-04-16 11:15:06 | 腫瘍マーカー
東京都江戸川区の医療法人財団京映会の健康診断ブログです。

今日はCA19-9検査についてです。

CA19-9とは「シリアルルイスA糖類」という物質の一種です。

消化管や唾液腺、膵管、胆管、気管支腺、子宮内膜などの細胞にごくわずかに存在しています。

これらの部分にがんができると急に増加して、血液中でもみられるようになります。

主に膵臓や胆管、胆のうがんの場合、顕著に増加します。

また、消化管や唾液腺、気管支腺、子宮内膜等でも増加します。

膵炎や胆石等で高い場合は、症状の沈静化により減少します。

消化器系がんの腫瘍マーカーとして用いられていますが、胆石や膵炎、婦人科系疾患など、がん以外の病気でも高い数値を示すので、この検査だけでがんかどうかはわかりません。

診断には内視鏡検査、大腸内視鏡検査、腹部CT、腹部超音波検査が必要です。


▲CA19-9 腫瘍マーカー



巡回健診の京映会 
医療法人財団京映会 京橋クリニック
〒133-0065 東京都江戸川区南篠崎町2-40-3 03-3677-8121(代表)

CA15-3検査

2018-04-09 13:24:01 | 腫瘍マーカー
東京都江戸川区の医療法人財団京映会の健康診断ブログです。

今日はCA15-3検査についてです。

特異性により、乳がんのスクリーニング検査に用いられています。

腫瘍マーカーは、がんの進行とともに増加する特異的なタンパク質を調べる検査です。

ただし「がん」以外の病気でも高くなる場合があるため、あくまでも判断材料のひとつです。

CA15-3検査は、卵巣がんや肺がん、前立腺がんでも測定値は上昇します。

がん以外にも、子宮内膜症や骨盤炎症性疾患、肝炎でも高値となることがあります。

画像診断など他の検査と組み合わせて実施することがお薦めです。


▲CA15-3 腫瘍マーカー



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CEA検査

2018-04-02 13:49:28 | 腫瘍マーカー
東京都江戸川区の医療法人財団京映会の健康診断ブログです。

今日はCEA検査についてです。

CEAは、代表的な腫瘍マーカーで現在もっとも多く測定されています。

腫瘍マーカーとは、癌細胞または癌に対するからだの反応によって作られ、血液等で増加している物質のことです。

しかし、癌細胞だけでなく、正常細胞でもつくられますので、健常な人の体内にもわずかに存在します。

CEAとは、がん胎児性抗原(carcinoembryonic antigen)の略称です。

胎児期に見られるタンパク質で、正常であればほとんど検出されません。

大腸がんなどの消化器のがんをはじめ、肺、卵巣、乳がんなどで高値になります。

喫煙や炎症性疾患、肝硬変、胃潰瘍、糖尿病などでも高値になることがあります。

ですから、この検査だけで確定的な診断を下すことはできません。

血液検査以外にも内視鏡検査や超音波検査、必要に応じてCTやMRIなどの精密検査が必要です。


▲CEA 腫瘍マーカー



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