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京都府助産師会オフィシャルblog

令和2年度 第2回定期研修会を開催しました。

2021年03月28日 | 研修会

今年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、
第1回定期研修会に引き続き第2回もオンラインでの開催となりました。

教育委員会では今回の開催にあたり
前回いただいたご意見ご感想をもとに、
お申し込みシステムや広報の内容などを見直し
ご希望の多かった録画配信(今回は事前希望者のみ)も
定期研修会では初めて導入しました。

また今回は理学療法士さん、作業療法士さん、
その学生さんまで対象を広げたこともあって、
年度末のご多忙な時期にも関わらず全国の助産師会会員・
非会員・潜在さん含め申込者110名(録画配信希望者を含む)、
当日参加者81名での開催となりました。

今回は「産前・産後のリハビリテーションと体の変化」をテーマに
京都民医連中央病院 リハビリテーション療法課部 
理学療法士 木村 珠 先生にご講義いただきました。

ご勤務の京都民医連中央病院は
複数の分娩取り扱い開業助産師の嘱託医療機関として
長年お世話になる一方、当会会員である助産師も多く所属し
本会とは大変関係の深い総合病院です。

中で先生は2017年から産後リハの教育を、
最初はおひとりでボランティアで開始され、
またその後のBFH取得に向けた委員会の発足時からは委員にもなられ、
特に周産期の女性に目を向けて活動なさっているという点で、
まず助産師として大変嬉しく思いました。
他の産科施設でもこのような取り組みがなされることを期待します。

ご講義は、産前産後の解剖生理から、スライドで示しながら詳しくご説明があり、
切迫早産で長期安静後の出産までの予防的アプローチや、
産後の腹直筋離開・恥骨離開など臨床で出会う可能性の高い症状を
実際の症例も交えてリハビリ経過とともに結果までお話くださいました。

現在は医師の処方により理学療法士さんが介入されるとのことで、
助産師との連携については詳しくお話いただけませんでしたが、
筋力低下や肩こりなどに対する予防的なストレッチなどもお示しいただき、
活動の場は様々ですが皆が明日から使える知見を得られました。

そして助産師が支援の中心となるべき周産期ではありますが、
多職種で母児に関わり継続的・長期的に支援することの有効性も大いに感じました。
今後も他職種と連携しながら広い視点で女性や母子にとってより良い支援ができるよう研鑽していきたいと思います。

年度末のお忙しいところご参加いただいた皆様ありがとうございました。

来年度も魅力的なテーマで魅力的な講師をお迎えし皆様と学びを深めたいと思います。
またどうぞご参加ください!

(文責:教育委員 木村)

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