6月26日 お茶教室でした。
6月は紫陽花や睡蓮、桔梗、半夏生と多くの花が咲いています。
半夏生は初夏の花として茶花としても使います。 建仁寺の塔頭、両足院は半夏生を楽しめます。 爽やか~~
お茶は季節感を大切に、自然と共存して楽しみます。 ステキなことですね。
両足院 この時期は特別拝観があります。
庭園散策と茶室「水月亭」 「臨池亭」 にて藪内流のお点前がありました。 風炉、釜は大西浄林(初代) 掛物、花入れ、お茶碗は全て唐物でした。
さすが茶道研究家、美術商の方。 ご立派なお道具の数々でした。 お点前が表千家流だったら~よかったが・・・満足でした。
書=「無我」 高野山管長 阿部野竜正師 香合= 青楓に流水 神代杉 左のうす紫の花、くがい草・ 赤、松本仙翁(まつもとせんのう)下野草
Yさんがご持参下さったお花です。 茶室に茶花があると癒されます。
菓子銘は紫陽花です 小豆金団製 色あざやか、じっと眺めてから
ゆっくりと味わいながら頂きました。 ほんのりと甘くて幸せ~~
棚は丸卓で水指は桶側です 薄茶の点前です。
濃茶の点前 茶入れからお茶碗のお茶を入れる。 次は水指の蓋を開け、お茶碗にお湯を入れる。薄茶と違い、お茶を練る感じです。
湯を二回に分けて入れる。一回目にやや多めに入れて練るとだまなどが出来にくい。二回目は少し足す。
濃茶は釜の温度は100度から水を少し入れて調整する。 美味しい濃茶を点てる為には温度が大切。
今回の濃茶、とても濃さも温度もよく、美味しい~至福の一時でした。 お上手に点ててくださいました。
利休百首の中に 「濃茶には点前をすてて一筋に服の加減と息をもらすな」 濃茶は、服加減が第一である。 加減よく練るのには、湯加減と、湯の量 が大事です。
濃茶は楽茶碗を使用します。 出し服紗を添えます 頂く時は服紗は広げて上にお茶碗をのせます。
拝見後お尋ねすること ①茶入れの形、焼き、銘 ②茶杓の作者と銘 ③仕服の木地や織など
銘は自分で考えて、古典文学などから取り入れたり、季節感を入れるといいですね。
月一回のお稽古ですが、薄茶、濃茶のお点前はとてもスムースにされています。 お点前や所作は日常生活の中に自然と入っていきます。
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お茶教室担当 文責 伊藤正子