京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

特大プレゼントって…

2024年07月30日 | 日々の暮らしの中で

そよともしない青田。

       七月の大べら坊に暑さかな   一茶

(暦の違いはあるが)まったくまったく、「べらぼう」に「大」の字がつく毎日の暑さ。

24日に西本願寺で雨宿りし、帰宅途中に折りたたみ傘では凌げないほどの雨脚の強さでずぶ濡れになった。まったくもって〈着ながらせんだくしたり夏の雨  一茶〉状態だった。
この日は夜に入っても激しい雷雨が続いた。けれどそれからは雨知らずの酷暑が続く。
午前中は風の通り道を見つけてわが身を移動するも、午後にはエアコンに頼ることになる。




娘の誕生日のために買い求めるには種類がなくて(これでもいいか)という思いで選びはしたが、何か…イマイチ、だけどユニーク?
考えに考えて二日が過ぎて、明日には出したいのだけれど未だにこれといいうアイディアが浮かばない。
私(母)から娘へ、特大のプレゼントを贈りたい。モノではなくて言葉をリボン付きの箱に収めたい。
遺言めいたらまずいじゃない。相手はまだまだ子育て中の“おかあさん”。うーん、だけど花のいのちは短い???

と、エアコンの効いた部屋で考えながら、数枚の写真も選んでみたのだけれど…。
こてこてにならんよう、されどハッピーさも添えて。

お使いに出たついでに中古書店に立ち寄れば、たいていなにがしかの出会いがある。
柳美里著『JR上野駅公園口』。
今までも何度か手に取っては書棚にもどしていたが、やっぱり読んでみようと手に入れた。申し訳ないような値段で。
「出会い頭にいろいろな人と出会い、その衝撃で自分の枠が壊れて何かが流れ込んでくる瞬間、そこから物語が始まる」
どなたが書かれたか忘れたが、こんな書評に目を通したことがあって、これが誘い水に。





コメント (2)
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