京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

志の高さ

2019年03月02日 | 日々の暮らしの中で

温かな一日に、ようやくのこと蕾がほころび始めました。
なんせ老体。幹は空洞に近い老木です。そんな状態で、懸命に生きようとしている真剣な姿です。梅は匂いだけではなく「志の高い木」のようです。


                     ようく見ますと、花は咲いています。

学生時代に同じ研究会で一緒に学んできた一学年後輩のH氏がこの4月から母校の大学の学長に就任します。お祝いの話が持ち上がりました。
入学時に4年生で会の代表を務めていたI氏からの電話でした。もう45年を過ぎる長~いご無沙汰、懐かしく思い出が甦るというには長すぎる空白期間です。

H氏とは彼が京都に公開古典講座で講演に来られた時にお会いした。「教授」になっていた。ずっと一研究者として後進の指導にもあたるだけでなく、「学長」に…。ご苦労さんなことだなあと思います。でもやはり「おめでとうございます」ですよね。そりゃそうですね。「学長」さんになることはエライことなんでしょうね。あまりそういうことには関心がなくっていけません。
お祝いをと言われても別な世界の人のようでもあり、心からお祝いを言えるだけの実感がわかないのです。薄情なのかしら…。




コメント (4)
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