京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 「水仙賛歌」

2015年02月19日 | 日々の暮らしの中で


越前海岸の特産、越前水仙。
この花、福井県の敦賀に住まう方によって大阪へ運ばれ、分けてくださったので、またまた電車に揺られ我が家に落ち着きました。帰宅後急いで花器に挿し、ひとまずお顔をアップ。
12月の寒波、続く年明けの風雪による影響で葉や茎が折れたり、つぼみの色がくすんだり。大きな被害が出たことを報じた新聞記事のコピーもめいめいに添えられてありました。水仙は一度倒れても戻ることが多いので、若い株が育つことを期待していると水仙農家の方はお話しです。
馥郁としたかなり強めの香りが漂ってきます。

―絶妙の風韻に加えて妙なる香り、月光にも勝るその清らかさー(南宋の楊万里の詩「水仙花」より)。この詩は水仙賛歌だと興膳宏氏が著書『漢語日暦』で記している。
コメント (10)
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