「隊長!」「はいっ」「発見しました!」
隊長自ら虫取り網とかごをぶら下げて、女3人宝が池に繰り出しました。今日は朝からすっきりとした青空。プールから帰るJessieを待っての午後です。
ちょうちょ・とんぼ・バッタ・セミ??誰が捕まえるのとは3歳児。(わたしでしょ~)
ありますあります。静かな池のはたで長きを過ごした命のうつせみ…。
「隊長!ここにあります!」「わかりました!」
「発見しました!」「どこですかー」「ここです!」
手を伸ばし、網を伸ばして葉っぱを手繰り寄せる。次第に、どんな場所に発見できるのかを学ぶと、低い目線でどんどん見つめていくわけです。
「こんなところにありました~」隊長の歓声。蛇の皮でした~
「隊長、ここにもありまーす」の声とともに悲鳴!相変わらずの母親です。Jessieに差し出された網の先には殻が付いています。それを嬉しそうにかごに…。
もう誰が何を言ってかごを覗き込もうがお構いなし、私たちの関心は一点に集中です。ただただ嬉々として、3人で「たいちょうー」の声かけを楽しみました。隊長だけが敬礼します。ちなみに、トンボは私のお手柄。スイッ!とすくい捕りました。
隊長!あなたの好奇心と並はずれた体力に、そしてその笑顔に、祝福あれ~~!!
「いつもお山がついて来る」と、比叡山に見守られた平凡な風景の中で、鯉の気を引き、カメと遊び、のどの渇きを潤して何度も遊んだ宝が池。記憶の根深いところで静かに残っていきますように。