京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 なにかへんだけれどな・・・

2009年08月30日 | 日々の暮らしの中で
【点字版公約行き届かず】
  マニフェスト選挙なのに比較できぬ
    府内障害者ら「周知十分でない」「絶対数足りない」

27日付け夕刊の見出しになっている。

自民党は党の機関誌の点字版1万部にマニフェストの概要を掲載。
民主党は点字の概要版を1500部、共産党も1万部、社民党は概要版の音声CDを300枚作った。地方組織や選挙事務所などで配布、希望者には郵送。共産党は視覚障害者の支援団体を通じ配布。また複数の党が音声でホームページで公開している。

とはいえ、配布数は充分ではい。
民主党は有権者の【35人に1人】の割合での印刷。
全国約31万人の視覚障害者に対し、点字の概要版は【3人に1人】しか行き渡らない計算となる。 (新聞記事から抜粋してみた。)

視覚障害者に対する各党の考え方がちらついて見えるようだ。絶対数が不足しているのだ。点字版の存在や入手先がわからない。十分に行き届いていない。
政権公約を読み比べることもできない、そんな現状のままに選挙日を迎える。

知りたいと思う時に情報が得られない。「情報弱者」としての一面がある。
どう考えても、ふつーにこの現状は不平等だ。おかしい。国民不在の一端か。

こうした一面をおざなりににしたまま、なにを叫んでいたのか…。
小さな日常こそが私たちにとっては生きる基盤になっているはず。その様々な姿を、現状を、わが身のこととして思い描く想像力などはお持ちなのだろうか。
もしあなたの家族に、情報をほしがっているのに届かないで悩む人がいたら…

「福祉国家」という言葉も大きな声で響いてもいたようだ。なーんかへんだなあ~。

コメント (6)
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