京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

婆さまを見習え!

2009年04月25日 | 日々の暮らしの中で
往年の婆さまの張りのある大きな声は、今、すっかり影をひそめてしまっている。
朝、目が覚める。いのちが今日へと続いたこと、何かに生かされているという感覚があるのだろう。代わりに「おかげさんで今日も一日…」が、やたらと聞こえてくるようになった。

婆さまの健康づくりのプログラムは、まずは、好き嫌いなし、自給自足の、ときには自生する菜食を楽しむ「粗・素食」の食生活にあったのだろう。
檀家さんへのお参りだけを生活の糧としていたという婆さまの若かりし頃、肉といえば、―今夜はすき焼きだから窓を閉めよう―と、遠慮がちの中でこっそり舌づつみをうっていたらしい。もっとも、私の知る婆さまは、むろん肉料理も好きだし中華料理などもお気に入りではあった。

そこに昔から絶対に譲らない「早寝早起き」の励行がプラスされるから怖いものなし。
一代、人に頭を下げ続け、ストレスがないはずがないと思うものの、この徹底した自己管理が、見事にいきいきライフを演出してきたと言えそうだ。

そこへゆくと私は不健康ライフそのもの。あら~…
6時間未満の睡眠では肥満になりやすいというデータもあり、お腹ぽっこり、メタボを引き起こす誘因になるそうな。そうなると!睡眠不足は一大事。長期展望のもと、用心せにゃ、このスリムな容姿の維持のためにもなあ。

午前を回る頃にもなって感じる頭の冴えなど錯覚なのだろう。昼間でもさえない頭がなぜ夜中に、ってことだ。誰にも邪魔されない最高の時間帯と感じ、ついついしたいことをあれこれと……。

「年をとるのも初めてなんだから、楽しんでとりなよ」って言うけれど、この言葉を実践するにも早寝早起き。昼間は燃えつつ夜恋し??
これからひと仕事が待っている。 数字とにらめっこしながらPCに向かうことに。
言ってる先から、な~んてことだろう!



コメント (4)
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