つい先日までの花の季節は夢か幻かと鴨川べりを歩きながら余韻に浸る。
雨上がりの日の光を受け、すでにすっかり若い緑が広がる枝がかすかに揺れている。
子供達が公園で、花の下、思いっきりぶらんこをこぎ空に向かって足先を伸ばしている姿に見るあの躍動感。それとは対照的に、楽しいけれどもどこか気負ったぎこちなさを伴う、不安な感覚を自らの新しい小さな一歩にあって味わっていた。春、きっとたくさんの心がさまざまに揺れてもいることだろう。
一歩づつ丁寧に時を重ねよう。三室戸寺方面散策を約束し別れた友人たちと、二か月余の後の私の報告が明るい言葉で語れるように。雨に咲く紫陽花が美しく心に映えるように。
『レッドクリフ』パートⅡを見てきた。
これまでの歴史を築いてきた過去の人々の活躍の上に、今の私たちの時代があることを思い描いてほしいというかのジョン・ウー監督のメッセージ。
赤壁の戦闘シーンはもちろんかなりの映像だし、策を巡らせる戦いにも息をのむ。
そして人と人との「信」。まこと、誠実…、絶対に裏切らない……
“目に露を結ぶ”。暗闇の中、じんわり湧き上がってくる感情は大げさではなくチョー感動。
今一度見たい。見るつもりです。
ぜひ!どうぞご覧になってみてください。
周瑜と孔明のラストの会話……。
(踊るJessie、手にはタンバリン…空を見よ!?)