本などを開いたり、書き物をしたりしていると、たいていはJessieがちょっかいを出しに近づいてくる。
こちらの様子をうかがいながら、そおっーと本を取ろうと手を伸ばしてきたり、ページを閉じてしまうという意地悪をしかけてくるのだ。これがまた心憎いほど静かに速やかに実行される。この見事な早技にいつ襲われるかだが、なんて子だと腹も立つ。思わず「こらっ!」と反撃、泣かせてしまうことになる。泣かせるが、姿だけは消える。
「ちょっとペン取ってくれな~い?」
今日は、そう言っておいて姿を消したが、“らくがき帳”をもって現れた。
殴り書きとしか見えないそれも、彼女には意味ありで一人ぶつぶつ言いながら、青いボールペンでお勉強。
「ちょっと忙しいからー、急がないとー。
明日な、Jessieな、学校なん。ざゆうのめい書くの~。」
「ざゆうのめい、“何回もしたらあかんです”」
笑えた!なに、この座右の銘は!体験から学んだ、急展開?
ことばが豊かになるにつれ、想像力も鍛えられるのか、おしゃべりの内容は様々に飛躍しながら膨らんでいる。思考の深まり示す片鱗か、言葉を必死に探している。内面も豊かになっていくにちがいない。
天真爛漫のおさな心が、笑いを広げる、しかも大きさを増して。笑いはうつる。
本日の初給食は残さず食べられました。持ち帰った容器には、枝豆が3つ。
大好物が出たようでした。