世に従はん人は、先(まづ)機嫌知(る)べし。
―世間並に生きていこうと思う人は、まず「時機」「潮時」を知るべきだ ―
春暮れて後(のち)、夏になり、夏果てて、秋の来るにはあらず。
春はやがて夏の気をもよほし、夏より既に秋はかよひ、秋は即ち寒くなり、十月は小春の天気、草も青くなり、梅もつぼみぬ。
木の葉のおつるも、まづ落ちて芽ぐむにはあらず。
下よりきざしつはるに堪えずして落つるなり。迎ふる気、下に設けたる故に、待ちとるついで甚だはやし。
待ち受けて交代する順序―
物が生じ、止まり、変化し衰え、滅する現象は「たけき河のみなぎり流るるがごとし。暫しも滞らず、…」と、“兼好さん”曰く。
日々のせわしさの中、今年最後になりそうな、真っ赤な色づきを目にし心が弾んだ。
急な坂道の登り口あたり、散策するような場所ではない。車を運転しながら、危険を意識しつつ?楽しまなくてはならないような場所。ちょっとスピードを落として。よく通る道なのに…気づかなかったのかなあ。
目前の忙しさもここ一週間に満たずで終わる。先が見えた。
たくさんの方々の力で支え合って、今あと少し。早く抜け出したくなる気持ちが湧いてくる時だ。
前へ前へとせっつかれ、後ろからも迫り来る。
生きていくことは容易ではありませんなあ。
けふもまたこころの鉦をうち鳴らし うち鳴らしつつあくがれて行く
憧れや夢を失わず、希望と道連れに…生きていきましょう…っと。
「マネキ」が思わぬ福を呼んででくれたのだから。
―世間並に生きていこうと思う人は、まず「時機」「潮時」を知るべきだ ―
春暮れて後(のち)、夏になり、夏果てて、秋の来るにはあらず。
春はやがて夏の気をもよほし、夏より既に秋はかよひ、秋は即ち寒くなり、十月は小春の天気、草も青くなり、梅もつぼみぬ。
木の葉のおつるも、まづ落ちて芽ぐむにはあらず。
下よりきざしつはるに堪えずして落つるなり。迎ふる気、下に設けたる故に、待ちとるついで甚だはやし。
待ち受けて交代する順序―
物が生じ、止まり、変化し衰え、滅する現象は「たけき河のみなぎり流るるがごとし。暫しも滞らず、…」と、“兼好さん”曰く。
日々のせわしさの中、今年最後になりそうな、真っ赤な色づきを目にし心が弾んだ。
急な坂道の登り口あたり、散策するような場所ではない。車を運転しながら、危険を意識しつつ?楽しまなくてはならないような場所。ちょっとスピードを落として。よく通る道なのに…気づかなかったのかなあ。
目前の忙しさもここ一週間に満たずで終わる。先が見えた。
たくさんの方々の力で支え合って、今あと少し。早く抜け出したくなる気持ちが湧いてくる時だ。
前へ前へとせっつかれ、後ろからも迫り来る。
生きていくことは容易ではありませんなあ。
けふもまたこころの鉦をうち鳴らし うち鳴らしつつあくがれて行く
憧れや夢を失わず、希望と道連れに…生きていきましょう…っと。
「マネキ」が思わぬ福を呼んででくれたのだから。