京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

携帯電話がない

2008年09月22日 | 日々の暮らしの中で
携帯電話がない。
バッグの中もポケットも探す。地下鉄のホームで時間を確認し、バッグのサイドポケットに突っ込んだ。
落したんだ。
すべり出て座席に乗ったまま「国際会館」まで行ってしまったのだ。

去年の三月三日、機種変更した。中には、私の社会的居場所を守るに必要な多くの連絡先。孫の“姫ちゃん”の動画や写真。消すに消せない録音二件。こっそりメモった誰かさんのアドレス。
「長いひもをつけたら」って、娘が言ってたなあ。その言葉、そっくりお返ししたいけれども。
どう思い出してもホームの記憶で行きどまりだ。

社会的つながりの入り口でもあるわが愛すべき携帯。
いろいろな人との関係をつなぎ、支え合い、励まし合い、育みあいながら調整してきた「社会的健康」が宿っています。心の健康になくてはなりません。
この社会的健康があって、居場所も確保され認められ、必要とされる着信音が鳴ります。

二百歳も三百歳も生きられません。でもひょっとすると、まだ五十年ぐらい生きられるかもしれません。科学も進歩し……??? 
だからこそ、今、この時を大切にして、携帯電話探しと向き合わなくてはなりません。

長い人生にはいろいろな出来事があります。
ありました!!
いつ、どうして、そこに置いたのやら……、孫へのプレゼントの入った袋の下に。

午後からは素晴らしい秋晴れの日。
「社会的健康」の推進に、脳の若返り・現状保持にと努力を惜しんではなりません。

コメント (10)
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