京彩菜 -kyosaisai-

385の育児&お料理ブログ
料理と娘と息子の日々雑記

母になった日

2009-08-21 20:31:59 | 育児日記/0ヶ月~6ヶ月


毎日育児に追われていますが、
実を言うと、未だに「私って母親なんだ」
という実感みたいなものはないんですよ。

妊娠中もあまりそういうものがなく、
産まれたら変わるのかなーと思っていたけど
ぜんぜん。

それでも、明らかに何かのスイッチが入ったな、
と思ったのが出産後2日目でした。


母子同室だったんですが、
出産した日の夜はしっかり体休めてくださいねー
ということで、きりちゃんは新生児室で
預かってもらいました。

そして母子同室1日目の夜。
まだ母乳もたくさん出なくて、
母乳の後にミルクをたすカンジで授乳をして、
寝た所できりちゃんをベビーベッドに寝かし、
私も横になると、

「ふえふえ~」

と起きるんですね。
とにかく泣いたらオムツかおっぱいなので、
オムツ替えてまたおっぱい飲ますのですが、
母乳がそんなに出ないので、
吸っている間に疲れてきりちゃんは寝ちゃうワケです。
そ~っと再びベビーベッドに寝かして、
私も横になると、

「ふえふえ~」

ということで、エンドレスにこれの繰り返し。
おっぱいたくさんでなくてごめんね…と思いながらも、
授乳しながら私も眠さで何度か落ちそうになり。
結局この日の夜は気づけば明けていて徹夜でした。

朝の7時頃から助産師さんが沐浴してくれるので
7時前に新生児室へ連れて行って預けます。
その後朝食をとって、ようやく安息のひととき。

やっと眠れる~っと吸い込まれるように眠るワタシ。
母子同室はみんな夜中が大変なので、
朝食後のこの時間はみなさん寝てました。

そして、9時半頃。
「赤ちゃん泣いているので授乳に来て下さ~い」
と起こされ。
眠さのあまり起きるのにちょっと時間がかかり、
安息の時間が終わった…これから毎日こんな生活なのか…
と思いながら新生児室へ。

すると。
新生児室の入り口の所に
きりちゃんがぽつんと置かれているワケですよ。
(移動式の小さなベビーベットに乗ってます)
他の赤ちゃんは奥にずらずら~っといて、
授乳の呼び出しがかかっている赤ちゃんが、
入り口付近に移動されているのですが。

なんか、ぽつんと一人置かれ、
泣いている姿を見た瞬間に、
こんな育児に不慣れな私だけを頼りに
待っていてくれたんだなと思ったら、
愛おしさがこみ上げてきたんですよ。

「ごめんねきりちゃん、待たせてごめんね
 眠い眠いとダラダラしててごめんね」と。

「愛おしい」というのはこういうことなんだと
初めて実感しました。



それ以来、沐浴の時間と、私の入浴の時間以外は
ずっと一緒に過ごしていました。
というか、そばにいないとさみしいと感じるんですよ。

これを境に母乳も出るようになり。
赤ちゃんの時期は短いって聞くので、
「あの頃は大変だったよ~」と言えるように
大変さを楽しもうと思えるようになりました。


出産した時に母親になったんですが、
正直、産まれた直後は感動よりも、
陣痛から解放された喜びの方が勝っていました。
気持ちの上で何かが変わったのは
2日目のあの瞬間だったな、と。

出産後、母乳はすぐ出るものではなく、
赤ちゃんに吸ってもらって、出るようになるんですが、
徹夜したあの夜があってこそ、

「双子が育てられるわね」

と言われるぐらい出るようになったんだなと。
がんばって吸い続けてくれたきりちゃんに感謝です。
そして、今なら心の底から思います。

産まれて来てくれてありがとう、と。







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