原キョウコ ダンスセラピーラボ

ダンスセラピーという手法を通して心身の解放をサポートし、心と身体と魂をつなぐことを目標に、研究を重ねている場です。

【アジールとしてのダンスセラピー レポート】2019/10/20

2019-10-22 | 身体/ダンスから学ぶこと
東京での一日WS
「アジールとしてのダンスセラピー」
終了致しました。

参加のみなさま、サポートの真由美さん
ありがとうございました。

ふんわりじんわりとしながらも
深いところでのセルフケアとなった方もいらしたと思います。

・身体の痛みがみるみるうちに取れた
・身体の内側にエネルギーが満ちていく感覚が体感できた
・場のエネルギーが感じられた
 人だけではなく大地や太陽のエネルギーも引き寄せられてきた感じ
・いつもは感じにくい身体の感覚が蘇った
・身体と心がつながった
・シンプルでニュートラルになった
・自分への理解が深まった
・大いなるものからのメッセージが心にしみた
・グループワークの良さを十分に味わえた
などの感想をいただきました。

今回のWSの内容を考えている時に
いくつかのキーワードが浮かんできましたが
その一つが「分断」でした。

どんどん分断の酷くなっているこの社会。
まずは自分の内側で分断が起きていないか。
あるいは上半身と下半身で分断が起きていないか。
自分と何かの間で分断が起きていないか。
個人的な問題も世界の問題とつながっています。

自分自身を大切な「アジール」とし
その聖域を少しずつ広げていくこと。
周囲の人を巻き込み、
お互いに思いやりの持てる社会にすること。
地道ですが一人一人が本気でそれに取り組んでいけば
その領域は広がり伝わっていくはずである
とわたしは心から信じています。

そしてそういう体験ができる場を持続させていくことが
わたしが大切に思っている仕事でもあります。

何よりも
今を生きている子どもたちに
安心で安全感のある社会を
私たち大人が提供しなければならない。
それには大人がそのような体験をすることが重要で
わたしが大人に向けてのセッションを行っているのは
そういう意味があります。

東京では特に
一人で全てを抱え
人との距離が近くなく
一人でなんとかしなければ、
という気持ちの人が圧倒的に多いけれど
(他の都市に行くと違いを明確に感じます)
もっと楽にやろうよ
もっと分かち合おうよ
やり取りしようよ
受け取ったり差し出したり
言葉以外でも
病気だったり困ったことがあってもなくても。

ここはそういう場です。

樹木が根っこでコミュニケーションをとるように
鳥や獣が声とか超音波でお互いのサインを感知するように
人間も言葉でなく
動きやエネルギーや声でもっと交感し合うといい。
大地とつながりながら。

空の見える場所で
音楽も一切使わず
激しい動きもせず
けれど深いところで何かが動いていく…
そんな時空でした。

やはり一日たっぷりと使えるのはいいねというご意見もいただきましたので、東京でも一日WSを定期的に行なっていこうと思います。(また、関東以外のどこかにもお声がけいただければ
喜んで参ります。ご相談ください)
言葉ではない領域をしっかりと体感した後は
皆よく食べ、よく話し、
普段のアフター会ではあまり出ないような話も。
親との関係(これは本当に一生モノ)や
子どもだった頃のこと、インナーチャイルドなど
日頃はなかなか語れないことも出てきて
違う層での深まりがありました。

こういうのがいいよねえ。

アジールだもの。








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