今回のお盆休みは円高メリットで海外へ出た人が多かった模様。私も一昨年までは毎年夏にグループ展参加などでNYやカリフォルニアを訪ねていたのだけど、今年はナゼかパスポートも切れたまま。せっかくの円高を生かせずにいる。世界の不況や様々な激動を考えると、もう少し落ち着いた頃にまた出かけていきたいと考えている。
画廊のビジネス面でも色々ある。eBayやネットショップのお客様をはじめ、外国人の顧客にはほとんどドルで販売をしているのだけれど、$1=¥125~¥128の頃のレートで設定した販売価格なため、プリントなどはなかなか調整しづらく困っている。さすがに原画は適正な価格に置き換えてお求め頂いているけれど、とにかくPayPal口座のドルは置きっぱなし、キャッシュのドルも置きっぱなし(日本では箪笥預金、アメリカ人はUnder the Carpetと表現したりする)。早くせめて$1=¥100あたりにきてくれないかなと念じているけど当分無理そうだね。。
それにしても、絵に関しては本当にお客様に感謝。今年はワタシ、ほとんど動いてないけれど、ネットでも画廊でもずいぶんご愛顧頂いている。著作権使用の契約も多い。
不動産投資が専門のダンナの袖をひっぱって「海外に不動産買うチャンスだよ」と持ちかけてみるも、この道20年以上の経験と彼独特の「風水」があって、購入物件把握には現物を見て(絵画購入も同じだね)、周辺調査、むこう数年の都市計画、社会情勢、と様々な判断ファクターがあるためインターネット上ではまず無理。ワタシの薄っぺらな欲望だけで購入するなどダンナにとっては論外なんである。当たり前だね。
あと5年以内には家族の状況も激動するだろう(今まさに子供ら全員がそれぞれの道にむかって激動中)。しばらくワタシは心頭滅却して、おとなしく絵を描いていようと思う。