例会・イベントのご案内とご報告

特定非営利活動法人 京町家・風の会

数字だけでは決められへん!~第52回例会ご報告~

2013-05-16 14:16:55 | 例会・イベントのご報告
4月21日、第52回例会町家ヒフミ塾2 数学の苦手な住宅ローンアドヴァイザーがおくる「町家をはじめて買う人へ ~資金計画と契約の流れ~」がありました。

ご参加いただいたのは4名のみなさま。
町家購入への段階もそれぞれで、参加者の方からもいろんなお話しをうかがうことができました。

今回の企画は、2年前開催の町家ヒフミ塾の第二弾。
前回は「講義!」という感じのセミナーでしたが、今回は参加者の方と机を囲んでわいわいと(時には脱線もしつつ…)。
各ポイントでのご質問にも対応しやすく、また「町家購入」というイベントを経験しているだけあって、代表理事の解説もより具体的に。
その分、テーマはしぼりこみまして、前半は資金計画、後半は契約の流れに分けて丁寧にお話しいたしました。



まずは前半の資金計画について。
町家の購入にあたって第一に考えなければならないのは、その家庭や購入される方ご自身のライフプラン。これは当会主催のセミナーで一貫して皆さまにお伝えしていることです。
ライフプランといっても大きなイベントだけでなく、最終的な家の継承やメンテナンスのペースまで視野に入れることが重要、と代表理事。

今回のテーマである資金計画についてもそれは同じ。

賃貸にするか買うかの選択のみならず、家を買う時期、資金計画や改修時期の見込みにいたるまで、
ライフプランをにらんで考えておくとよいということでした。

自己資金・贈与やローンについては、それぞれの要件や町家購入に使えるか、その家の用途による賢いローンの選び方など、細かにご説明いたしました。

また銀行との話の進め方はみなさん気になるところらしく、活発なご質問やお話でもりあがりました。



続く後半は、手続きの意味や順序や気をつけるべきポイント、どの手続きに誰が関わるのかなど。

これまた実際に契約を経験しないとわからないことばかり…
何も知らないと、自分たちのことなのに勢いだけで、ワ~っと過ぎてしまいそうです。

多くの方がそうだと思いますが、町家を買うといっても、常の暮らしも並行して流れていくわけですから、ローンの審査やこれら手続きが終わるまでのタイムスケジュウルは、お仕事や暮らしとの兼ね合いからも押さえておいた方がいいように感じました。

座談会風のセミナーは、ご参加される方の経験談も共有できるところがいいですね
この町家ヒフミ塾、みなさまのリクエストも交えつつ、今後も継続していきたいと考えております。

最後になりましたが、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
今回ご参加がかなわなかった方もまたの機会にご参加くださいね