例会・イベントのご案内とご報告

特定非営利活動法人 京町家・風の会

第22回例会「京都西山・苔香居でぬくぬくおくどさんのごはん満喫day♪」のご案内

2009-10-27 09:52:45 | 例会・イベントのご案内
そろそろぬくいものが恋しい季節になってきました。いかがお過ごしでしょうか?
さて第22回例会のご案内です。

今年最後の例会となります。
今回は、たちのぼる湯気から初冬の季節感を存分に味わっていただこうという企画です。
「町家での暮らし」というと、おくどさんのある光景が浮かばれる方は多いのではないでしょうか。
火袋やはしり庭(土間)、煙出しなどもおくどさんがあるがゆえのつくりですね。
以前はかならずどこの町家にもあったおくどさんですが、今も完全な形で残っているのは珍しく、
まして使用可能なものは滅多にお目にかかれなくなってしまいました。


今回の会場は、西山に400年以上つづく旧家・山口家住宅苔香居-たいこうきょ-
(文化庁国登録有形文化財、京都市指定景観重要建造物)です。
代々庄屋さんをつとめられた大きなお宅で、明治期に新調されたおくどさんが5つあり、
驚くことにそのいずれもが今なお現役だそうです。ご当主の・山口俊弘氏はこのたび、
市内の料亭主人らとともに「おくどさん研究会」を発足されました。
姿を消しつつあるかまど「おくどさん」を通じて食文化を考える研究会だそうです。

例会当日は苔香居ご当主からお家のことや苔香居の暮らしについてお話しをうかがった後、
おくどさんで炊いたご飯をみなでいただきましょう。
おくどさんのご飯がなつかしい方も、初体験の方も、
電気やガスの炊飯器とはまた違ったお味を愉しんでいただけるはず。
違いを感じていただくために、当日は銘柄米ではなく、ごくごく一般普及米を使用いたします。

昼食後はお方付け。その後は、歓談するもよし、広いお庭を散策してみるもよし。
お家の内外で自然豊かな西山の初冬の気配を感じていただけることと思います。

お料理の苦手な方もどうぞ、ご遠慮のう。お仕事はいっぱいありますよ~(笑)

お気軽にご参加ください。みなで、おくどさんを囲んであったまりましょう。
お申し込みお待ちしておりま~す!

なお、今回の例会は、(財)京都市景観・まちづくりセンターさんの後援をいただいております。

---------記---------

■□■第22回例会 町家であそぼ!
「京都西山・苔香居でぬくぬくおくどさんのごはん満喫day♪」のご案内■□■

日 時:2009年12月6日(日)午前11時~午後2時頃
集合場所:阪急嵐山線上桂駅改札口(一箇所です) 午前10時15分

★上桂駅より会場まで徒歩にて10分余かかります(上り坂)。
 おみ足に不安のある方は阪急京都本線桂駅よりタクシー(10分弱)をご利用ください。
 集合: 午前10時40分

内 容:苔香居のお話(第20代ご当主・山口俊弘氏)
おくどさんでごはんとお味噌汁づくり+ごはんタイム+お庭散策他

持ち物:エプロン、手ぬぐい(タオル)、お箸。汚れてもよい服装でお越しください!

会 場:苔香居(京都市西京区山田上ノ町25) MAP

定 員:15名程度(定員になり次第締め切りますので、お申し込みはお早めに!)
会 費:当会会員3000円/非会員3500円
   ※幼児500円 小中高生1500円 大学・専門学校生・職人さんの卵:2500円。
★当日会費には、建物維持管理のための寄附を含みます。

申込み:京町家・風の会申し込みサイト
もしくはFAX.075-841-8089まで。
◎FAX.の方は、以下の項目をご記入の上、送信してください。
1)氏名(ふりがな)  2)会員/非会員 3)連絡用電話番号(携帯電話)
   4)住所 5)集合 駅/会場の別 6)備考

申込み締切:12月4日(金)正午(キャンセル締め切りも同日です。)
  それ以降のキャンセルは大変恐縮ですが、会費をご負担くださいませ。。。 
◎ただし定員になり次第締め切ります。お申し込みはお早めに!
◎いただいた個人情報は、集計および連絡のみに使用いたします!

★ ご参加くださる方へお願い★
●準備の都合上、なるべく早い目にお申し込みいただけると嬉しいです。
●当日のご連絡は、電話090-1131-8074(井上)まで願います。
●駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。
●託児はございません。お子さま連れの場合、各自で看てあげてくださいね!


お問い合わせは↓
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  特定非営利活動法人(NPO法人)京町家・風の会 URL
  〒602-8354 京都市上京区下立売通七本松西入る西東町364
   電話 075-841-8074 FAX.075-841-8089
    E-Mail:machiya@kyo-kaze.jp 事務局ブログ
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第21回例会「市中の山居・長江家で京菓子を愉しむ会」のご案内

2009-10-16 18:00:24 | 例会・イベントのご案内
花野麗しき季節となりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
お待たせしました!
次回例会「市中の山居・長江家で京菓子を愉しむ会」のご案内です。

長江家(屋号:大坂屋)は、丹波亀山(現・亀岡市)出身の初代が
元文元年(1736)に上洛して呉服商を創業。三代目が文政5年(1822)
に現在の地に居を移し、今なお白生地卸商を営んでおられる他、
ご当主は(財)祇園祭船鉾保存会理事長も務めておられます。

現在の母屋北棟は、慶応4年(1868)の建築。今回会場にお借りします
南棟および離れは、明治40年(1907)の建築で、表屋造り-おもてやづくり-
の京町家です。一方、離れは重厚な母屋と対照的に、庭に面して明るく、
なみうちガラスが非常に印象的です。なお、主屋北棟と南棟・離れ座敷・
化粧部屋・旧蔵・新蔵が京都市指定有形文化財に指定されています。

今回は、表通りの喧騒から別世界のような深い静寂につつまれた
佇まいの中、長江家をイメーヂした京菓子を愉しんでいただきます。

菓子解説は、「京都・和菓子の会」主宰中川典子(当会理事)、
特別ゲストに虎屋文庫の中山圭子氏。もちろん、長江家ご当主のお話も。
お茶は、宇治茶の主産地・和束から日本茶インストラクター松石三重子氏に
お願いいたしました。

あれやこれやいろいろお楽しみいただければ…と存じます。
ご参加、お待ちしております♪


●ご注意● 今回は、「特定非営利活動法人京町家・風の会」と「京都・
和菓子の会」の共催ですが、参加お申し込みは「京町家・風の会」で
のみ承ります。お間違いなきよう、よろしくお願い申し上げます。

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日 時:2009年11月14日(土) 午前10:30・午後1:30・3:30の3席
場 所:長江家(京都市下京区新町通仏光寺上る船鉾町394)
アクセス:京都市地下鉄・阪急四条烏丸駅より徒歩5分
定 員  各回30人(定員になり次第締め切らせていただきます。)
会 費:京町家・風の会会員および過去に和菓子の会にご参加いただいた
    ことのある方:3000円/和菓子の会初めての方:3500円
    学生(高校生以上):3000円/子ども(中学生以下):2000円
  ※上記会費には文化財維持保存のための協力金が含まれます。
  ※参加御希望の方は、事前に必ずご予約をお願いします。
問い合わせ:特定非営利活動法人「京町家・風の会」事務局(井上)
 Eメイル machiya@kyo-kaze.jp TEL.075-841-8074  FAX.075-841-8089まで。
申込〆切:平成21年11月7日(土)まで ※ただし、定員になり次第締め切ります。
お申し込みはお早めに!

申込先:風の会申し込みサイト http://www.kyo-kaze.jp/mailsanka.htmもしくは
電話(075-841-8074)
  ※希望の時間を必ず明記してください(午前10:30・午後1:30・3:30)。
  ※和菓子の会参加経験者は、直近のご参加日時をお書き添えください。
  ※人数の関係でご希望に添えかねる場合がございますがご容赦のほど。
  ※季節柄、町家は冷えます。あたたかくしておでかけくださいますように。
  ※若干の椅子席もご用意いたしております。お申し込みの際、お訊ねください。
  ※当日のご連絡は、事務局井上090-1131-8074まで願います。


キャンセル〆切:平成21年11月9日(月)それ以降のキャンセルは大変恐縮ですが、
会費をご負担くださいませ。

主催  特定非営利活動法人「京町家・風の会」 / 「京都・和菓子の会」
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 NPO法人「京町家・風の会」http://www.kyo-kaze.jp/ 事務局
Tel.075-841-8074 Fax.075-841-8089 HP 090-1131-8074
 E-mail  machiya@kyo-kaze.jp ブログ 風の会 日々歩
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話乃輪どこまでも~第19回例会ご報告~

2009-10-04 11:24:56 | 例会・イベントのご報告


9月19日、第19回例会「町家、ふたたび -伝統工法の復権~新築と改修-」がありました。
お題だけ見れば少々硬め、従来ではセミナー系の例会で取り扱ってきたタイプのものです。
が、今回は敢えて「わのわ例会」と銘打ちましていわばお題のあるよもやま例会のような形をとってみました。(わのわ例会についてはこちら→

お運びくださったのは非会員の方含め10名の皆さま。
連休初日とあってかなんと約半数のかたが遠方からおいでくださいました。

今回話題をご提供くださったのは川端建築計画主宰・建築士の川端眞氏。
新築町家のお話を中心にあれやこれやとお話してくださいました

お茶とお菓子を傍らに、参加者の方からもお住まいの地域の話や質問が飛び出して、予定の時間があっという間に過ぎました。

話題に出てくる部材や建築用語にも、会場のぎゃらりぃ和こころさんも町家でしたので、時にはみんなでどれどれ~と見まわしたり、代表理事が川端さんのお話を受けて「ここなんかがそうです」と実例を示したり、具体的にイメーヂしつつお話を伺うことができたような気がします。

テーマがあるとはいえ、どこに転がっていくのか誰にも予想できない例会でしたが、川端さんのやわらかいお人柄も充分に感じていただける距離で参加者の方それぞれがご自分のご関心にかかわる何事かを持ち帰っていただけたようで、なかなか今後の可能性の感じられた例会となりました。

本題についてもお勉強~という感じではなく「わかりやすかった!」「本音トークで面白かった」というお声を皆さまからちょうだいいたしました


終了後の懇親会(於:上七軒の糸仙さん)も例会の延長さながらに円卓を囲み(中華やったので…)、楽しい時間となりました

今後もテーマによっては話乃輪あるいはよもやま例会と、より楽しくなる方向を探っていきたいと考えております。


最後になりましたが、ご参加いただいた皆さま、講師の川端さま、会場を提供くださったぎゃらりぃ和こころさま、ご後援くださった(財)京都市景観・まちづくりセンターさまに改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。



↓川端さんが当日のご感想をupしてくださっています☆
NPO法人 甲賀 森と水の会ブログ