本番車のキャブ本体のパーツ交換で一安心・・・でしたが？
今度は練習車！
電気・キャブの様子を見に行った時に、その後で練習車のシリンダー＆ピストンのならしをしようと思っていたんですが・・・ニードルにはまってしまい、１回も走らせないで帰ってきたんです。
２日の土曜日、２台のフロントフォーク＆予備１ｓｅｔのＯ／Ｈを自分でしたんです。
練習車だけなんですが、今回使ったのはこのシール・・・
雑誌でも広告が出てた物。
どんな具合になるのか楽しみです。
練習車の電気関連の整備もしておかないと・・・で、一通り外して通電状態を確認＆場所によってはブラシで汚れを落としてオイルを軽～くのせます。
その作業中に・・・・発見？
ジェネレーターカバーを外して、ローターをインパクトで外そうと押さえた時・・・・？
なにやら違和感を感じたんです・・・ほんの瞬間なんですが？
まだセンターボルトをゆるめてないのに微妙に動いた？
速攻でボルトをゆるめ、ローターを外して・・・クランクシャフトを直接さわると・・・動く！
クランクのベアリングにたてガタが出てるんです。
この間、整備した時には・・・だったんですが？
そこでパーツを戻して、ガソリンを入れてエンジンをかけると、半端じゃ～ない振動がハンドルに伝わってきます。
シリンダー＆ピストン交換後、エンジンをかけてチェックして以来、かけていなかったのですが、その際には当然ですが、こんな振動は全く出ていませんでした。
５～６分のアイドリング後、様子を見ながらパーシャル。
ヤバイ！・・・エンジンの振動に加えて、なにやらいやな音が出だして・・・キルスイッチ。
エンジンを降ろします。
あれ～エンジンをフレームに止めている下のマウント部分が剥離！
これが振動の原因か～？と思いながらも・・・ヘッド・シリンダーを外して・・・さらにビックリ！
写真のようにピストンのスカート部分に２ヶ所のクラック！
クランクからの振動でしょうね～？
コースに出てたら？と、考えると・・・
この日に、このような形でもわかったことは、トラブルですが・・・超ラッキーか？
前回、クランクを交換する際にベアリングは大丈夫だったので、せこい話ですが再使用したんです。
本番車と比べても使用頻度が高い練習車ですからね～１年以上使うとこん感じになるって事ですね～
ま～今回は、大きな出費を未然に防げましたけど、そもそもベアリング自体は、高価なパーツじゃ～ありませんからね～クランクを交換する際には、必ず一緒に交換しろ！って事です。
また自分の気持ちとして、この程度のシングルエンジンを降ろしてバラバラにして・・・って、作業を面倒と全然思わない分・・・”音が出たらバラせばい～かな～？”・・・って！
エンジンをいじるのが、昔から飯を食うより大好きな性分なもんですから、そのことも影響があるんですかね～？
問題のクランクベアリングを外します。
それと、またまたせこい話なんですが・・・
１レースで基本的には、本番車のピストンＡｓｓｙを交換するようにしています。
正直、もったいないぐらい・・・まだまだ使えますよね～
その交換したピストンを練習で使ってから処分します。
今回のピストンも１レース使用したピストン。
ピストン自体の問題は絶対に無いと思いますが、エンジンをかけて終了は！もったいなかったです。
今回、シリンダーを交換する前のクリアランスは、かなり広がっていました。
ベアリングのガタが出始めても、シリンダーのクリアランスが広くてピストンも少し首を振っていたことを想像すると、全体的にほどよく？と言って良いのでしょうか・・・
各部品の磨耗が、変に力を分散していたんでしょうか？
シリンダーを新しくしたことで、そのバランスが崩れて・・・突然の振動？につながったんでしょうか？
日曜日・・・しっかり集中して、各パーツをチェックしながらエンジンを組み直しました。
実～に今度はスムースな動きに戻ってくれました。
後４ヶ月・・・がんばって元気に走って欲しい大切な練習車です。