5日目。今日は、「オランジュリー」・「オルセー」・「ルーブル」と3つの美術館巡りの日。
水曜日はルーブル美術館が夜9:00まで開いているので、ルーブルは一番最後にゆっくりと見学する事になった。
ホテルから大通りへ出てオペラ座の反対方向を見ると、向こうにヴァンドーム広場にある記念柱が見える。
ディオール等の店があるヴァンドーム広場
朝早いので、もちろん店は閉まっております。
ヴァンドーム広場を抜け、その先のチュイルリー公園を抜け、コンコルド広場に沿って歩いて行くとセーヌ川の側にオランジュリー美術館がある。
チュイルリー公園 ワンコの散歩
公園の中を騎乗したおまわりさん?
コンコルド広場
並んでいる鳩と観覧車
【オランジュリー美術館】
10年前にパリを訪問した時は改修中で入館出来なかったので、今回訪れる事が出来て感激だった。
撮影は禁止で、荷物は預けるようになっていた。
セザンヌ、ルノアール、ユトリロ、マティス、ルソー、モディリアーニと、印象派から20世紀初頭の画家の絵画が揃っている。
お目当ての1階のモネの”睡蓮”は、丸い天井から差し込む自然の柔らかな光が睡蓮の連作に注ぐ、二つのホールにあった。
真ん中に設置してあるイスに座ると、どこを向いても8枚の大きな”睡蓮”がある。
それが、時間と共に変化する天井からの光によって、”睡蓮”の色彩も微妙に変わる。
二つのホールを行ったり来たりして、ゆっくり変化を鑑賞し至福の時を過ごした。
モネは日本人に人気があるのか、朝一番にもかかわらず日本人が多く、いつの間にか東京から来た人と”睡蓮”を観ながら、お互いに話が弾んでしまった。
オランジュリー美術館
オランジュリー美術館から、コンコルド橋を渡ってセーヌ川沿いに少し歩くと、オルセー美術館が見えて来る。
セーヌ川から見えるオルセー美術館
【オルセー美術館】
オルセー美術館
美術館入り口には、多くの人が並んでいた。
でも、我々はミュージアムパスを持っていたので、すぐ入る事が出来た。
ルノアール、モネ、マネ、ミレー、ゴッホ、ゴーギャン、ドガ、セザンヌ、ルソー等、知っている絵画がいっぱい。でも、ここも撮影は禁止。
前回来た時、モネの”傘をさす女”の左向き・右向きの壁一面の大きな絵画を観た時、不思議な体験をした。
風がサーっと、吹いてきたのを感じたのだ。
それまでルノアールが好きだったが、それ以来モネが大好きになってしまった。
今回、あの2枚の絵画に会えると、楽しみにしていたのだが、くまなく館内を探したが見あたらなかった。どこに行ってしまったのだろう。
美術館内のレストラン
美術館内のレストランの前では多くのが順番を待っていた。我々も並び店内へ。
メニューはいろいろあったが、”Todays メニュー”にした。
ランチの撮影をするには、周りの目が気になったので画像は無いのですが。
バスケットに入ったパンと、鮭に野菜のソースがかかったメインと、プリン風メレンゲのデザートというものだった。
どれも美味しかった。食後のコーヒーを追加したら、ここもエスプレッソが来た。
パリではコーヒーを注文すると、どこも最初からミルクがたっぷりのコーヒーが来る。
パンも個々のパン皿ではなく、二人分がバスケットにまとめて来る。
デンバーの友達がニースの人から聞いた話では、フランスではパンはお皿には置かず、ナプキンの上に直接置くのが普通なのだそうだ。
お皿に置かないのは、少し抵抗があったが、パンはどこで食べても美味しかった。
予定が思ったより進んだので、明日の予定にしていた”奇跡のメダイ教会に行く事にした。
オルセー美術館から東側のパック通りを、南にずっと歩いて行くと道沿いにある。
小さな教会で、入り口も分かりにくいです。
そのまま行くとパリの老舗デパート、”ル ボン マルシェ”が左側にあります。
【奇跡のメダイ教会】
教会正式名はサンヴァンサン・ド・ポール愛徳修道女会礼拝堂教会です。
1830年12月、聖堂の修道女カタリナの前に聖母マリアが現れ、おつげをされたそうで、聖カタリナ・ラブレの遺体(不朽体)が置いてありました。
キリスト教徒の有無に関係なく、奇跡のメダイを身につける人は幸せになれる言われている。
道路から見た教会
白と淡いブルーの清楚で美しい教会でした。教会内は撮影禁止。
信者の方が真剣に祈ってらして、厳かな雰囲気でした。
教会入り口
ポストカードから教会内部
売っている”奇跡のメダイ” ブルーの分はペアで入っていた。カップル用?
【ルーブル美術館】
ピラミッドが見えてきました
前回は、ほとんど2階の絵画に時間を費やしたが、今回は、くまなく見て回った。
ニケの像 ミロのビーナス
聖母子と聖ヨハネ トルコ風呂
夏 真珠の女
ガブリエル・デストレとその妹
「レースを編む女」は貸し出されていました。
ハムラビ法典 マグダラのマリア像
ピラミッドの中より
すっかり暗くなり、この日は終了。
ホテルまで歩いて帰りました。普段は車の生活なので足はパンパン。
こんなに歩いたのは久しぶりでした。
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