撫子的な日々

どーってことない日常の魂のつぶやき

ロンドン&パリの旅 ”ウェストミンスターアビーとテートブリデン”

2011年12月01日 | ロンドン&パリの旅
3日目。この日はそれまでと違い霧に包まれた朝だった。
今日は、ウェストミンスターアビーと、その近くのテートブリデン美術館へ行く予定だ。

                  
                   
                    ウェストミンスターアビー


3時過ぎにはユーロスターでパリへ移動するので、ゆっくりしていられない。
ウェストミンスターアビー開館時間9:30分には入る予定で、朝早く起きた。
この日は初めて、ホテルで簡単な朝食を取った。
昨年は、5ポンド追加でベーコンや卵等が食べられる朝食付き宿泊だったが、5ポンド払う割りにはしょぼいメニューだったので、今回は飲み物とパン付きだけの宿泊。


さっと朝食を済まして、国会議事堂辺りも歩いてみたいので通勤客に混じり地下鉄へ。
去年は一日トラベルカードを使って移動したが、今回はオイスターカードを初日に買って移動している。




オイスターカードは駅で販売していて、日本のイコカやスイカと同じ。
切符だと初乗り4ポンドなのに、1.2ポンドで済む。
その上何回乗っても1日の料金の上限(5.6ポンド)規定があるので、イコカよりお得だ。
購入機では日本語表示も出るので、簡単に買えるのが嬉しい。
デポジット3ポンドいるが、使用不要になったら未使用分と共に返金してくれる。
私達はまた来るかもと、そのまま持ち帰った。


ラッセルスクエアからグリーンパークでジュピリー線に乗り換え、ウエストミンスター駅へ。

テムズ川の向こうにはロンドンアイが見える。






TVでよく見るテムズ川沿いからのビッグベンが見たいので、ウエストミンスター橋を渡ってみた。



 霧の中の国会議事堂。なかなか良い。


「これが名物の霧のロンドンか~」と、体験出来て何やら嬉しい。
行き交う人々を見ると、誰も傘なんて差していないのも日本と違う。


    
     
   ロンドンアイ側にある2頭馬車の像と広告旗。こんな所に日本語が。



たっぷり霧のロンドンを楽しんだ後、ウェストミンスター寺院へ。

  


昨夜のホテルのTVで、ウェストミンスター寺院でエリザベス女王や、チャールズ皇太子、ウィリアム王子、キャサリン妃達が揃って第一次対戦での戦没者を追悼していたのを思い出した。

「ポピーディ」と言うらしい。





ナショナルギャラリーでも街中でも、日本の赤い羽根募金のように襟に赤い花を飾っている人達を見かけ、「何だろう?」と思っていたのだが、これだったのだ。

昨日見かけた人々の胸の赤いポピーの花が、寺院の庭のあちこちに並べて飾ってあった。


         






寺院に入ってみると荘厳な雰囲気だった。
ここで戴冠式が行われ、ダイアナさんの葬儀や、4月のウィリアム王子の結婚式もここだったんだなあと、思いながら見学。
入り口で「ウェストミンスター寺院へようこそ」と書かれた日本語の冊子を貰い、案内通りに回ってみる。
無料で日本語の音声ガイドも貸してもらえる。

歴代の王や女王と共に、廊は違うがシェークスピアや有名な詩人、チャーチル等の政治家などの墓もある。
戴冠式の椅子を見学し、後ろの方の廊に行くとヘンリー7世の墓があった。
総じて教会の中は暗いが、階段を上がってヘンリー7世の墓に行くと、ステンドグラスが美しく急に明るく華やかだった。

私にとって興味深かったのは、エリザベス1世と、エリザベスによって裁判にかけられ処刑されたスコットランド女王メアリー・ステュアートの墓が、向かい合って鎮座していた事だった。
正統なイングランド王位継承権者と言われながら幽閉され、陰謀事件によって処刑されたメアリーの生涯を少なからず気の毒と思っていたので、エリザベスと対峙した位置に美しい姿を彫刻した墓があるのを見た時は、何やら嬉しかった。

撮影許可がないので画像は無いが、私は好きな寺院でした。


ウェストミンスター寺院を後にして、テムズ川沿いを歩きながら「テートブリデン」を目指す。








 ビクトリアタワーガーデンを抜けて行く。



 
  テムズ川沿い




ロンドン市内自転車ツアー用の自転車なのだろうか


     

15分ほど歩くと「テートブリデン美術館」に着きました。



  テートブリデン美術館



  有名な   『オフィーリア』
 
怖いくらい写実的だった。
もう一つのお目当ての「シャーロットの女」は貸し出し中だった。



 
 あちこちの「ターナー」のコーナーでは、学生達が熱心に模写をしていました。

ターナーの初期から晩年までの作品が多く展示してあります。


   
         美術館内




テートブリデンを後にして地下鉄ピムリコ駅へ。すぐ近くです。
ビクトリア線でクリーンパークで乗り換えラッセルスクエアへ。


  

       
       地下鉄構内では演奏のパフォーマンス

 

ホテルに帰りチェックアウト後に預けていたスーツケースを受け取り、1駅先のキングスクロス駅へ。

ラッセルスクエアは便利な駅だった。
ユーロスターを利用するのにも1駅だし、駅の前にはスーパーのテスコがあり、食事の店も側にあり、ホテルからも歩いて5分もかからなかった。



   

ユーロスターはラッセルスクエア駅となりのセントパンクラス駅から出ている。



   
       構内


パリまで2時間ほどで着くが、1時間の時差があるのでパリ到着時間は6時17分着。
普通、ロンドン~パリ北駅間は、途中2駅停車するが、我々が乗ったユーロスターは直行便だった。
スーツケース置き場は、入り口すぐにあった。



パリ北駅に着いたら、もう辺りは暗かった。
タクシー乗り場にまっしぐらに行き、20分程並んでタクシーへ。


タクシーの若いお兄さんに行き先を言うが通じない。
メモっていたホテル名と住所を見せて、ようやくホテルに到着。
お兄さんには英語が全然通じなかった。改めてフランスに来たのだと認識。


 
   ホテル 「ドゥヌー オペラ」


ホテルはオペラ駅前南側、駅まで3分程で、百貨店「ラファイエット」や、スーパーの「モノプリ」も近く、ルーブル等の美術館にも徒歩圏内という抜群の立地条件だった。
受付の美しい女性が、英語で応対してくれたのでホッとした。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿