今年も未明からホトトギスが鳴いています。
実に辛抱強く鳴き続けるので、布団の中で時にあきれてしまいます。
けたたましいような声で、「特許許可局」を繰り返すのです。
テレビで何度か見た、ホトトギスのウグイスの巣への托卵行動・・衝撃的でした。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ホトトギスのさえずりも聞けますホトトギスのさえずり
夏鳥として渡来する
オスの鳴き声はけたたましいような声で、「キョッキョッ キョキョキョキョ!」と聞こえ、「ホ・ト・...・ト・ギ・ス」とも聞こえる。早朝からよく鳴き、夜に鳴くこともある。この鳴き声の聞きなしとして「特許許可局」や「テッペンカケタカ」が知られる。
体長は 28cm ほどで、ヒヨドリよりわずかに大きく、ハトより小さい。頭部と背中は灰色で、翼と尾羽は黒褐色をしている。胸と腹は白色で、黒い横しまが入るが、この横しまはカッコウやツツドリよりも細くて薄い。目のまわりには黄色のアイリングがある。
カッコウなどと同様に食性は肉食性で、特にケムシを好んで食べる。また、自分で子育てをせず、ウグイス等に托卵する習性がある。
ウグイスに育てられたホトトギス・・2週間の記録・・(これはすごいです)
http://www4.kcn.ne.jp/~fuji-y/nakai/hototogisu/
托卵とは他の鳥の巣に自分の卵を産み付け、他の鳥に自分の子を育ててもらう自然の仕組み。どうしてそうなったかは定かではありませんが、ホトトギスを含めカッコウの仲間は托卵することで有名な鳥類です。
ホトトギスはウグイスの巣を見つけると、すかさず卵を一個産み付けます。もちろんすでにウグイスが卵を産みつけている巣でないといけません。そしてウグイスの親に気づかれないように、その場でウグイスの卵を一個下に落として数を合わせるのです。・・・つづく・・・
「天下人とホトトギス」
鳴かないホトトギスを三人の天下人がどうするのかで性格を後世の人が言い表している(それぞれ本人が実際に詠んだ句ではない)。
これらの川柳は江戸時代後期の平戸藩主・松浦静山の随筆『甲子夜話』に見える。
・鳴かぬなら殺してしまへ時鳥 <織田右府(織田信長)>
---この句は、織田信長の短気さと気難しさを表現している。
・鳴かずとも鳴かして見せふ杜鵑 <豊太閤(豊臣秀吉)>
---この句は、豊臣秀吉の好奇心旺盛なひとたらしぶりを表現している。
・なかぬなら鳴まで待よ郭公 <大權現様(徳川家康)>
---この句は、徳川家康の忍耐強さを表している。
(ちなみに、この句の中に出てくる時鳥・杜鵑・郭公は、すべて「ホトトギス」のことです。)
HN:自然大好き人間