黒ウサギ外伝

本編『黒ウサギ的こころ』のブログです。

現場検証

2019-06-14 16:21:43 | バイク
鹿ドン事故から4週間が経ちました。

体の方は、肩が痛いというか重い感じはあれど生活に全く支障なくなりました。

クロスカブの方もウインドシールド(要交換)以外は修理完了して鹿ドン前の状態に戻った。

そして退院後、仕事も以前と同じになり、少しだけ余裕が出てきたので、事故当時の状況を振り返ってみる事にした。

この時もトラックログを取るためにガーミンのGPSを積んでたから、事故現場をピンポイントで調べる事が出来るので見てみます。

まずは、地図にログを落してみます。


大体この辺りで鹿ドンして、画像右(東)方向へログが行ってるのは、JAFさんにクロスカブが運ばれて行ったログも残されてます。


これが鹿ドン時の詳細なログデータで、青い色の部分で衝突直前の速度と時間が分かります。これを見ると衝突直前の速度が47.2キロで、その後44.1キロ、そして衝突時が17.4キロで、その方位角度が47度から37度そして314度になってるから、この時バイクが倒れて向きが変わってるのが分かります。


地図上の場所としては、人が写ってる所です。


そこで思ったのがスピードなんです。今回は、1時間当たりの平均巡航速度を45キロと設定してたので、この速度を維持するには55~60キロの速度で走らなければいけませんが、ガスがかかった状態なので、その速度に達して走行してる時間はわずかです。


5万の地図だと鹿ドン地点はここでした。


ドライブレコーダーの衝突直前の画像がこれ。


グーグルマップだとここだから、道路標識を見ると間違いなく鹿ドン地点はこの少し先です。

でね、何度も書いた通り、鹿ドン防止策として考えたのが、夜は走らない事と、走っても速度を10キロ落として走る事ですけど、時速47キロで走ってて鹿ドンして骨折するわけだから、更に速度を落して走るとなると40キロ弱まで落さなければいけません。となると殆ど距離を稼げないとなります。だったら昼間だけ走れば良いとなるが、昼間だって危険性はゼロじゃありません。いやはや事故防止策の決定打に欠ける現場検証です。

ちなみに、ここまでずっと人家の無い真っ暗な道だったわけですがね。


あと400m走れば人家や自販機に辿り着いたので、なんかやるせない気持ちになりました。

というわけで、傷が癒えたらこの自販機まで、現場検証ツーリングに行きたくなった。

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8 コメント

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獣たち (ポン吉)
2019-06-15 05:45:29
北海道の郊外ではどこにでもある風景で、鹿も羆もキツネもタヌキもいつ飛び出してきても不思議じゃない雰囲気ですね。
私の住む沢も同様で、これらの動物たちが普通にまわりに生息しています。
一昨日の夜、野生のプーさんが畑の脇に挨拶にきました。何年も前からですが畑を横断するルートがプーさんの通勤ルート?なんですよね。
鹿はパンパーをかすった程度ですがコイツも普通にいます。
国道から家までのたった700mほどの砂利道ですが夜はとくにスピードは出せません。(せいぜい20km/hがいいとこです)
注意しながら走るのはもちろんですが、あとは運を天にまかせるしか無いんでしょうかね。
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ポン吉さんへ (黒ウサギ)
2019-06-15 10:29:04
ポン吉さんの場所なら動物の飛び出しは切実ですね。
20キロで走るとなると700mだから良いですが、長距離なら自転車と同じなので距離が稼げませんね。
一回ぶつかってしまうと色々考えてしまい、打開策というか良策を考えるけど、どうしても運というのもあるのかと思ってしまいます。
昼だけしか走らなければ確率は減るんでしょうが、長距離となるとやっぱり夜もはしらさりますから、いまだ思案中です。
というか、いつものキャンプ地だって鹿が沢山出るし、帰りは真っ暗なんてざらにありますからね。
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Unknown (みちのく好き)
2019-06-15 12:14:11
中川記念館の近くでしたか。
あの近辺では明るい時間帯でも、たむろっているのを見たことがあります。
それにしてもトラックログって凄い!
かなり細かなデータが記録されるのですね。

運転対策については、あまり良くない事かもしれませんが、ぼくは夜間走行時だと、肘がセンターラインをかすめるイメージで走っています。
バイクのライト照射範囲だと、それが一番走りやすいので…
対抗車や追い上げ車が来たら、寄せるって感じですね。
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みちのく好きさんへ (黒ウサギ)
2019-06-15 15:57:59
そうなんです。
北海のひぐま記念館の近くでした。
もう少し走ってサンタランドも帰路に見学予定だったんですけどね。
これもおあずけとなりました。

GPSは登山用というか航空機用なのでバイクツーリングでは必要ないぐらいの情報が見られます。
林道のログには高度もしっかり出るので最高でした。

>、肘がセンターラインをかすめるイメージ
夜間走行では、これはアリですね。
なにせ小排気量のカブなのでキープレフトで走ってました。
誰もいない夜道ならカブでも使えます。
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Unknown (二兎を追う男)
2019-06-16 01:01:17
いや~
こんなに詳細な検証が出来るなんて、凄いですねえ。
GPSにオンボード動画に、グーグルマップ。
まさにデジタル時代そのもの。
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二兎を追う男さんへ (黒ウサギ)
2019-06-16 07:46:19
昔なら衝突時の速度なんて記憶でしか分かりませんでしたからね。
私は60km弱で走行してたと思ってたけど、実際は47キロでした。
しかしまあ、こういう情報が全部含めても3万円ちょっとなんだから安いと言えば安いです。
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考えました (うどん好き)
2019-07-01 16:43:59
黒ウサギさん こんにちは

遅いコメントで失礼します。
今回の鹿ドン事故について私なりに考えました。

まずは、今回の鹿ドン事故に黒ウサギさんに非があるのか?という事です。
これは黒ウサギさんが書かれてるように、視界が悪い夜間走行が原因の一つだと思います。
それでも速度が47kmなので普通の車なら60km以上は出てると思いますから、それはやむを得ない事故ではなかろうかとも考えます。
結局、私がいっぱい考えた事は黒ウサギさんがすでに考え終わった事なのだと思いました。

最近起きたクマ衝突事故2件もそうですが、急に出てきたら止まれないとしか言えないと思います。
でも、それじゃ対策になりませんから、注意して走るという以外、対策らしい対策は私の頭では考えられませんでした。
結果、なにを言ってるか私自身分からないって事しか分かりませんでした(笑)
なんか、バカなコメントで失礼します。
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うどん好きさんへ (黒ウサギ)
2019-07-01 18:14:38
言わんとしてる事は分かります。
記事に書いた通り明確なシカドン対策が見つからないので、これからも不安が残るという事だと思います。
それでも、今までよりは改善されたと思いますけどね。
もちろん過信は出来ませんからタイガーホースを持って走るシカないという事だと思います。
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